5月28日に東京・WWWでイベント「SMA SHOWCASE 2014~輝け!日本エスエムエー新人賞ケース~」が開催された。
このイベントは名前の通り、ソニー・ミュージックアーティスツ(SMA)所属の新人たちのお披露のためのもの。当日はイベントの“特命☆1日店長”こと
まずステージに登場したのはこの日の“特命☆1日店長”にしてMCのチャラン・ポ・ランタン。ももが「未来を担うSMA所属の新人達を、まだ世の中に知られてないダイヤの原石たちをいち早く紹介していく」とカンニングペーパーを丸読みするなど、ユルいムードでイベントの概要をアナウンスした2人はさっそくトップバッターを紹介する。その声と、ステージ後方のスクリーンに映し出された“サポーター”AMEMIYAによる紹介VTRを背に登場したのは、アイドルネッサンス。SMAが創立40年目にして初めて手がけるグループアイドルだ。
今月4日に正式メンバーが決定した彼女たちは、この日がアイドルネッサンス名義での初舞台となる。白一色のスタイリングでまとめた7人はBase Ball Bear「17才」、村下孝蔵「初恋」、サンボマスター「ミラクルをキミとおこしたいんです」と、SMAの先輩アーティストの楽曲3曲のカバーバージョンをフレッシュにパフォーマンス。「SMAの一員として恥ずかしくないようがんばっていきたい」とのMC通り、見事トップバッターを飾ってみせた。
以降イベントは、チャラン・ポ・ランタンによる、直前に出演していたアーティストのインタビューののち、次のアーティストのライブという順で進行する。フロントに「アジア」、バックに「純真」と描かれたTシャツ姿のももと、やはりTシャツ姿でアコーディオンを抱えた小春は、PUFFY「アジアの純真」のワンフレーズを歌うと、再びアイドルネッサンスを呼び戻し、インタビューを開始。「すっごい緊張しました」と語る7人に「めっちゃトイレ行ってたよね」とツッコむ、相変わらずのトークを繰り広げた。なおチャラン・ポ・ランタンの2人はこのあとも幕間のたびにチャットモンチー、CHEMISTRY、真心ブラザーズとSMAの先輩風の出で立ちで登場し、彼らの代表曲をワンフレーズずつプレイしていた。
Base Ball Bearの紹介VTRで登場したのはRei。ライブ後のインタビューで4歳でクラシックギターを始め、9歳でバンド活動をしていたことを明かした彼女は、ボトルネックを駆使してガットギターを巧みに操りながらジョン・リー・フッカー「Boom Boom」、ジョニー・ウィンター「Illustrated Woman」などブルースの名曲を連発。そのキャリアに裏打ちされた圧倒的なギターテクニックを見せつけ、ブルージーなボーカルをWWWいっぱいに響かせた。
ニコニコ生放送の番組「ロック兄弟」のMCやフジテレビ系「めざましテレビ」のイマドキガールなどとしても活動する田中美里のライブは、オリジナル曲「魔法の言葉」からスタート。この曲で自慢のボーカルワークを聴かせた彼女は、続けて学校の友達6人をダンサーとしてステージに呼び寄せる。そして綾小路翔(氣志團)作詞作曲のパーティチューン「オレ!オレ!俺ノミクス(仮)」を歌い踊ると、渡辺真知子「かもめが翔んだ日」、南佳孝「スローなブギにしてくれ」、フジファブリック「徒然モノクローム」、ユニコーン「大迷惑」などSMAアーティストの楽曲の数々をメガミックスしたトラックをバックに7人でダンスを披露。フリップや大なわとびなども持ち込むコミカルでキレのいいパフォーマンスを繰り広げ、フロアを大いに盛り上げてみせた。
“新人賞ケース”4番目のアーティストはワタナベマユ。紹介VTRの中で渡辺大知(黒猫チェルシー)に「イマドキの女の子には珍しいくらい眼がギラギラしていて、声もギラギラしている、すごくカッコいいロックミュージシャン」と紹介された彼女はギターを手にドラマーとともにステージに現れる。そして渡辺の言葉の通り「ゲリラ豪雨と街角」をまさに“ゲリラ豪雨”のようにハードに、エモーショナルに叩き込む。その後も硬質なギターサウンドが印象的な「ミッドナイトに行かないと」と、フェミニンなボーカルとタフなリズムが絡み合う「ステレオラブ」という“ギラギラ”したロックチューンをプレイした。
5番手、サンドクロックと佐藤帆乃佳は、滝田周(Vo, Key)と永田佳之(Vo, G)からなるサンドクロックと、ユニコーンや凛として時雨などのライブ、レコーディングにも参加するバイオリニスト佐藤からなる、この日限りのコラボユニット。「ガラスケース」「80歳になったら盆栽を極める」「1+1」というAORマナーに則りながらもどこかユーモラスで温かいサンドクロックのメロディとボーカルワークに、佐藤の流麗なバイオリンの音色が混ざり合う癒しのひとときを演出した。
MCを田中美里にバトンタッチして“新人賞ケース”ラストバッターとしてステージに姿を現したのは“特命☆1日店長”チャラン・ポ・ランタンだ。サポートバンド、愉快なカンカンバルカンと酒瓶で乾杯を交わした彼女たちはご挨拶とばかりにハナ肇とクレージーキャッツ「スーダラ節」のカバーバージョンをドロップ。そのプレイのレベルとテンションの高さと、ブレイクのたびに「待ち時間長かったよー」「私にもアイドルネッサンスみたいなときはあった……」とボヤく、もものパフォーマンスでフロアの空気を温めると、アイリッシュトラッドを思わせる「ムスタファ」や、7月のメジャーデビューシングル「忘れかけてた物語」といったアップリフティングなナンバーから、小春のアコーディオン1本でももがメロウに歌い上げる「私の宇宙」まで変幻自在のステージングを見せつける。
ラストナンバー「Oppai Boogie」をファンキーにプレイしたところで彼女たちのステージは終了。愉快なカンカンバルカンがステージをあとにするが、ももと小春はそのままステージに。「まさかこのイベントを『Oppai Boogie』で締めるなんてことはないですからね」と、Rei、田中、ワタナベ、サンドクロック、佐藤をステージに招き入れる。そしてアンコール代わりに、自身が制作した「新人賞ケースのテーマ」を全員でセッション。3時間にわたったイベントの幕をにぎやかに降ろした。
※記事初出時、本文中の表記に誤りがありました。訂正してお詫びします。
タグ
リンク
- SMA SHOWCASE2014 輝け!日本エスエムエー 新人賞(ショー)ケース | Sony Music Artists
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
田中美里 @miritanaka
うぇーーーい!
“@natalie_mu: 5組&“特命店長”のにぎやかな好演光ったSMA“新人賞ケース” http://t.co/ZcYMCRpJXz #SMA40th #新人賞ケース”