DJ OZMAが1万人のファンを前に全裸で別れを告げる

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12月いっぱいをもって芸能界を引退するDJ OZMAが、2年ぶりにして最後のアリーナパーティ「DJ OZMA THE FINAL PARTY "OFFO" -OZMA FOREVER FOREVER OZMA-」を12月13日に横浜アリーナで開催。約1万人のファンを動員し、笑いと涙と感動のステージを繰り広げた。

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12月31日には初代DJ OZMAとしては最後となるアルバム「I LOVE PARTY PEOPLE 3」をリリースする。

12月31日には初代DJ OZMAとしては最後となるアルバム「I LOVE PARTY PEOPLE 3」をリリースする。

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DJ OZMAの2年9カ月の集大成として行われた今回のライブは、総制作費約2億円(打ち上げ代込み)をかけ、スタッフ数150人、ダンサー&バンドメンバー数150人という過去最大の規模で実施。活動最後の無礼講とばかりに約3時間半にわたって計33曲を披露し、テンションを落とすことなく濃密でアゲ♂アゲ♂なパフォーマンスをみせつけた。

会場が暗くなりRAMONESの「Do You Remember Rock 'N' Roll Radio?」が流れる中、正面の巨大モニターにDJ OZMAの活動開始から引退会見までの名場面がフラッシュバックするように映し出される。「最高のパーティが始まるぜ!」という叫びとともに歌われた1曲目は新曲「失恋 ~シリョウ~」。続いて代表曲「アゲ♂アゲ♂EVERY☆騎士」や、ravexとのコラボにより完成した12月17日発売の「I RAVE U」、12月3日にリリースされた最新シングル「MASURAO」などが披露された。

このほか、女性ダンサー・OZ-MAXによるバンド演奏でロックアレンジされた「マッチ棒」や、DJ OZMA、PANCHO、夜王純一が和太鼓を叩きながら歌う「疾風迅雷~命BOM-BA-YE~」など、ライブならではの迫力ある演奏でも観客を圧倒。最後にふさわしくすべてを出し切ったライブとなった。

ライブは合間にDJ OZMAファミリーによるパフォーマンスをはさみつつ進行。「友人(チング)の最後の雄姿を見届けるために今年2度目の来日」をしたMC KOREAが「愛のKOREA」「LOVE & JOY」を熱唱し、股間に天狗のお面をつけたメガネ男はCRAZY FROG「Axel F」にあわせて暴言を吐きながら踊る。さらに女性ダンサーのOZ-MAXは、OZMAからの「最後だから俺の思い出作りのために5人だけで何かやってよ。俺がワーッてなるようなやつ。俺が観たいから」という要望に応え、わずか3日で準備したという「PRISM」を披露した。

また、来年以降活動を引き継ぐという二代目DJ OZMAことビデオレンタル店アルバイトの槙精吾も舞台に登場。「持ち前の明るさと正義感でがんばります…。来年二代目を襲名した暁には……、ぜ、全国の老人ホームに……」としどろもどろに挨拶する彼に、客席からは「がんばれ!」という声援が飛んだ。その後、股間をうちわで隠した全裸の男たちが長縄跳びをする「DRINKIN’ BOY」や、会場中でタオルがぐるぐると振り回された「純情」、ステージから観客にボールが投げられた「Together」といった楽曲が繰り広げられ本編は終了した。

アンコールではDJ OZMA、PANCHO、夜王純一が真っ赤なスーツに身を包んで登場。「Lie-Lie-Lie」「六本木ツンデレラ」をなまめかしくダンディに踊り、バックバンド・OZ-MANIACSの生演奏で「BYE-BYE」を歌い上げた。また、いよいよアンコールも最後の曲というところで、矢島美容室のマーガレット・カメリア・ヤジマとストロベリー・カメリア・ヤジマが突然乱入するというアクシデントが。会場に来ることができなかったというナオミの代わりに、プロデューサーであるDJ OZMAを迎えて急遽ライブを披露した。

「TOKYO BOOGiE BACK」が終わると会場が暗転し、「本日の公演はすべて終了いたしました」と終演を告げるアナウンスが流れた。しかし会場が騒然としたところで、「これからステージではOZMAファミリーによる勝手なアフターパーティがありますが、本編とは関係ありません」と改めてアナウンスされ、2度目のアンコールがスタート。「新世紀エヴァンゲリオン」の綾波レイのコスプレをしたMC KOREAが、同アニメ主題歌の替え歌「韓国なMCなテーゼ」を歌い、通称「ウッーウッーウマウマ(゜∀゜)」として知られる「caramelldansen」にのせて「Bibinba Dancing」を踊った。

この後OZMAも再びステージに登場し、大晦日に発売されるラストアルバム「I LOVE PARTY PEOPLE 3」にも収録されない、大好きだけどお蔵入りになる可能性が高いという曲「NEW AGE」を初披露。続いて「アゲ♂アゲ♂リプレイ」がスタートし、観客は知らない人同士も全員で肩を組んで一緒に合唱した。

カーテンコールで150人におよぶ当日の全出演者が舞台に上がると、人生(電気グルーヴの前身バンド)のカバー「オールナイトロング」を全員で大合唱。ラストにDJ OZMA、PANCHO、夜王純一の3人だけがステージに残り、壮大なアレンジが施された「アゲ♂アゲ♂バラードVer.」を泣き崩れながら歌い上げた。歌い終わるとOZMAと夜王の2人は山口百恵の引退コンサートのようにマイクをそっとステージに置く。その後、PANCHOと夜王からスーツを引き剥がされてパンツ一丁になったOZMAは、最後に残った銀色のブリーフを脱ぎ捨てて全裸で1万人に別れを告げた。

「DJ OZMA THE FINAL PARTY "OFFO" -OZMA FOREVER FOREVER OZMA-」セットリスト

01. 失恋 ~シリョウ~
02. 超!
03. アゲ♂アゲ♂EVERY☆騎士
04. Mr.DJ
05. I RAVE U feat. DJ OZMA
06. One Night
07. MASURAO
気持ちE
08. MY WAY
09. マッチ棒
10. 愛のKOREA
11. LOVE & JOY
12. 疾風迅雷~命BOM-BA-YE~
13. 極~KIWAME~
14. PRISM
15. Spiderman
16. AXEL F
17. DRINKIN' BOY
18. 白い童話
19. Shining Star
20. 純情~スンジョン~
21. Together
<アンコール1>
22. Lie-Lie-Lie
23. 六本木ツンデレラ
24. BYE-BYE
25. ニホンノミカタ -ネバダカラキマシタ-
26. TOKYO BOOGiE BACK
<アンコール2>
27. 韓国なMCなテーゼ
28. Bibinba Dancing
29. HAPPY SONG
30. NEW AGE
31. アゲ♂アゲ♂リプレイ
<カーテンコール>
32. オールナイトロング
33. アゲ♂アゲ♂バラードver

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