映画「
シム・ウンギョンと堤は、かつて舞台で親子役として共演した間柄。久々の再会を果たし、堤は「シムちゃん、全然変わんないの。透明感があるというか。僕は確実にジジイになってますけど(笑)」と述べて笑いを誘う。シム・ウンギョンも「舞台のとき自分は未熟でしたが、今回またご一緒できて本当に幸せでした」と笑顔を浮かべ、「撮影初日から緊張がなくなって不思議でした。現場での堤さんの存在は大きな支えでした」と感謝。司会者が「“堤マジック”ですね」と口にすると、シム・ウンギョンが「そうですよ!」と返す一方、堤は「それはねえだろう」とはにかんだ。
第78回ロカルノ国際映画祭で最高賞の金豹賞に輝き、釜山国際映画祭やサンセバスチャン国際映画祭でも好評を得た本作。三宅は「どの街でもちゃんと笑いが起きた。俳優や登場人物たちの魅力が確実に届いたと思えました」と手応えをのぞかせる。シム・ウンギョンは「(海外の映画祭では)思った以上に爆笑が起きてびっくりしました。ユーモアのある作品ですが、私はシリアスな感覚で演じていたので、あんなに笑ってもらえるとは」と驚いた様子。三宅は「ヤバいじゃん、今日爆笑が起きなかったら」と冗談を交えつつ、「堅苦しくない映画です。皆さん、肩凝ってますよね? その疲れが少しでもほぐれたらうれしいです」と続け、シム・ウンギョンも「どうかプレッシャーを感じないで(笑)、楽しんでください」と穏やかに語りかけた。
登壇者たちからは、撮影地での思い出話も続々と飛び出していく。三宅は「雪道を車で走っていたら、たぬきが並走してきたんです。別の車に乗っていた堤さんに『監督、たぬき見た?』と聞かれて。隣のクラスの男子かよって思いました(笑)」とほほえましい会話を回想。堤も冬場の撮影を振り返り、「だんだん暖かくなって、屋根から雪が滑り落ちてきた。台本には“一面真っ白な景色”と書いてあるけど、仕方ないねと話していたら、夜中に大雪が降って銀世界に戻ったんです。あれは奇跡でした」と述懐する。
シム・ウンギョンは“天気待ち”で撮影が長時間止まった際のことを「地元のおばあさんたちが見学に来てくださって。スタッフの皆さんとお茶を飲みながらおしゃべりする光景が美しかった。映画を撮っているのに、映画を観ているようでした」と振り返り、現場の空気が作品にも続いていると語った。そして髙田は、夏の神津島での裏話を披露。「撮影後に監督と河合優実さんと3人で、将来の話や過去の恋バナをして盛り上がったんです。気付いたら夜11時。帰り際に監督から『2人とも明日寝坊すんなよ』と言われたのに、翌日監督の姿がなくて(笑)」と暴露すると、観客から笑いが起こる。三宅が「その節は失礼しました!」と頭を下げると、髙田は「河合さんと顔を見合わせて笑いました」と続け、撮影現場の和やかな空気をうかがわせた。
「旅と日々」は明日11月7日よりTOHOシネマズ シャンテ、東京・テアトル新宿ほかで全国ロードショー。
映画「旅と日々」本予告
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