「シン・ゴジラ」は、東宝が製作する12年ぶりの「ゴジラ」最新作。すでに
このたび到着したビジュアルには「ニッポン対ゴジラ。」というコピーが配されており、本作の舞台が日本であることがうかがえる。さらに今回登場するゴジラの大きさが118.5mであることが明らかに。これまで最大とされてきたハリウッド版「GODZILLA ゴジラ」での108mを10m以上も上回る、史上最大の大きさとなる。今作のイメージデザインには、スタジオジブリ作品をはじめ数多くのアニメで原画を担当し、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」でコンセプトアートとデザインを務めた
また特報映像では、ゴジラから逃げ惑う大勢の人々や、街中がパニックになっている様子が映し出される。これらの映像は首都圏の街をまるごと封鎖した大規模ロケにより撮影されたものだという。本編の撮影は10月に終了しており、6月下旬に完成を予定している。
関連する特集・インタビュー
プロデューサー コメント
ゴジラのビジュアルに関して
なぜ日本でゴジラを作るのか、また今こそ作らねばならないのか、というそのコンセプトを徹底的に議論した末に、今回のゴジラの造形が生まれました。
「ニッポン対ゴジラ。」というコピーに関して
“想定外”という言葉が様々な脅威の枕詞になったように、今までのゴジラの踏襲ではない何かを求めました。前作から12年が経ち、その期間、日本は様々なパラダイムシフトを経験しました。その経験を端的に現したテーマが今回のコピーとして誕生しました。
大掛かりなロケに関して
大掛かりな道路封鎖や、大勢のエキストラさんたちと作り上げた今回の特報映像は、今、日本や世界が感じている漠然とした時代の雰囲気やムードを映し出したものだと考えています。
前田真宏(イメージデザイン)コメント
“ゴジラ”デザインに関して、庵野総監督とディスカッションする中で、日本人だけが作ることのできる、ゴジラに込められた精神性や想いをデザインに落とし込もうと考えました。戦後間もない頃に製作された初代「ゴジラ」のリアリティに対して、3.11を体験した我々だからこそ体現できる、リアリティのある、原点回帰のデザインになっていると思います。
竹谷隆之(キャラクターデザイン) コメント
庵野総監督と前田さんがつくり上げてきたゴジラのコンセプトデザインをもとに、立体物として造形していく作業を、半年以上、およそ100回ものやり取りを経て製作していきました。庵野総監督の頭の中にある“ゴジラ”の具体的なイメージは、一つ一つのディテールにも意味があり、それを具現化していく作業は、僕にとってとても刺激的で濃厚で、かつ楽しい経験でした。人類が本気で畏怖するにふさわしい存在がダントツの現実感で迫る恐怖を、僕も早く目撃したいです!
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- 映画「シン・ゴジラ」公式サイト
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庵野秀明総監督「シン・ゴジラ」、史上最大ゴジラのビジュアル&特報公開 - 映画ナタリー https://t.co/bfbyNhRYew庵野監督はいつまでも「それよりも『シン・エヴァ』を早よ!と言われますね・・・。