1994年のメジャーデビュー以来、多くの名曲を生み出し、幅広いリスナーに支持され続けているGLAY。彼らは2024年から2025年をまたぐデビュー30周年イヤーを「GLAY EXPO」と銘打ち、アリーナツアーの開催、オリジナルアルバムおよびベスト盤のリリース、さらにはフェスやライブイベントへの出演、アニバーサリーイヤーのファイナルを飾るドームツアーと、怒涛の活動を展開してきた。
そんな華々しい節目を経て、バンドとして新たなステージへと踏み出したGLAYが、KDDIによる動画チャンネル「REPLAY PROJECT Produced by au」に第1弾アーティストとして登場。「アーティストの軌跡とファンの想いを“再生”する」というプロジェクトのコンセプトを、さまざまな映像企画を通して表現していく。またこのプロジェクトの一環として、1999年にGLAYが幕張メッセ駐車場にて20万人を動員した「GLAY EXPO '99 SURVIVAL」の開催日であり、“GLAYの日”として広く知られる7月31日にストリーミングパーティも行われるので、ファンはお見逃しなく。
構成 / 中野明子
「エンタテインメントの発展とアーティスト支援」を目的に、アーティストの軌跡とファンの思いを“再生”するKDDIによる新たな動画プロジェクト。“振り返りムービー”やクロストーク、若手アーティストによるカバー企画などを通じて、アーティストの周年を祝福する。au IDでエントリーするだけで観られる特典映像なども用意される。
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GLAY CROSS TALK
1990年生まれ、GLAY世代であるみの(みのミュージック)司会のもと、メンバー4人が30年間の軌跡をさまざまな切り口から振り返る企画。冒頭から「ファンの皆さんの集う場所がGLAY」「GLAYのコンサートが人と人をつなげる理由になっている」といった“30年選手”だからこそ説得力を持つ金言が飛び出し、視聴者をグッと惹きつける。
GLAYとみのによるクロストークは、全編が和やかに進行。インタビュー前編では、HISASHI(G)のシグネチャーギター第1弾「xbone - Justice」誕生の背景、TAKURO(G)のソロ活動がGLAYにもたらす効果、GLAYがポップスを追求する理由、TERU(Vo)が限界を感じた瞬間など幅広いエピソードについて語られる。
GLAY_CROSS TALK 前編
後編の序盤で話題になるのは、TERUのアート活動。自身の歌や音を絵に落とし込んでいく工程を解説するその表情からは、芸術をこよなく愛するアーティストとしての一面が浮き彫りに。またJIRO(B)はファンとの距離感や「まったく飽きない」というGLAYの活動について屈託のない笑顔で語るなど、ミュージシャンとしての喜びをにじませる。
解散をしないバンドを標榜し、30周年を終えるや否や、早くも次なる“夢”へと向かっているGLAY。みのからぶつけられた「デビュー30周年ライブで、TAKUROがファンをGLAYと呼んだ理由は?」「これからのGLAYの夢とは?」「ファンとの関係性で大切にしていること」という質問にメンバーはなんと答えたのか? 老若男女に愛され続けるGLAYの矜持がにじむ言葉の数々を受け取ろう。
GLAY_CROSS TALK 後編
GLAY TRANSFORM
1997年から2025年にかけてのメンバーのビジュアルを、SFXを使い、つなぎあわせた映像企画がこちら。「GLAY TRANSFORM」というタイトルが示す通り、メンバー1人ひとりの変化が一目瞭然。いつの時代も自分たちに似合うスタイルを追求するスタンスがうかがえる。BGMとして使用されている楽曲にもメンバーの個性が感じられるので、ぜひ音を出しながら映像を楽しんでほしい。
GLAY FANS HISTORY
1994年リリースのメジャーデビュー曲「RAIN」を皮切りに、2025年の現在に至るまで、GLAYが世に送り出してきた楽曲のライブ映像と歌詞、“GLAYファン”が主人公のショートドラマを融合させた「GLAY FANS HISTORY」。CDプレイヤー、公衆電話、動画配信、ミレニアムカウントダウン、就職氷河期、コロナ禍……多くの人が手にしていたアイテム、体験した出来事が象徴的に登場する。
ミリオンヒットを記録する国民的ロックバンドとしての地位を確立しながらも、市井の視点を大切にし続け、それを楽曲の中で表現してきたGLAY。映像の1編1編はコンパクトながらも、それぞれから“GLAYが愛される理由”が伝わってくる企画だ。
FANS COVER
GLAYをリスペクトするアーティストによる「FANS COVER」の企画でフィーチャーされるのは、3人組オルタナティブロックバンドLET ME KNOW。“ノスタルジックモダン”を標榜する彼らがカバー曲としてセレクトしたのは、1998年リリースの名曲「SOUL LOVE」だ。
GLAYのライブにおいても欠かせない、シンガロング必至のこの曲を彼らはLMK流にアレンジ。TAKUROとHISASHIによる象徴的なギターフレーズなどは踏襲しつつ、80年代の空気をまとったどこか懐かしい音像、Matty(Vo)の甘くまろやかな声を打ち出した歌など、自分たちの持ち味を融合させ「SOUL LOVE」に新たな解釈を加えている。オリジナルの「SOUL LOVE」のMV同様、スーツに身を包んでいるメンバーのファッションにも注目。
プロフィール
GLAY(グレイ)
TAKURO(G)とTERU(Vo)を中心に1988年に結成。1989年にHISASHI(G)、1992年にJIRO(B)が加入し現在の体制となり、1994年にメジャーデビューした。以降CDセールス、ライブ動員数などで数々の金字塔を打ち立て、日本のミュージックシーンをリードし続けている。2005年にメンバー主体で個人事務所を設立し、2010年6月に「GLAYがもっと音楽に対して真っすぐである為に」という思いを掲げ、自社レーベル「loversoul music & associates」(現LSG)およびECサイト「GLAY Official Store G-DIRECT」を発足。さらに2017年にGLAYのすべての音楽と映像を配信するサブスクリプション型公式アプリ「GLAY app」を立ち上げるなど、音楽を通してGLAYがあらゆる可能性にチャレンジしていけるよう、常に独自のスタンスで高みを目指している。デビュー30周年を迎えた2024年から25年にかけて「GLAY EXPO」というテーマを掲げ、さまざまな活動を展開。2025年4月にベストアルバム「DRIVE 1993~2009 -GLAY complete BEST」「DRIVE 2010~2026 -GLAY complete BEST」を発表し、デビュー30周年のグランドフィナーレとして5月から6月にかけて東京・東京ドーム、大阪・京セラドーム大阪でライブを行った。
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