本日4月3日、「
1988年、暴力団対策法成立以前の広島を舞台にした本作。暴力団系列の金融会社社員の失踪事件を追う刑事たちの姿や、暴力団組織間の激しい抗争を描く。
暴力団との癒着を噂される刑事・大上章吾を演じる役所は「捜査のためなら悪魔にでも魂を売る刑事を演じます。今は広島の呉弁に悪戦苦闘しています」と挨拶。若き刑事・日岡秀一役の松坂は「胸が熱くなるような作品で白石さんとご一緒できることがうれしい。役所さんに食らいついていこうと思っています」と、クラブのママ高木里佳子役の真木は「私が俳優さんだったらヤクザのほうで出たい。気合いの入った女の人なので、(共演者たちに)負けずにカッコいい女を演じようと思います」と意気込む。
五十子会の組長・五十子正平役の石橋は「台本をもらったときに自分の役名が読めませんでした。そんな情けない組長を演じます」と、尾谷組の若頭・一之瀬守孝役の江口は「組長は今監獄に入っています。刺激的な作品になるんじゃないかと楽しみにしています」とそれぞれ話す。そんなキャストたちを見て白石は「この物語を紡ぐにあたり考えうる最高のキャスト。広島の呉に早くみんなで乗り込んで大暴れしたいです」と、柚月は「想像していた以上のオーラと迫力。すごい映画になると確信しております」とコメントした。
2015年公開の「日本のいちばん長い日」に続いての共演となる役所と松坂。松坂は「一番最初の出会いはCMの撮影。一瞬しか絡みがなかったんですが、役所さんのセリフが『そこまでだ、松坂!』だったので、本名言われた! うれしいな!と思っていました(笑)。本作ではバディとして作品の中で生きられるので本当に幸せ。楽しみでしょうがないです」と笑顔を見せた。また司会者から「ほかに楽しみにしていることは?」と聞かれた2人は目を見合わせ、役所が「監督が撮影の余白でも作ってくれたら酒でも呑みに行きたいですね」と言うと松坂が「監督!」と白石のほうを見やる。白石は「任せてください」と口にして役所と松坂を喜ばせた。
“警察小説×仁義なき戦い”と読者の間で評される原作小説。その映画化にあたって役所は「若い頃に『仁義なき戦い』シリーズをドキドキワクワクしながら観ていました。このテイストの映画はやっぱり東映で作らなければいけない。アウトローで激しい世界になっていますが、人間くさいユーモアもあって魅力的。蓮司さんの決めゼリフがあるんですけど、日本で蓮司さんしか似合わないセリフなので上映を楽しみにしていてください」と語り、白石は「一番やりたいことをやれる作品に巡り合えた。1つひとつの表現を自主規制せず、やれることはすべてやろうと心に誓って、自分を奮い立たせています」と力強く述べた。
「孤狼の血」は4月中旬に広島でクランクイン。2018年春に全国でロードショー。
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- 柚月裕子「孤狼の血」特設サイト|KADOKAWA
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藤原カクセイ KAKUSEI FUJIWARA @KAKUSEI_KAKUSEI
信頼できる白石監督のもと、いろんな意味で容赦無くやるつもりです!
というか、こんな作品を待っていました。 宜しくお願い致します!
役所広司と松坂桃李がバディに!「孤狼の血」映画化、白石和彌「広島で大暴れしたい」 - 映画ナタリー https://t.co/R5ndM41d1g