映画「
本作では大正時代を舞台に、実在した女優・長谷川泰子、詩人・中原中也、評論家・小林秀雄による壮絶な愛と青春が描かれる。広瀬が2人の男に愛される泰子、木戸が中也、岡田将生が小林に扮した。
本編鑑賞後の学生たちの前に登場した広瀬は、福岡の印象について「あんまりお仕事で福岡に来たことがなくて、今回はTHE福岡なので楽しみにしてきました!」と話して会場を盛り上げる。福岡・北九州出身の木戸は「福岡には5歳までしかいなかったので、皆さんの前で福岡を語るのは恥ずかしいんですけども、自分の中の福岡っぽさは確かに残っています。(みずほ)PayPayドームにもよく応援に行ってました」と笑顔で伝えた。
自身の役柄に関して、広瀬は「泰子さんみたいに正直で人間らしく生きている姿に、うらやましいなと思う部分があったり、かっこいいなって思う部分があったり、自分をちゃんと表現できてる人だと感じました」と述べる。木戸は「詩を読むシーンには一番注力したのはもちろん、中也についてもしっかり勉強しました」と、山口県にある中原中也記念館に足を運んだことも明かした。また根岸は2人の役作りについて「実はこの物語、トータルすると15年間ぐらいの時間経過があるんですよね。映画の中では描ききれていない、いろんな出会いや出来事によって、登場人物たちもすごく変化していく。それをよくやりきったなと思います」と称賛した。
印象に残ったシーンを問われると、広瀬は「泰子が中也のもとを去って小林の家に行って、なぜか中也も含めて3人でウイスキーを飲むシーンです」「3人の関係性がすごく表れている。それぞれの目線がめちゃくちゃ面白いことになっていて、けっこう好きなシーンになりました」と回答。木戸は「僕はやっぱりダンスホールのシーンですかね。楽しく踊っていると思ったら、突然喧嘩になるし、小さなきっかけで泰子が怒って中也もそれに怒って、小林は冷静に座りながら見てるみたいな。あのワンシーンの濃密具合はすごかったですね」と回想し、広瀬も「監督が全然カットかけてくれないから……私たちどんどん2人でヒートアップしてね」と振り返っていた。
最後に広瀬は「この作品は、お話をいただいたのが5年前で、撮影したのも2年前なので、やっとこういうふうに手元から離れて届けられると考えると本当に多くの方に観ていただきたいなと思います」と感慨深げに語り、「大正から昭和初期の時代の中でこういう女性の生き方や価値観があったことを皆さんに知ってもらえたり、それが少しでもいい影響を与える作品になったらいいなと思います」と締めくくった。
「ゆきてかへらぬ」は2月21日より東京・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国でロードショー。
映画「ゆきてかへらぬ」予告編
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