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「GEAR」が2000回突破「歯車(ギア)をつなげて大きなもの動かしたい」

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「GEAR」2000回達成の様子。

「GEAR」2000回達成の様子。

ノンバーバルパフォーマンス「GEAR」が10月6日に公演回数2000回を達成。統括プロデューサーの小原啓渡と、トライアウトから出演しているドールパート兵頭祐香が感慨を語った。

2012年から京都の専用劇場にてロングランを続けている、ノンバーバルパフォーマンス「GEAR」。おもちゃの“ドール”が、人間型ロボット“ロボロイド”と触れ合い、あるきっかけで人間の心を持つというストーリーだ。上演にはマイム、ブレイクダンス、マジック、ジャグリングなどのアクションとともに、プロジェクションマッピング、フルカラーLED搭載の光るドレス、カスタマイズされた最大1600万色を操るレーザービームといった、最新技術が用いられる。

なお12月には千葉の劇場型アミューズメント施設「千葉ポートシアター」のこけら落とし公演として「『ギア-GEAR-』イーストバージョン」の上演が発表されている。

小原啓渡(「GEAR」統括プロデューサー)コメント

効率性や即効性が重視される社会にあって、「ギア」は昔気質の職人がそうであるように
誠心誠意、時間をかけて創作に向き合い、作品の改訂、改良を続けてきました。
「ギア」にとって2000回公演の意味は、
まさに「2000もの工程を重ねて仕上げてきた作品」であることに他なりません。
ロングランも6年目に入り「もう何年か前に観ましたよ」と仰ってくださる方も増えてきました。
そんな時私は「今の『ギア』は、もうその時の『ギア』ではありません」とお応えしています。
何度もリピートしてくださるお客さまは「観るたびに進化している、それが楽しい」という感想を残してくださいます。
どんなに小さく、目には見えないような改善であっても、必ずお客さまに伝わる、
だから日々愚直に取り組み、手抜きをしない。
創作者として決して忘れてはならない心得だと思っています。
今年12月、「ギア」は関東に進出します。
「多様性に内在する豊かさ」「バランスと調和」を重要なコンセプトと捉え、
この世界に一つでも多くの笑顔を生み出すために、「ギア」は更に進化を続けて参ります。
2000回を支えていただいた皆さまに、心から感謝いたします。

兵頭祐香コメント

やっとここまできた……と感慨深く、これまで支えていただいた皆さまには、いくら感謝しても足りない気持ちです。本当にありがとうございます。
今後も自分自身を磨くとともに、気を引き締めて改良を重ねていきたい。そして作品のコンセプトでもある、様々な形や大きさの歯車(ギア)をしっかりつなげて噛み合わせるように、個々の力だけでは到底成し得ない、もっと大きなものを動かしていきたいと思っています。
トライアウトで2年、京都でロングランスタートから5年半。ひとことで「ロングラン」と言っても、これが続いていることが当たり前だとは決して捉えていません。
多く人たちの力で、ここまで大切に積み上げてきたものです。ここで止めてしまうわけにはいきません。
既にご覧いただいたことのあるお客さまも、まだご覧になっていない皆さまも、ぜひ劇場にお越しください。日々進化し続ける「ギア」にご注目いただけますように、これからもどうかよろしくお願いします。

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