「Vamp Bamboo Burn」東京で開幕！生田斗真座長の助言は「ちょっと変態？」

長野・サントミューゼでのプレビュー公演を8月7日に終えた「2016年劇団☆新感線夏秋興行 SHINKANSEN☆RX『Vamp Bamboo Burn～ヴァン！バン！バーン！』」が、続けて東京、富山、大阪でも上演される。東京・赤坂ACTシアターでの開幕を夜に控えた本日8月17日、同劇場にて報道陣向けのフォトコールが行われ、出演者の生田斗真、小池栄子、中村倫也、神山智洋が舞台衣装で囲み取材に応じた。

フォトコールでは、平安時代にかぐや姫（小池栄子）に恋するも、思いが届かぬまま不死身のヴァンパイアとなった藤志櫻（生田斗真）が1000年後の現代まで生き延び、ビジュアル系バンドのボーカル・TOSHIROとしてライブを行うまでが公開された。生田は、容姿端麗で武術や文才に秀で、全てに恵まれ自信がみなぎっている藤志櫻のキャラクターを、過剰なリアクションと豊かな表情でコミカルに造形。平安時代の装束から現代のボーカリストへの早替えや、ライブシーンでの伸びやかな歌声などでも客席を魅了していた。

囲み取材では、生田の座長ぶりが話題に上る。小池は「ちょっと転んだだけでもすごく心配してくれるほど優しいんですよ。近年こんなに人に優しくされたことないんじゃないかな」と笑顔を見せ、中村は「年が2つしか違わないのに懐が深いなぁと思っていました。スターなのにこんなに周りに気を配れて優しくて。大好きです」とさりげなく日ごろの思いを告白。

生田と初共演の神山は、最初は緊張したと述べつつも、今ではすっかり打ち解けた様子。「ふんどし姿になるセクシーな場面では『お尻をもっと突き出して！』とアドバイスをもらいました。どうやったら面白くセクシーにできるかというお話を何度もいただいたので、斗真くんはちょっと変態なのかな？と思いました」と漏らす。さらに神山はその場で後ろを向いてそのアドバイスを実践。腰をキュッとひねってみせると、会見場は大きな笑いに包まれた。

夏場の舞台を乗り切るコツについては、全員が「肉を食べています」と口を揃える。カンパニー全員でステーキハウスに行き、時には生田のおごりで食事をしているエピソードを披露した。「肉に肉を重ね着するような感じです」と中村。小池は「赤身のさっぱりとしたやつをいただいています。疲れが取れるように意識して食べるようにしています」と語る。

最年少の神山は「僕はカルビがしんどい。ロースがギリですね」と脂身が苦手と発言。それを受けて中村が「神ちゃん、代わりに塩とか醤油をつけすぎなんだよね。塩分の取りすぎに気を付けて」とアドバイス。生田も「べちゃべちゃにつけて味濃くしてるから『やめなさい！』ってたしなめるんです。『体によくないよ？』って」と続け、座員の健康にも気を配る、名座長っぷりを見せていた。

本作は、9月18日まで東京・赤坂ACTシアターにて上演。その後、10月7日から9日まで富山・オーバード・ホール、10月19日から31日まで大阪・フェスティバルホールと巡演する。