THE RAMPAGE RIKUの「音楽大陸」 秋の特別編「リーマー兄弟の休日」(後編) [バックナンバー]
RIKUと藤原樹が語らうそれぞれの活動
THE RAMPAGEは自信を付けた16人が帰る場所、それぞれが成長した2022年の締めくくりは
2022年10月28日 18:00 42
前編では2人のお風呂でのグラビアを中心にお届けしましたが、後編では怒涛のように過ぎていったTHE RAMPAGEの2022年の夏までを振り返るインタビューを掲載。「ETERNAL」の裏話はもちろん、ソロ活動が増えた近年のTHE RAMPAGEは、グループとしてどのように成長したのかを語ってもらいました。
取材・
あの達成感を超えるものはもう今年ないかも
──今回は舞台「ETERNAL」シリーズで、リーフェンを演じた藤原樹さんをお招きしました。RIKUさんが演じたレンブラントの兄役ですね。まずはツアーの合間を縫っての舞台、おつかれさまでした。
RIKU 俺ら、よくやったよね。稽古の時間もなかなか取れない中、我ながらがんばったと思う。
藤原樹 全員そろって稽古できたのも本当に数回でしたよね。
RIKU シリーズ2作目で、うちらは前回の経験もあったけど、今回から参加したメンバーは本当に大変だったと思う。
藤原 キャラの作り込みもそうだけど、きっと殺陣が大変でしたよね。「ETERNAL」って剣の形が独特だから。
RIKU そうだね。特にたっくん(後藤拓磨)はがんばったなあと思う。でも続投キャストも殺陣は大変だったよ。前回の2倍くらい尺があったし。
藤原 殺陣はRIKUさんが一番すごいと思います。
RIKU ほぼステージに出ずっぱりで重い衣装を着てあの剣を振ってるわけだからね。捌けたタイミングで酸素ボンベを吸って呼吸を整えて、またステージに戻るの繰り返しだった。
藤原 そうでしたね。
RIKU あと今回の「ETERNAL」はさ、THE RAMPAGEのツアーもあったけど、間に「BATTLE OF TOKYO」もあったから本当に準備の時間がなかった。一番稽古したい時期に「BOT」のライブがあって、もうみんな追い詰められてわけわかんなくなってたよね(笑)。
藤原 だからこその一体感も生まれた気がするんですよ。キツいスケジュールをみんなで同じようにこなして本番を迎えたからこそ、舞台が終わったあとの達成感があったし、絆も生まれた気がしていて。
RIKU そうだね。あの達成感、えぐかった(笑)。「ETERNAL」を終えたときの達成感を超えることはもう今年ないんじゃないかなあ。人生の中でもトップクラスだったよ。でも忙しいのはありがたいこと。デビュー前後も修行期間で大変だったけれど、あれとはまた違う必死さだったというか。これだけ忙しい日々を過ごすと、あの頃なんて余裕だったなと思う。
藤原 そうですね。それに、今はオフが2日間続くと焦りが出てくるんですよ。
RIKU わかるよ。でも最近は勇気を出して休むことを意識して過ごしてる。
──「ETERNAL」はお芝居のパートとライブパートの2部構成なので、2部ではそういったLDHファン以外の方にもアピールできるチャンスだったのでは?
藤原 そうですね。前回よりも参加メンバーが増えて、僕らとしても新鮮だったし、THE RAMPAGEの新しい可能性も感じていただけたのではないかと思います。「ETERNAL」はまだ話が続いていきそうな終わり方をしたし、今後もまた新しい僕らのことを観てもらえると思います。
RIKU 新しい一面か……1人で歌うのはけっこうキツいから樹にも歌ってもらわないと(笑)。
藤原 歌、練習しようかな(笑)。
RIKUさんの歌って最強だね
──最近のトピックと言えば、RIKUさん念願のソロ曲が映画「HiGH&LOW THE WORST X」の挿入歌になりました。
RIKU やっと夢が叶いました! 実は前作の「HiGH&LOW THE WORST」でも自分で曲を作ってコンペに出したんですけど落選して、(GENERATIONS from EXILE TRIBEの数原)龍友さんの曲が採用されて。前回なけなしのお金で作家さんとトラックメイカーに発注して曲を作ったんですけど、それはお蔵入りになっちゃいました。今回はコンペではなく「HiGH&LOW」チームから僕に直接オファーがあって、せっかくなら作詞をさせてくださいとお願いしてやらせてもらいました。だってTHE RAMPAGEメンバーもたくさん出てるし、なんといっても相方2人が大活躍する映画ですよ。より一層気合いが入ります。僕、今日本で一番「HiGH&LOW THE WORST X」を観ている自信がありますよ。作詞するにあたって、何度も何度も繰り返し観たので。
──RIKUさんが歌う「Stand by you」は、すごくいいシーンで流れますよね。
RIKU 「WORST」シリーズは(川村)壱馬が演じる楓士雄が主人公として描かれていますけど、「HiGH&LOW」シリーズは全員にそれぞれの正義があるところがいいなと思うんです。鬼邪高の敵のようだけど、樹が演じた氷室零二だって守るべきものがある。それぞれの正義を一番象徴しているあのシーンで流れることが決まっていたので、ああいう内容の歌詞とタイトルにしました。実は3、4曲分の歌詞を書いたんですよ。
──そんなに書いたんですね。藤原さんは「Stand by you」を聴いたときどんな印象でしたか?
藤原 いやあ、いいですよね。横浜アリーナでやった「HiGH&LOW THE WORST」の完成披露イベントでRIKUさんが初披露したじゃないですか。楽屋にいたパフォーマーみんなで「RIKUさんヤバいね」って話しながら聴いてましたよ。めっちゃいい曲だし、やっぱRIKUさんの歌は最強だねって。
RIKU 自分のチームメイトが改めて歌を聴いてそう言ってくれるのは本当にうれしい!
藤原 THE RAMPAGEメンバーでソロ曲を最初に出すのがRIKUさんでよかったなって。しかも僕も出ている作品でその曲が使われてすごくうれしかったです。
RIKU ありがとう。キャストにメンバーがいたからこそ書きやすかったところもあって。「HiGH&LOW」に出てくる各チームの仲間意識ってなんかTHE RAMPAGEの絆ともリンクしているところがあるんだよね。もちろん台本も読み込んだし、キャラクターそれぞれの守りたい正義を理解したくて何度も映画を観て歌詞を書いたんだけど、結果的にTHE RAMPAGEの絆のようにも感じる内容になったかなって。あのシーンで流れる曲っていうだけでプレッシャーは感じたけど自分で書いた歌詞を歌うという夢も実現できて本当によかったと思う。
「ちょっと嫌いになりました」は褒め言葉
THE RAMPAGEのほかの記事
リンク
タグ
くさりかたびら子 @mtttto_o
RIKUと藤原樹が語らうそれぞれの活動 | THE RAMPAGE RIKUの「音楽大陸」 秋の特別編「リーマー兄弟の休日」(後編) https://t.co/lnZmeXbylz