前野健太、初のライブ盤にバンドでの名演収録

前野健太がキャリア初のライブアルバム（タイトル未定）を10月22日にリリースすることが決定した。

この作品はジム・オルーク、石橋英子、須藤俊明、山本達久とのバンド「前野健太とソープランダーズ」のライブ音源をパッケージ化したもの。ソープランダーズとともにレコーディングされた近年のアルバム「オレらは肉の歩く朝」「ハッピーランチ」からの楽曲だけでなく、ソープランダーズのアレンジと演奏で進化を遂げた初期曲「love」「友達じゃがまんできない」「ロマンスカー」なども収録される。

さらに「ハッピーランチ」のツアーで初披露された「SHINJUKU AVENUE」や、ソロツアー「歌のこけし集め」で生まれた「Dior」「春の夜の夢のごとし」といった新曲3曲も収録。前野による予定外のソロ演奏をきっかけに、バンドが即興で新たな彩りを添えていく場面なども記録され、ライブドキュメントとしても聴き応えのある内容になっている。

デラックスエディションは、CDとは収録曲が異なるライブDVDが付いた2枚組仕様。DVDに収められるのは「ハッピーランチ」リリースツアーのファイナルとなった今年4月の東京・渋谷CLUB QUATTRO公演の模様で、春とは思えないほどの暑さになった一夜を7台のカメラで捉えている。さらにDVDには東京・東京キネマ倶楽部で行われたデビュー6周年記念ライブの映像や、ビデオクリップなどの特典映像も収録予定。そしてライターの北沢夏音による前野健太に鋭く切り込んだテキストと、ライブ写真で構成されたブックレットが封入される。

なお8月20日には「ハッピーランチ」のアナログ盤が限定生産で発売されることも決定している。