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5時間ノンストップで大騒ぎ!竹山R&Rフェスは異様な熱気

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テレ玉ほかで放送中の音楽バラエティ番組「竹山ロックンロール」によって企画されたライブイベント「TAKEROCK FES at AKASAKA BLITZ」が6月15日に東京・赤坂BLITZで開催され、個性的なアーティストやお笑い芸人たちが約5時間にわたって熱いパフォーマンスを繰り広げた。

オープニングを飾ったのは、番組MCの1人である藤岡みなみ率いる、藤岡みなみ&ザ・モローンズ。彼女はトップバッターとして会場を温めるべく髪を振り乱しながらギターを掻き鳴らし、「カンペ見てんじゃねえよ!」と言ってネロ(G)の足元の紙を丸めて捨てたりと、いつもよりも荒ぶったステージを展開した。観客に「お前ら! オープニングアクトだからって何も起きないと思ってるんじゃないだろうな!」「今日はロックな日だから、言ってはいけないことを言うぞ!」と宣言し、番組MCのカンニング竹山に向かって「竹山のバカヤロー!」と絶叫。これにより「バカヤロー!」というコール&レスポンスが起こり、波乱の1日の幕開けにふさわしいロックなステージとなった。

続く神聖かまってちゃんが1曲目「夕方のピアノ」を演奏し始めると、観客が一気にステージ前に詰め寄せる。そのままノンストップで「聖マリ」に突入すると、mono(Key)がデジタルパーカッションを素手で乱打。「ねこラジ」では興奮しすぎたためか、お熱唱するの子(Vo, G)のズボンが少しずつずり下がり、曲が終わった頃には彼はパンツ1枚になっていた。の子はその後、最前列でライブを観ていた竹山を「楽屋で挨拶したらテレビの感じと違ってた。もっと衝動を解き放ってくださいよ!」「カモン竹山!」と煽り、竹山は「の子がこんなアドリブをやってくるとは」と驚きながらステージに登壇。竹山がデジタルパーカッションでゲスト参加して「ロックンロールは鳴り止まないっ」が演奏された。竹山が席に戻ってから、の子が「じゃあ最後にバラード、『ちりとり』って曲を聴いてください」と曲紹介した後に演奏されたのは、6月25日に発売されるニューシングル「ズッ友」。初めて耳にする新曲に聴き惚れているファンに向けて、の子は「また、ネットで会おうぜ」と言ってステージを去った。

会場に「ミッドナイト清純異性交友」のイントロが流れだすと、客席の真ん中から大森靖子が大きなクラッカーを発射させて登場。彼女はそのまま四方をオーディエンスに囲まれながら熱唱した。この曲の間奏が終わって大森がステージに上がると、袖からアップアップガールズ(仮)が現れ、2番からは彼女たちと一緒に歌唱。そのままアプガの「(仮)は返すぜ☆be your soul」がスタートし、大森は8人目のメンバーかのように完璧な振り付けでダンスを踊っていた。「あと15分しゃべってたい(笑)」と名残惜しげにアプガの面々と別れた大森は、ここからアコースティックギターの弾き語りを開始。感情を爆発させるような鬼気迫る表現で「音楽を捨てよ、そして音楽へ」「絶対彼女」などをパフォーマンスした。MCでは「私も早口で何を言ってるかわからないってよく言われるんですけど、神聖かまってちゃんを観たら私より何を言ってるのかわからなかったので、友だちになれそうだと思いました」と話して会場の笑いを誘っていた。

その後ステージ上のスクリーンで、仮面女子とアップアップガールズ(仮)が険悪な間柄になってしまった一連の経緯が上映され、2組によるライブ対決のコーナーがスタート。まずは仮面女子が登場し、チェーンソー風の武器やトイレットペーパーガンで観客を威嚇しつつ、ヘッドバンギングを組み込んだ激しいダンスで会場を盛り上げる。「夏だね☆」では立花あんながゴムボートに乗って観客の上をクルージング。約20分の時間の中に仮面女子の持ち味を濃縮した、バラエティに富んだステージとなった。

そしてアップアップガールズ(仮)は1曲目の「全力!Pump UP!!」から全身全霊をかけてのパフォーマンスを展開。パワフルな7人の動きに会場もどんどん沸き上がっていく。ラストの「チョッパー☆チョッパー」では、激しすぎるダンスで靴が脱げてしまった佐藤綾乃が、履いていたもう一方の靴も脱ぎ捨てて裸足になる一幕も。彼女はライブ後に「絶対負けられないという気持ちで来たので、伝わったかな」と語り、裸足になった件について「靴紐を結んでる暇があったらもっとステージで踊りたいんですよ!」と説明した。

この日は誰のライブを観に来たのか観客に対して入り口調査が行われており、仮面女子とアプガの対決はこの得票数で勝敗を決めることに。敗者は今後半年間ノーギャラで「竹山ロックンロール」に出演し、勝者は「竹山ロックンロール」にレギュラーコーナーが与えられることが発表された。しかしトラブルにより正確な数が出せなくなったため、急遽勝負の結果は今後放送される「竹山ロックンロール」にて発表されることになった。彼女たちを観た感想として「俺アイドルにぜんぜん興味ないんだけど、今日初めて観て、ちょっとすごいなと思いました」と感心していた竹山は、「お互いのステージを観てどう? 讃え合うところあるんじゃない?」と2組に提案。アプガは「仮面女子のおかげでいつも以上に熱いライブができました。ありがとうございました!」と仮面女子に頭を下げ、仮面女子も「ケンカ売っちゃったんですけど、すごくカッコよくて感動しちゃって、ホントにすみませんでした」と土下座で謝罪。2組の抗争は、固い握手を交わして和解するという結末になった。

ピエール中野(凛として時雨)による、みんなで歌える大ヒットソングばかりのDJプレイをはさんで、次に登場したのは大槻ケンヂ20thバンド。大槻はステージに現れるや否や「もう1人のボーカリストを紹介するぜ!」と叫んで竹山を呼び込み、ツインボーカルで筋肉少女帯の「日本印度化計画」を熱唱した。竹山は続く「踊るダメ人間」にも参加し、ステージ上でダメジャンプを披露。袖から飛び込んできた日本エレキテル連合が「ダメよーダメダメ」と言ったり、弾丸ジャッキーのオラキオがバック転でダメジャンプをキメたりと、「TAKEROCK FES」ならではの賑やかなパフォーマンスとなった。竹山がステージを降りてからはNARASAKI(COALTAR OF THE DEEPERS特撮)がギター&コーラスでライブに参加。貫禄を感じさせるステージングで「企画物AVの女」「ヌイグルマー」「林檎もぎれビーム」を次々に演奏した。

長丁場のライブのトリを飾ったのは後藤まりこ。かわいらしいガーリーな白いドレスを着てステージに現れた彼女だが、1曲目「sound of me」が始まると髪飾りが吹っ飛ぶほど激しい動きで歌い始め、ギターをかき鳴らしながらステージにダイブした。彼女はそのまま観客の上を泳ぐように漂いながらライブを続け、2曲目は客の上に立って未発表曲を熱唱。かぶっていたウィッグが飛んでいってしまうくらいもみくちゃになりながらも、会場全体を使って自由奔放にパフォーマンスを続けた。その後、全身で表現するように体を動かして、力いっぱい「あたしの衝動」を熱唱。最後に横のスピーカーによじ登り、高所から観客に向かってダイブをした。混沌としていながらも天真爛漫な印象の、強烈なインパクトを持ったステージで「TAKEROCK FES at AKASAKA BLITZ」を締めくくった。

ラストに、この日に出演したアーティストとお笑い芸人がステージに再び登場し、それぞれひと言ずつ挨拶。竹山が「番組もフェスも、まだまだ大きくなっていったら楽しいと思います!」と次回への意気込みを語り、約5時間におよぶイベントは幕を下ろした。

「TAKEROCK FES at AKASAKA BLITZ」2014年6月15日(日)東京・赤坂BLITZ セットリスト

藤岡みなみ&ザ・モローンズ

01. 脱水少女
02. 同じマンション~下校時刻の恋人~
03. どうすりゃいいぜ
04. お願い徒歩圏内

神聖かまってちゃん

01. 夕方のピアノ
02. 聖マリ
03. ねこラジ
04. ロックンロールは鳴りやまないっ
05. ズッ友

大森靖子

01. ミッドナイト清純異性交遊
02. (仮)は返すぜ☆be your soul
03. 音楽を捨てよ、そして音楽へ
04. コーヒータイム
05. 夏果て
06. 絶対彼女
07. さようなら

仮面女子

01. 大冒険☆
02. 全開☆ヒーロー
03. アリスインアンダーグラウンド
04. 夏だね☆

アップアップガールズ(仮)

01. 全力!Pump Up!!
02. UPPER ROCK
03. アップアップタイフーン
04. ジャンパー!
05. チョッパー☆チョッパー

大槻ケンヂ20thバンド with NARASAKI

01. 日本印度化計画
02. 踊るダメ人間
03. 企画物AVの女
04. ヌイグルマー
05. 林檎もぎれビーム

後藤まりこ

01. sound of me
02. 未発表曲
03. うーちゃん
05. m@u
06. あたしの衝動

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