映画「
本作では大正時代を舞台に、実在した女優・長谷川泰子、詩人・中原中也、評論家・小林秀雄による壮絶な愛と青春が描かれる。
本作を鑑賞した鈴木は「いい映画は女優で決まる。広瀬すず、最高!」、浅田は「スタイリッシュな美しい映画。 詩人富永太郎の登場が個人的に嬉しい」と絶賛する。蒼井ブルー、石川桂子、
蒼井ブルー(文筆家 / 写真家)コメント
映像の美しさに冒頭から引き込まれる。実在した男女による三角関係を濃密に描いている。全編を通して漂う独特の緊張感に喉の渇きを覚えた。人に惹かれるたび才能は磨かれるのだと信じられる。青春映画の傑作。
浅田弘幸(マンガ家)コメント
スタイリッシュな美しい映画。 詩人富永太郎の登場が個人的に嬉しい。
中原中也、小林秀雄を知らない若い世代に此処から、彼等の作品と人物を深掘りするきっかけになれば素敵だと思い願っています。
石川桂子(竹久夢二美術館 学芸員)コメント
中也・泰子・小林それぞれの思いが交差するダンスホール、メリーゴーランド、市電が走る夜のシーンは、まさに大正のデカダンなイメージ。
大正時代に注目された自由恋愛が三人の関係で甦り、狂気と甘美に満ちた愛憎劇に心を揺さぶられました。
内田春菊(マンガ家)コメント
貴女の人生は恋愛に食い潰されていないだろうか? 男たちの身勝手な愉しみに振り回されていないだろうか。
菩薩だとかミューズだとか言われてるうちに自分のやりたい事を少しずつあきらめてはいないだろうか。負けるな泰子!
木下龍也(歌人)コメント
三人では一つになれなかった。
三人では必ず誰かが苦しかった。
三人では必ず誰かが傷付いた。
だから、あなたが抜けたんでしょう。
誰よりも悲しみを見抜いてしまう、優しいあなたが。
SYO(物書き)コメント
人はいつの時代も恋と踊り、愛に狂う。
愚かしくも儚い真理が彩る、刹那の青春譚
鈴木敏夫(スタジオジブリ)コメント
いい映画は女優で決まる。広瀬すず、最高!
※「!」はハート型の感嘆符
野田秀樹(劇作家)コメント
私はこの映画を旅先の鎌倉で見た。そこは中原中也が息を引き取った土地でもある。
どんな話かも知らずに観たこの映画は、根岸吉太郎監督の映像が、のっけから終わりまで、ひたすらいとおしいほど美しかった。
だがその美しさの背後にあったのは、この映画で描かれた、私たち昭和の文学青年が愛した中原中也の「汚れちまった悲しみ」だった。
文月悠光(詩人)コメント
詩を介して彼らは愛し合う。
その行き交う視線に強く惹かれた。
彼らはあまりに幼くて、素直で壊れそうだから。
泰子の孤独の深さに胸が締めつけられ、
ひとり歩んでいく彼女に、私はどこか清々しさすら覚えた。
広瀬すずの映画作品
リンク
弥生美術館・竹久夢二美術館 @yayoi_yumeji
2/21より公開の映画 #ゆきてかへらぬ に、当館学芸員もコメントさせて頂きました📽️
中原中也(#木戸大聖)・長谷川泰子(#広瀬すず)・小林秀雄(#岡田将生 )の「神経と神経で繋がろう」とする関係を描いた本作は、大正末~昭和初期の美しくデカダンな映像美も存分に堪能できます✨ https://t.co/YyixtXbZjd