乃木坂46プリンシパル公演折り返し、前半戦の見どころ紹介

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5月30日から東京・赤坂ACTシアターで行われている乃木坂46の劇場公演第3弾「16人のプリンシパル trois(トロワ)」が、昨日6月7日の夜公演にて中日を迎えた。

乃木坂46「16人のプリンシパル trois」ミニライブの様子。 (c)乃木坂46LLC

乃木坂46「16人のプリンシパル trois」ミニライブの様子。 (c)乃木坂46LLC

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ステージ袖に準備されている、1幕のコントのくじびき箱を紹介する生田絵梨花。

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赤坂ACTシアターの客席を背に、舞台で記念撮影をする生田絵梨花。

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メンバーが立候補する役を投票する投票場を案内する生田絵梨花。

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今年のプリンシパル公演では「勇者ヨシヒコ」シリーズや「コドモ警察」などで知られる福田雄一が脚本と演出を担当。1幕のオーディションは、“笑い=コントのセンス”を審査基準に乃木坂46のメンバーがコントに挑戦していくという内容で、同じ役に立候補したメンバーたちはライバル同士ながらも互いに協力してコントを成立させなくてはならない。また2幕「レッツゴーっ!ポリン姫」の役に選ばれるためにそれぞれ自分をアピールしていく必要もあり、メンバーたちは慣れないコントに苦戦しつつも日々さまざまな方法で観客にアピールを続けた。そんな中、観客を連日笑いの渦に巻き込んでいるのは高山一実。高山は過去2回のプリンシパルで大活躍した生田絵梨花との直接対決でも勝利するなど、本公演との相性のよさを伺わせている。さらに白石麻衣は普段のイメージからはかけ離れたくだけたキャラクターを次々に披露し、ほとんどの公演で2幕出演を果たしている。

初日からの5公演では物語の中心となるポリン姫役に生田、能條愛未、松村沙友理、若月佑美、井上小百合が日替わりで選出。その後もポリン姫役には伊藤万理華や伊藤かりん、衛藤美彩が選出され、そのほかの役でも日々異なるメンバーが選ばれるなど、例年以上に出演メンバーが入れ替わる、見どころの多い公演が続いた。特に今年はプリンシパル初参加となる2期生や、交換留学生の松井玲奈も加わり、選抜メンバーやアンダーメンバー、研究生を問わず、舞台で笑いを取った者が2幕の劇に出演する下克上が展開された。

また開幕直前にケガのためやむなく休演することとなった橋本奈々未は、しばらくは幕間の生中継に出演しファンに挨拶。そして8公演目の6月5日に復帰を果たし、初戦でいきなりルイーダ役を勝ち取る活躍を見せた。さらに昨年のプリンシパル公演には学業のため不参加だった星野みなみもクリスティーヌ役やエステル役を務めたほか、主要10役から漏れつつも投票数上位6名が演じるアンサンブルに多数選ばれる大躍進を遂げた。

昨日7日の夜公演終盤のミニライブ中には、同日に東京・味の素スタジアムで行われていたAKB48選抜総選挙に出向いた生駒里奈が14位にランクインしたことがキャプテンの桜井玲香から発表された。2幕に選ばれなかったメンバーたちが楽屋で総選挙のテレビ中継を観ていたとのことで、生駒の名前が呼ばれると全員が「わーっ!」と大歓声を上げ、スピーチでの生駒の「乃木坂46のことを知ってもらえるように」という言葉にみんなで泣いたという。桜井は「今回を機にさらに忙しくなると思います。生駒本人が兼任っていうことにがんばって立ち向かっていっている。私たちは支えられる存在になりたい。これからも生駒里奈と私たちをよろしくお願いします」と、改めてファンに向けてメッセージを送った。

全22公演中11公演を終えた現時点で、全公演で2幕に出演しているのは生田のみ(復帰後の橋本除く)。次いで白石、高山、若月があとに続いており、特に若月は早くも主要10役制覇に王手をかけている状況とあって、昨年に続き2年連続で主要10役制覇を成し遂げる唯一のメンバーとなりそうだ。果たして15日の千秋楽までにどのようなドラマが生まれるのか。そして若月に続いて主要10役を制覇するメンバーは生まれるのか。今後の動向も見逃せそうにない。

なおナタリーではプリンシパル公演前半戦で活躍した若月、生田、星野に感想を聞いた。さらに、生田には公演期間中の6月某日に赤坂ACTシアターの舞台裏を案内してもらった。

若月佑美コメント

今回のプリンシパルは、最初のときとも違うし2回目とも違う、まさに「16人のプリンシパル trois」なんです。去年は1人ひとりが与えられた課題をこなせるかという点でお客さんに評価していただいていたので、自分との戦いというところが大きかったんですが、今回はグループでのコントを観てもらうという形なので自分だけがでしゃばってもダメだし、勝手なことをしてもダメで。だからといって周りとなじみすぎても目立たないっていう点がすごく難しいと思っています。「自分に勝つだけじゃダメなんだな」って思うプリンシパルです。

去年は「このセリフをどう言ったらお客さんに響くのか」ということだけを考えて臨めばよかったのですが、今回は私にとって去年以上に難しいんです。なんのコントをやるかもわからず、誰が立候補してくるのかもわからず、自分がコントの中でどの役になるかもその場で30秒ぐらいで決めるので、下準備が完璧にできないっていう点ですごい苦労しています。

折り返し地点まできて、自分なりにちょっとずつ答えを見つけ出してきています。まだ時間はあるし、自分がどれだけ努力して引き出しを作れるかが勝負だと思うので、がんばりたいと思います。

生田絵梨花コメント

去年以上に予想がつかない展開がある毎日だなって感じています。今回は誰が強いとかそういうことではなくて、「今日はこの人が面白かった」とかそういうことが日によって違うので、そこが観ていても面白いなと思います。運もありますし……コントにも配役があってその場で決めるんですけど、役によって「ああ、これは自分を活かせないなあ」っていう役に当たっちゃったりしたときはけっこう苦しいですね。今回はすごい苦労してますよ。私は自分の性格的にあんまり面白くないと思っているので、こういうのは苦手なんです。なので、私の場合はもう演じるしかないのかなと思って気持ちを切り替えて、今は演じることを重視してやっています。

普通にやったらダメだなとは思うので、夜な夜な声の出し方を研究したりしています(笑)。なんか私たち、なんの仕事をしてるのかなっていう作業を毎日していて(笑)。でもいろんなキャラを知ることによって、自分でそれをコントの中の役に活かせたりするかなと思ってやっています。

今回は去年に比べて期間が長いし、せっかくなので前回よりもたくさんの役にチャレンジできたらいいなと思っています。できれば終わるまでに全役できたらいいなっていうのは思っていますね。前回よりもその気持ちは強いかもしれないです。

星野みなみコメント

今までは演技とかお笑いとか好きじゃなかったんですけど、今回はけっこう楽しくやれています。難しいけど楽しいんです。たとえ役に選ばれなくても次につなげられるっていうか、あんまり落ち込んではいないです。ただコントに向いてはいないと思います(笑)。自分でも「なんでみんな、ここで笑ったんだろう」って、たまにわかんないときにお客さんが笑っていて。それがわかればたぶん役に入れるのかなあ……でもわかんないままやってるほうがいいのかもって思います。

私、考えたり構えすぎちゃうと空回りしちゃうんです。だから「コントでこの役がやりたい」とかあんまりなくて、余った役とかでもよくて。構えてしまうとうまくいかないので、その場の感じで、自然にやっています。役については、最初は「たぶんそんなに選ばれないだろうな」と思っていたら意外と選ばれて(笑)。生駒(里奈)と「今度一緒に夫婦役やろう」って約束していて、この前それをお客さんの前で2人で言えたので、いつか夫婦役ができたらって思っています。

ここからはとりあえずいろんな役に挑戦したいなと思います。最初に立てた目標はエステル役とクリスティーヌ役をやるっていうことだったんですけどもう達成しちゃったので、1役でも多くやっていけたらなと思っています!

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