“推し活”を楽しみながら、旅に行こう! JR東海×鈴木愛理「推し旅」コラボ記念インタビュー

新幹線でのエピソードをトーク
主演映画「ただいまって言える場所」の話題も

JR東海の「推し旅」と鈴木愛理によるコラボ企画が12月25日にスタート。2021年に始まった「推し旅」は東海道新幹線を利用し、旅をしながら、“推し”を応援できるサービスだ。今回は新幹線の車内限定で楽しめるオリジナルトーク動画や、スマートフォン壁紙、オリジナルグッズという3つのコンテンツが用意された。

動画では、鈴木が新幹線にまつわるトークを展開しているほか、1月23日に公開される単独初主演映画「ただいまって言える場所」のエピソードを披露。さらにピアニスト・清塚信也と作り上げた主題歌「ただいまの魔法」への思いも語っている。

このたびのコラボを記念し、映画ナタリーでは、「推し旅」と「ただいまって言える場所」を盛り上げるべく鈴木にインタビューを実施。「推し旅」を機会に旅してほしいオススメの場所や、自身が考える旅の魅力、「ただいまの魔法」の創作秘話について聞いている。さらに℃-ute時代の“濃い”エピソードも語ってくれた。

取材・文 / 金子恭未子撮影 / 秋山祐

ライブのあと新幹線で飲む冷たい緑茶がめちゃくちゃおいしい

──今回、鈴木さんと「推し旅」のコラボが実現しました。東海道新幹線はよく利用されますか?

めちゃくちゃ乗っています(笑)。すごくお世話になっていると思います! 私自身はあまり記憶にないんですが、父がプロゴルファーなので、幼少期から試合を観に行くために乗っていましたし、アイドル時代は基本的に金土日がライブだったので、たくさん利用していました。人生で一番乗っている新幹線は東海道新幹線ですね。アイスクリームが車内で売っているときからたくさん乗っていたので、時代の移り変わりも感じます。

鈴木愛理

鈴木愛理

──年齢を重ねる中で利用方法に変化はありましたか?

大人になってからは特大荷物スペースのありがたさを感じます。新幹線で移動するお仕事のときは、スタイリストさんや、ヘアメイクさんがとても重宝しているスペースなんですが、私はプライベートでも基本的に荷物がめちゃくちゃ多いので、あのスペース付き座席の予約は狙いたいな!って。スーツケースを置くときに、どうすれば横に転がっていかないかとか、そういうことにこだわっています(笑)。

──鈴木さんは幼少期からお仕事で新幹線に乗車しているので、車内での思い出もたくさんあるのではないでしょうか?

℃-uteのメンバーも言っていたんですが、ライブのあと新幹線で飲む冷たい緑茶がめちゃくちゃおいしいんです! 理由なんてものはわからないんですが(笑)。でも、ライブでたくさん踊って、汗を流して、ドタバタと会場から出てきて、急いで新幹線に乗って飲む緑茶が本当においしくて。記憶に濃く残っています。エピソードは濃くないんですが(笑)。

一同 (笑)

あとは新幹線に乗っていたら、隣の人が℃-uteのライブ映像を観てくれていることがありました。自分は地味な格好で、大学のレポートをやっていたので気付かれなかったです(笑)。

鈴木愛理

鈴木愛理

──新幹線に乗るだけでワクワクするという人も少なくないと聞きますが、鈴木さんはいかがですか?

新幹線に乗るとちょっとぜいたくな気持ちになります。お仕事のときは、なかなか駅でゆっくりお弁当を選んだりする時間もないんですが、地方に行ったら、その土地のお弁当を食べたいなと思いますし、名古屋駅の新幹線ホームにあるきしめんのお店は何度か行っています。出発まであと10分か……行ける!みたいな(笑)。新幹線に乗ったときにしか食べられないスペシャルな感じがしておいしいです。

──新幹線に乗車する際に欠かせないアイテムはありますか?

乗車するときは、必ずコーヒーを買います。この駅から乗るときはここでコーヒーを買うというルーティンがあるんです。あとは、移動時間はちょっとでも楽しく、有意義に過ごしたいので、自分の座席がわかったら、そこに届くような長さの充電器を持っていきます。もうそういうのは無意識ですね(笑)。

移動時間から推し活は始まっている

──今回はJR東海の「推し旅」企画として、東海道新幹線の車内だけで観られる限定コンテンツが配信されます。旅をしながら、推し活もできるという、とても楽しい企画です。

自分がライブに行くために新幹線に乗っていると、同じ地域で別のアーティストさんが何組もライブをしていることもあって、そういうときは車内がカラフルだったり、駅構内やカフェがにぎわっていたり、移動時間から推し活は始まっているんだなと感じるんです。SNSを見ていると、「愛理ちゃん行くよー!」って遠征組の方が、新幹線の窓際に私のグッズを置いて写真を撮ってくれていたり。車内で私の曲を聴いて気持ちを上げてくれるという話もファンの方から聞くので、本当にありがたいなーって思います。普段は仕事で忙しい日々を過ごしている中で、新幹線はちょっとお休みできる空間にもなるのかなって。そんな時間に楽しんでもらえる「推し旅」という企画は素敵だと思いますし、参加させてもらえてうれしいです。

──“ここでしか観られない”という限定コンテンツはファンとしては逃したくないものだと思います。

ファンの方にはぜひ観たことを教えてほしいです! どこからどこの区間で観たよとか知りたい(笑)。私、新幹線では寝ないで楽しく過ごしたいなと思うんですが、すごく快適なので眠くなることもあって。皆さんも新幹線では寝ようって思うこともあると思うんですが、今回のコンテンツは新幹線の乗車中にしか楽しめないもの。なかなか観られるチャンスが来るものではないので、事前に十分な睡眠を取ってからのご乗車をオススメします!

“JR”ポーズをする鈴木愛理

“JR”ポーズをする鈴木愛理

──「推し旅」を機会に、東海道新幹線に乗って旅をしてみようという方もいらっしゃると思います。オススメの旅行先を挙げるなら?

岐阜生まれなので、地元をアピールしたいですね。岐阜羽島駅で降りていただきたいです! お正月はフードファイターか!ってぐらい、どて煮と串カツを食べます(笑)。おいしいので、オススメです。私はド・メジャーな観光地ではないところに行くのが好きで、Googleマップで、ここよさそうだなって思ったところを回ってみたりするんです。岐阜では自然ともたくさん出会えますし、川沿いに素敵なカフェがたくさんある。心にゆとりを持った旅として、岐阜に行ってみてもらいたいです。

──鈴木さんご自身は今、プライベートで旅したい場所はありますか?

東海道新幹線で行ける場所は制覇しているんですが、いつも東京発なので、新大阪からのんびり、スタンプラリーをするように東京まで帰ってくる旅をしてみたいですね。ちなみに私、新大阪駅に関してはめちゃめちゃプロなんです!(笑)

一同 (笑)

どこの入り口から入れば、みたらし団子が買えるぞ!とか把握しています(笑)。アイドルのときは駅の中を大人に付いて歩くだけだったんですが、大人になってプライベートで旅行するようになって、1人で新大阪駅の中を歩き回るうちに、そういうのがわかってきました。横長のみたらし団子があって、その場で焼いて、ドボンってタレに付けてくれるんです。それがもうおいしくて! みんなにオススメしまくっています。

──プライベートで、旅行には行かれることは多いんですか?

がっつり旅行する時間はあまり作れないんですが、息抜きがしたくて、無理やり時間を作って行きますね。自分が“いつもいる場所”を飛び出して、どこかで何かをインプットして帰ってくるのはエネルギーチャージになるんです。そんなところに旅の魅力を感じます。旅行でクタクタになったとしても、新しいものを吸収できると、よりパワフルに生きていける。旅は心を健康にしてくれるものというイメージがあります。