NICO「女子シカイナイト」で“裏ベスト”的ライブ展開

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NICO Touches the Wallsが篭城型ライブ「カベ ニ ミミ」の一環で、昨日2月24日に女性限定ライブ「女子シカイナイト…」を開催した。

NICO Touches the Walls「カベ ニ ミミ DAY18『女子シカイナイト…』」の様子。

NICO Touches the Walls「カベ ニ ミミ DAY18『女子シカイナイト…』」の様子。

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2月15日の男性ライブでは光村龍哉(Vo, G)が汗だくのままフロアにダイブしたり、下ネタ混じりのMCが繰り広げられたりと大盛り上がりだったが、昨日も男性限定公演に負けぬ熱気に満ちた一夜となった。まず4人は登場するなり、「ストロベリーガール」「バニーガールとダニーボーイ」「GANIMATA GIRL」というタイトルに“ガール”が付くナンバーを連続投下。それぞれの楽曲を通して「女子シカイナイト…」のコンセプトをしっかり伝える。光村は「今夜は仲良くやりましょうね。最後まで俺らについてこい!」「女子だからって容赦しないぜ!」といった頼もしいMCで沸かせ、激しくノイジーなバンドサウンドが炸裂する「アボガド」や「武家諸法度」などで、ぐいぐいとオーディエンスを引っ張っていく。ここでは光村、古村大介(G)、坂倉心悟(B)の3人は、フロアに飛び込まんばかりの前のめりな体制で楽器をかき鳴らし、観客とのコミュニケーションを存分に堪能していた。

光村が「普段から女子が多いのであまり変わらない気もしますが、心なしかいい匂いかな。俺らの歴史は、女子の皆さんに支えてきてもらったので、そういう感謝の気持ちを表そうと曲を決めました。今日はある意味“裏ベスト”みたいなものです」と述べたあとはラブソングが続くブロックへ。「Heim」「波」といった普段のライブではなかなか聴けない楽曲でフロアを酔わせ、「全力で君のことを思って歌います!」という光村の殺し文句に続いて「ニワカ雨ニモ負ケズ」を披露するなど、緩急を付けたセットリストでライブを進めていく。またいつもはギターから始まる「THE BUNGY」は、坂倉のベースからイントロに突入する変則的なスタイルでスタート。間奏では坂倉と古村による、ベースとギターによる熾烈なバトルが展開され、観客の視線を釘付けにしていた。

アンコールでは打ち合わせをしていないにも関わらず、メンバー全員が黒いTシャツを衣装として着ていたことが光村の証言で発覚。「今日は俺らも衣装がハモリまして、一体感のあるライブがお届けできたかと」と会場を笑わせる。そして観客を前に「みんなきったないなあ……汗ダクで、ベタベタでさ……」と冗談交じりに言いながら、1人ひとりの顔を見つめ愛おしそうな表情を浮かべる。汗まみれの女性ファンのために4人は壮大なミディアムバラード「トマト」をプレゼントし、「今度はもっと大人数のいい匂いをかぎたい!」と「女子シカイナイト」第2弾を熱望しながらライブを締めくくった。

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