頭脳警察に迫る計5時間14分のドキュメンタリー映画公開

頭脳警察の40年間に及ぶ闘争に迫った実録映画「ドキュメンタリー頭脳警察」がシアターN渋谷にて11月7日より公開されることになった。

この映画は三部作として構成されており、トータルで5時間14分という超大作。それぞれひとつの作品として、独立して鑑賞できる内容になっている。監督は「感染列島」「MOON CHILD」の瀬々敬久が担当し、PANTAが陽炎を結成した2006年から頭脳警察が再始動する2008年までのライブやレコーディング、プライベートなどに計250時間以上にわたって密着。さらに三里塚幻野祭でのパフォーマンスを含む貴重映像なども使用される。

従軍看護婦として働き、病院船・氷川丸で帰国したPANTAの母。その母の死をきっかけに知る戦争の断面。東京拘置所に収監された元日本赤軍リーダー・重信房子との楽曲制作。フセインの孫にあたる14歳の少年がひとりで200人のアメリカ軍と戦った話を扱った新曲。その一方で、多くのミュージシャンとの共演し、独自の活動を続けるTOSHI。これまで語られることのなかった頭脳警察のすべてが明かされる、ファン必見の映像作品だ。