MOTSU曰く“神イベ”「アニソンCLUB！」始動

アニメソング系ライブ映像の配信サイト「animeloLIVE!」が手がけるイベントシリーズ「アニソンCLUB！」がスタート。その第1回が8月16日に東京・AKIBAカルチャーズ劇場で開催される。

「animeloLIVE!」はメインMCのMOTSU（ALTIMA）と、アシスタントの声優・華山梨彩、ダンサー・景山菜奈が毎回アニメソング系アーティストを迎え、トークやライブを繰り広げるイベント。毎回無料で観覧者を募集し、またイベントの模様は「animeloLIVE!」の有料会員を対象に生配信される。観覧希望の応募方法やゲストなどの詳細は後日発表。

なお6月28日にはこのイベントのパイロット版となる「アニソンCLUB！ vol.0」が東京・ニコファーレで行われた。

MOTSUと景山、そしてゲストの奥井雅美といとうかなこによる、「Animelo Summer Live 2007」のテーマソング「Generation-A」のセッションで幕を開けたイベントは、メンバー紹介タイムからスタート。ステージで待つ景山と合流した華山が2人で奥井、いとうを紹介し、数日前に出演が決まったというサプライズゲスト、声優・Machicoをステージに呼び込むと、会場からは大歓声が。またMOTSUが、景山、華山が影山ヒロノブの愛娘であることを明かすと、今度はフロアからどよめきが巻き起こった。

イベント前半はトークパート。「『アニソンCLUB！』について」「『Animelo Summer Live』（アニサマ）について」など、ニコファーレの巨大LEDディスプレイに表示されたお題について語り合い、また華山曰く「完全に記録用として撮影しているため、映像化の予定は一切ない」という今年5月の台湾でのライブイベント「ANISAMA WORLD 2014 in TAIPEI」の映像のお披露目コーナー、ゲームコーナーなどが和やかなムードの中、進行する。台北で「空にかける橋」を歌う自身の映像を観た奥井が、この曲がアニメ「テイルズ オブ エターニア」のエンディングテーマであることになぞらえて国内のライブでは滅多に見せないコスプレ風衣装を披露したことなど裏話を明かし、自身の歌う「Hacking to the Gate」のライブ映像に一同が見入る状況に耐えきれなくなったいとうが「何か話そうよ」とボヤくなど、笑いの絶えない時間となった。

しかしイベント後半、ライブパートになれば一転。トップバッターのいとうは、華山ともう1人のダンサーを引き連れアニメ映画「劇場版 STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ」の主題歌「あなたの選んだこの時を」をタフにパフォーマンスしたかと思えば、アニメ「ROBOTICS;NOTES」のエンディングテーマでバラードの「トポロジー」を優しく歌い上げる。トークパートのゆるふわムードを一掃するかのように、圧倒的なステージを繰り広げた。

間髪入れずに登場したMachicoも、真紅のペンライトの光があふれるフロアを前に、篠原涼子「恋しさと せつなさと 心強さと」をパンクアレンジでカバー。自身のデビューのきっかけになった「ホリプロタレントスカウトキャラバン 次世代声優アーティストオーディション」の審査員でもあった奥井から「カッコよかった」とのお墨付きを受ける堂々たるステージを披露する。

その奥井のライブは「最近あんまりやっていない」と語る、自身の90年代のナンバー2曲で構成。アニメ「スレイヤーズNEXT」のエンディングテーマ「邪魔はさせない」と、アニメ「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ」のオープニング曲「Shuffle」を立て続けに叩き込む、「アニソンCLUB！」ならではのセットリストにフロアはこの日一番の大歓声で応えていた。

ライブパートのラストはコラボ曲2連発。奥井に呼び込まれた全出演者はまず、フロアとともに高橋洋子「残酷な天使のテーゼ」を大合唱する。そしてステージをあとにするも、その直後には大きなアンコールの声が。これに応えた全出演者は改めてステージに登場し、今年の「アニサマ」でそのリアレンジバージョンがテーマソングに採用された、第1回「アニサマ」のテーマソング「ONENESS」を合唱。トークパートのゆるふわぶりに言及するMOTSUが語る通り「謎の感動」に包まれる中、この日のイベントの幕を閉じた。