kurayamisaka(撮影:タカギタツヒト)

フジロック開催直前! 若手アーティストの登竜門「ROOKIE A GO-GO」ラインナップに見る、音楽シーンの最前線

新進気鋭のルーキーと音楽ファン、フジロックが積み重ねてきた出会いの循環

8

158

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 29 99
  • 30 シェア

新人アーティストの登竜門「ROOKIE A GO GO」出演者コメント

DAY 1

Trooper Salute(出演時間 23:00~23:30)

Trooper Salute

Trooper Salute

【自己紹介】
From名古屋、Trooper Salute(トルーパーソリュート)です。2022年の夏に大学の軽音部で結成し、秋頃に現体制になりました。当初は部内の思い出作り程度に細々と活動していましたが、紆余曲折を経て、2024年から本格的なライブ活動を開始しました。メンバー共通のルーツはありません。詞曲に直接影響を受けているのはサカナクション、相対性理論、長谷川白紙、betcover!!、KIRINJI、倉橋ヨエコ、吉澤嘉代子、kurayamisakaなどです。各楽器のフレーズは、個々が聴いて育ったものが強く反映されていると思います。詳しくはメンバーのXを見てください。妙な現実感の無さが武器だと思っています。鉄の掟として、実体験や本当のことを歌わないようにしているので。

【「ROOKIE A GO-GO」への意気込み】
完全に落ちたと思っていたので、合格の連絡をいただいた時は本当にびっくりしました。歴史ある舞台に立たせていただけることは光栄だと思いつつ、囚われないよう、普段通りの演奏ができれば本望です。僕らは「名古屋っぽくないね」とか言われますが、これを機に名古屋のバンドシーンが注目されたらなとも思っています。よろしくです。

Trooper Salute "天使ちゃんだよ" Music Video

<リンク>
Trooper Salute (@Trooper_Salute) | X
Trooper Salute (@trooper_salute) | Instagram

雪国(出演時間 24:00~24:30)

雪国

雪国

【自己紹介】
2023年結成、東京を中心に活動するインディーロックバンド雪国です。メンバーは2003年生まれの大学4年生です。アレンジはインディー、オルタナロックを軸に、フォークに影響を受けたメロディ、スロウコア、インディーポップ、エレクトロニカに影響を受けたリズム、ポストロック、アンビエントに影響を受け、ベースからボーカルまで緻密に組み立てられたハーモニーが特徴です。1つひとつの音が意志を持って存在し、それが単なる組み合わせを超えて1つの現象として、聴く人の奥深く、無意識にある記憶や感情、色や匂いを思い起こすような音楽だと思います。ライブでは演奏である事を超え、1つの音響体験として血が巡り呼吸を間近で感じるような、手で触れられるほど近くにあるのに、どこにも実体がないような寂しさすら感じるほど、生きた音楽体験を提供する事ができます。

【「ROOKIE A GO-GO」への意気込み】
数多のラジオやインタビューにて目標を聞かれた時に、「FUJI ROCK」に出演する事だと答えてきた通り、僕達にとって、「FUJI ROCK」は明確に1つの目標でした。バンド名をつけるにあたって由来の1つとなった小説「雪国」の聖地である新潟県湯沢市にて行われる事も相まって、ずっと憧れだったイベントに出演出来ること、とても光栄に思います。野外で、それも大自然の中で演奏をする事は僕たちにとって初めての経験であり、「FUJI ROCK」にお越しの皆さんはもちろん、森や川に生きる植物や動物、僕達を見守る星々にまで届くよう全てを受け入れる気持ちで演奏しようと思います。

そして僕達のみならず、沢山の素晴らしいアーティストがそれぞれ特別な想いを持って演奏する音楽を、皆さんと一緒に聞いて、踊れる事を何よりも楽しみにしています。フジロック1日目、深夜0時より「ROOKIE A GO-GO」ステージにてお待ちしています!

雪国 - Blue Train(Official Music Video)

<リンク>
雪国 (@ykq2_) | X
雪国 (@ykq2_) | Instagram

ゆうさり(出演時間 25:00~25:30)

ゆうさり

ゆうさり

【自己紹介】
ゆうさりという名前で音楽をしています。新川莉子です。2002年福岡生まれ青森と北海道の稚内育ち、埼玉に住んでます。宅録とバンドを組んで音楽をやっています。わたしはガットギターやエレキギターを弾いて歌います。

・ルーツについて
音楽を作る上でのルーツとなったものはたくさんありますが、音楽家として、Predawnに強く影響を受けています。清水美和子さんには音楽スタイル的にも、インタビューを読んだりすることを通して考え方の面でも、多大なる影響を受けました。歌詞を眺めているだけで涙がでます。ガットギターを弾き始めたのは青葉市子さん、君島大空さん、折坂悠太さんの影響です。いつも聴いています。ソロプロジェクトとしてはClairo、Gregory And the Hawkにも影響を受けています。

haruka nakamuraさんやCuusheさんもルーツにあります。アンビエントというには楽器が際立っているほどよいアンビエント音楽をこよなく愛しておりいつも探しています。こういう音楽が入った現在7時間弱の93曲入りのプレイリストを持っていて友達にだけ教えています。

バンドはRADWIMPSに始まりSEKAI NO OWARIを通過したのちandrop、the cabs、People In The Box、cinema staff、羊文学、リーガルリリーが大好きで聴いてきました。キッズです。

音楽ではありませんがヘルマン・ヘッセ、谷川俊太郎さん、小川洋子さんの作品にも影響を受けていて景色のルーツがあると感じています。

【「ROOKIE A GO-GO」への意気込み】
今できることをできるだけやる。自分を大きくも小さくもみせない。そして、せっかくなのでこれを機にたくさんの人の耳にとまったり、好きになってもらえたら嬉しいです。意気込みとしましては、出演が決まってから体力づくりのために毎日走り始めました。フジロックには行ったことがありませんし、毎日部屋にいてばかりなので不安です。でも部屋にいてばかりでも音楽があればフジロックに出ることができます。そう思うともう楽しみを享受しています。ありがとうございます。
フジロックで楽しみにしていることは、ライブをみることと、寝ころがることと、チームのみんなで楽しく過ごすことと、ほかに出演する友達を見つけては抱きあうことです。
そして演奏することが何より楽しみです。それだけが大事です。どうぞよろしくお願いします!

ゆうさり "うろこ" (Official Music Video)

<リンク>
yuusari
ゆうさり (@yuusarimusic) | X
ゆうさり | riko niikawa (@yuusarimusic) | Instagram

HUGEN(出演時間 26:00~26:30)

HUGEN

HUGEN

【自己紹介】
インタビューに答えさせていただきますHUGEN(フゲン)のTPです。
よろしくお願いします。 僕がトラックを作ってきて、それを元にメンバーのみんなに乗っかってもらうスタイルで制作しています。
トラックとしてのルーツには、Four TetやYMO(特に細野晴臣さん)やRadiohead、などの影響があります(今回Four Tetが出るんでマジで嬉しいです!)
ただ、歌や雰囲気の面では、僕の幼少期から今に至るまで、体験してきた空気感を楽曲に落とし込んでいます。

たとえば、僕の幼少期。家には基本的にじいちゃんばあちゃんがいて、テレビのチャンネル権はなく、毎晩19時から演歌が延々と流れていたんです。さらに、祖父の趣味である詩吟も毎日のように聴かされていて(笑)。
当時は「バラエティやアニメを見させてくれよ!」と思ってましたが、今となってはHUGENに繋がる良い思い出です。

あと、自分にとって家族って替えの効かないとっても大事な存在で、そのことも楽曲にたくさん出てきているのがHUGENの色になっている気がします。HUGENのプロジェクトは、飾らず自分らしく優しさを大事にしたい。そんな気持ちでいつも曲を書いてます。

【「ROOKIE A GO-GO」への意気込み】
フジロックはHUGENにとって目標にしていた場所の1つで、実際にSNSや周りにも「ROOKIE A GO-GOステージに絶対に出るんだ!」と公言していたので本当の本当に嬉しいです!!!!
出演決定の電話が来た時は膝から崩れ落ちました笑
HUGENは今年「祭」というEPをリリースしたのですが、フジロックに相応しい「祭」を見せられるように頑張ります!!!

HUGEN 『MAYA』Music Video

<リンク>
HUGEN (@tpsound3213) | X
HUGEN (@hugen_tpsound) | Instagram

yubiori(出演時間 27:00~27:30)

yubiori

yubiori

【自己紹介】
横浜から来ましたyubioriです。

普段はサラリーマンをしながら、5人のメンバーと、1人のサポートメンバーで活動しています。
2019年の結成から今日まで、いろいろと考え込んだり、何も考えない時間があったりしながら、バンドは止まることなく走り続けています。

僕たちの音楽は、和っぽいメロディーを軸に据えて、ギターロック、エモーショナルハードコア、ハードコアパンク、インディーロック、オーケストラなどから影響を受けたアレンジが特徴です。

言葉で説明すると「なんでもありじゃん!」となってしまうのですが、自分たちがその時その時でやりたいことだったり、かっこいいと思ったことを、常に楽曲作りに取り入れながら制作をしています。

今の時代、1人のコンポーザーがパソコンで丸っと曲を作るというのが主流のやり方になっている中、“そこにいる6人で出来る、1番かっこいいバンドアレンジをメンバー全員で考えながら、曲が作れる”というのは、僕らの魅力の1つだと思っています。

【「ROOKIE A GO-GO」への意気込み】
バンドを結成した時から「いつか、FUJI ROCKに出れたらいいね」と、メンバー同士で話をしていました。思い返すと当時は夢物語のような感覚だったのですが、バンドの活動年数を重ねるたびに、「今年もダメか…」「来年こそは」と、FUJI ROCKへの思いは年々大きくなり、自然と制作スケジュールもこのオーディションに合わせるようになりました。

そんな中、昨年ギターの阿左美がもう1つやっているバンド、kurayamisakaがROOKIE A GO-GOに出演することが決まり、嬉しいような悔しいような、複雑な気持ちになりました。

それでも、そんな日々の葛藤や不安を原動力に、未来の方向を向いて、今自分たちにできること全てを詰め込んだアルバム「yubiori2」を作りきることができ、またその曲達をこうして評価していただき、FUJI ROCKのROOKIE A GO-GOのステージに立てることを大変嬉しく、光栄に思います。

俺達は今なんだよ!!

リプレイスメンツ2024

<リンク>
yubiori Official
yubiori (@yubiori1) | X
yubiori (@yubior1) | Instagram

次のページ
DAY 2 出演者コメント:震樂堂 / MURABANKU。 / 梅井美咲 / DOGO / 加藤伎乃 / EMNW

読者の反応

  • 8

kurayamisaka @kurayami_saka

【インタビュー掲載】

音楽ナタリーでフジロック「ROOKIE A GO-GO」について、清水 正太郎のメールインタビューが掲載されました

▽記事はこちら
https://t.co/aAft27vN2t https://t.co/ASFSEm9sg9

コメントを読む(8件)

kurayamisakaのほかの記事

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャの音楽ナタリー編集部が作成・配信しています。 kurayamisaka / Trooper Salute / 雪国 / ゆうさり / HUGEN / yubiori / 震樂堂 / MURABANKU。 / 梅井美咲 / DOGO の最新情報はリンク先をご覧ください。

音楽ナタリーでは国内アーティストを中心とした最新音楽ニュースを毎日配信!メジャーからインディーズまでリリース情報、ライブレポート、番組情報、コラムなど幅広い情報をお届けします。