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Cool-X、山猿 花束 feat. 山猿
山猿を迎え、余計な装飾を削ぎ落とした直球ラブソング
文 / 森朋之
名古屋・大須発の5人組ダンス&ボーカルグループ、Cool-Xは2017年に活動をスタートさせ、地元のライブハウスや路上ライブを通して着実にファンをつかんできた。2019年にメジャーデビューを果たし、2020年には名古屋のFM局・ZIP-FMとタッグを組んで自主レーベルZIP-Xを設立。地元の英雄・SEAMOを迎えたシングル「My Friend feat. SEAMO」をヒットさせるなど、名古屋を拠点に充実したアクションを続けている。
ジャンルを超えた音楽性、そして、さまざまなアーティストとのコラボレーションによる楽曲もCool-Xの魅力。最新曲「花束 feat. 山猿」からも、このグループの表現力がさらに広がっていることを実感してもらえるはずだ。「君の太陽」「名前の無い歌」など、サブスク総再生数5億回超えの山猿をフィーチャーしたこの曲は、「愛しいほど大切に想ってる…」というフレーズから始まるミディアムチューン。作詞は山猿とCool-Xのボーカリスト前田純基、萩凌介が手がけ、かけがえのない“君”との出会い、生活をともにする中で強まっていく絆、そして、何があってもそばにいてほしい、必ず幸せにするという決意がストレートに描かれたラブソングに仕上がっている。真ん中にあるのは、不器用でまっすぐな愛。かなりベタなのだが、余計な装飾を削ぎ落とし、愚直なまでに言葉を伝えようとするボーカルに胸を打たれてしまう。恋愛や結婚観が多様化し、“愛の在り方は人それぞれ”の現在だからこそ、この曲を聴いて「やっぱり直球のラブソングはいいな」と心惹かれる人も多いだろう。
8月1日には日本テレビ系「バズリズム02」での歌唱出演も実現。どこまでもピュアで熱い愛を歌った「花束 feat. 山猿」の魅力はさらに多くのリスナーに浸透するはずだ。また6月にはメ~テレで冠番組「Cool-Xのクロスしようぜ!」がスタートしている。さらに彼らは現在、「Perfect Year 2025」と題し、7月から9月にかけてさまざまなアーテイストとのコラボ楽曲を6曲連続で配信予定だ。これらの活動を足がかりに、彼らの存在はここから全国へと飛躍していくに違いない。
- Cool-X、山猿「花束 feat. 山猿」
- 2025年7月21日(月)配信開始 / I.Y.O
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作詞:山猿、前田純基、萩凌介
作曲:山猿、油布賢一 a.k.a KENNY
編曲:油布賢一 a.k.a KENNY
Cool-X(クールエックス)

2017年7月に活動を開始した名古屋・大須発のダンス&ボーカルグループ。メンバーは前田純基、萩凌介、馬場涼真、濱中元嗣、畦地礁太の5人。馬場の透き通った声、前田のハーモニー、萩が繰り出す確かなラップと、濱中と畦地のアグレッシブなパフォーマンスが特徴で、名古屋を中心に活躍を続けている。2018年12月に愛知・Zepp Nagoya公演を成功させ、翌2019年11月にメジャーデビューシングル「この街でキミと ~NAGOYA LOVER~ / Hands Up」をリリースした。2020年1月にZIP-FMとコラボして自主レーベルZIP-Xを設立。同年11月にSEAMOとコラボした「My Friend feat. SEAMO」を発売し、話題を呼ぶ。2025年は「Cool-X Perfect Year 2025」と題し、さまざまなアーティストとのコラボを展開中。7月にPAIN、山猿、8月に輪入道、ANAIS、9月にCrystal Boy(nobodyknows+)、まるりを迎えたシングルを配信リリースする。