奇跡の好天!夢の島フェス「WORLD HAPPINESS」大成功

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今年で2回目を迎える野外フェスティバル「WORLD HAPPINESS 2009」が8月9日に夢の島公園陸上競技場で開催。Yellow Magic Orchestra、ムーンライダーズスチャダラパーCharaLOVE PSYCHEDELICOpupa、Y.Sunahara、相対性理論ほか全14組のアーティストが約1万4000人の前でライブを繰り広げた。

小山田圭吾、高田漣、権藤知彦がゲスト参加したYellow Magic Orchestra。細野はポール・マッカートニーを思わせるヘフナーのヴァイオリンベースを構えて登場し、この日のライブはTHE BEATLESのカバー「Hello, Goodbye」で幕を開けた。

小山田圭吾、高田漣、権藤知彦がゲスト参加したYellow Magic Orchestra。細野はポール・マッカートニーを思わせるヘフナーのヴァイオリンベースを構えて登場し、この日のライブはTHE BEATLESのカバー「Hello, Goodbye」で幕を開けた。

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YMOは「Thousand Knives」「Riot in Lagos」「Rydeen 79/07」などを披露。アンコールでは「Fire Cracker」が演奏された。

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キャリアの重みを感じさせるエネルギッシュなパフォーマンスで観客を自分たちの世界に引っ張り込んだムーンライダーズ。鈴木慶一はサッカー観戦に来たかのような赤いユニフォーム姿で熱唱した。

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キリンジの堀込高樹を中心に田村玄一、矢野博康らが参加したザ・グラノーラ・ボーイズ。マイケル・ジャクソンの「I can't help it」や黒澤映画「どですかでん」の主題歌などをハワイアンなアレンジでカバーした。

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Charaは「やさしい気持ち」「Junior Sweet」といった代表曲からリリースされたばかりの新曲「Breaking Hearts」までメインステージで5曲を披露。

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THE DUB FLOWERはいとうせいこう、かせきさいだぁ≡などのメンバーからなるユニット。自身の新曲「からっぽフレーバー」のほか、井上陽水のカバー「傘がない」がドープなダブサウンドで約13分にわたって演奏された。

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スチャダラパーとロボ宙。「今夜はブギーバック」「Get Up And Dance」「Hey! Hey! Alright」「サマージャム'95」といった完全フェス対応のセットリストと抜群の盛り上げテクニックで、会場全体の心を一気にグッと掴んだ。

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ASA-CHANG&巡礼のテクニカルなタブラ演奏とオリジナリティあふれるサウンドに会場の空気は一変。観客は固唾を飲んでその迫真のパフォーマンスを見つめた。

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映像と音楽をシンクロさせ、「LIVE 09」というテーマのもとで展開された、ひとつの芸術作品のようなY.Sunaharaのライブ。細部まで計算されつくしたスタイリッシュなパフォーマンスは彼の完全復活を感じさせた。

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高野寛のライブでは、6月に発売されたシングル「Black & White」に加え「ベステンダンク」「虹の都へ」「夢の中で会えるでしょう」といった代表曲も惜しみなく披露。

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夏空の似合うロックンロールを聴かせてくれたLOVE PSYCHEDELICO。楽曲の途中にYMOのカバー「NICE AGE」を挿入するなど、この日ならではのアレンジで観客を盛り上げた。

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月桂冠のCMソングとして話題の「こんにちは またあした」で幕を開けたコトリンゴのステージ。サポートに坂田学と村田シゲ(□□□)を迎え、澄んだ歌声でゆったりとした空気を作りだした。

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昨年に続いての出演となった、高橋幸宏、原田知世、高野寛らによるフォークトロニカバンドpupa。ピンキーとキラーズを思わせるおしゃれな衣装を身にまとった6人が鳴らす、美しく温かみのあるサウンドが会場を包んだ。

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トップバッターとして登場したのは、あらきゆうこのソロユニットmi-gu。会場に集まったばかりの観客を圧巻の演奏で迎えた。

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YMO、ムーンライダーズという大御所に挟まれてライブを行うことになった、野外フェス初出演の相対性理論。ステージ中央のスクリーンには遠景の固定カメラの映像のみが映し出され、他の出演者とは異なった異様な雰囲気の中でライブが行われた(画像はアーティスト写真)。

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会場はメインステージとサブステージが並んで設置されており、各ライブは転換時間ゼロでスムーズに進行。他のフェスと比べて会場に足を運ぶ人々の年齢層は高く、まさしく大人の夏フェスといえるイベントとなった。

この日は日本各地で雨が観測され、東京や千葉でも一時的に豪雨に見舞われたが、夢の島の会場は奇跡的に一滴も雨が降らず最後まで快適な気候の中でライブが行われた。なお、当日の模様は9月12日(土)23:30より、NHK BSにて約90分にわたるダイジェスト映像の放送が予定されている。

出演者セットリスト

mi-gu

1. pulling from above
2. spider
3. Choose the Light
4. from space

pupa

1. Jargon (登場SE)
2. Unfixed Stars
3. At Dawn
4. Sunny Day Blue
5. Let's, Let's Dance
6. If
7. Creaks
8. Anywhere

コトリンゴ

1. こんにちは またあした
2. colormaker
3. chocolate
4. おいでよ

LOVE PSYCHEDELICO

1. Freedom
2. Free World
3. Last Smile
4. Lady Madonna~NICE AGE

高野寛

1. ベステンダンク
2. Black & White
3. 虹の都へ
4. 夢の中で会えるでしょう

Y.Sunahara

1. Tomorrow
2. Earth Beat
3. Balance
4. Population
5. Lovebeat

ASA-CHANG&巡礼

1. Jippun
2. 影の無いヒト

スチャダラパー

1. 今夜はブギーバック
2. BD発言
3. Under the Sun
4. Get Up And Dance
5. Hey! Hey! Alright
6. Good Old Future
7. ライツカメラアクション
8. サマージャム'95

THE DUB FLOWER (いとうせいこう,DUB MASTER X,かせきさいだぁ≡&More)

1. からっぽフレーバー
2. 傘がない~EXODUS~

Chara

1. やさしい気持ち
2. Junior Sweet
3. Breaking Hearts
4. 月と甘い涙
5. Call me

ザ・グラノーラ・ボーイズ

1. I can't help it
2. Witch tai to
3. サボテン
4. どですかでん

ムーンライダーズ

1. ヴィデオ・ボーイ
2. シリコン・ボーイ
3. Come Up
4. 冷えたビールがないなんんて
5. 夢が見れる機械が欲しい
6. くれない埠頭レゲエ
7. ヤッホーヤッホーナンマイダ
8. BEATITUDE

相対性理論

1. LOVEずっきゅん
2. 地獄先生
3. ペペロンチーノ・キャンディ
4. テレ東
5. 品川ナンバー

Yellow Magic Orchestra with 小山田圭吾・高田漣・権藤知彦

1. Hello, Goodbye
2. Rescue
3. Thousand Knives
4. The City of Light
5. Tibetan Dance
6. Supreme Secret
7. Still Walking to the Beat
8. Riot in Lagos
9. Rydeen 79/07
EN.Fire Cracker

※記事初出時、一部キャプションに誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

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読者の反応

c50cub96 @c50cub96

あと2回目のワーハピ (2009年) でYMOが1曲目にやった Hello, Goodbye 演ったのもかなり印象に残っているな。
しかし改めてみるとラインナップといいとてつもないフェスだったな、ユキヒロさんありがとう・・・。

https://t.co/S7FS1mdE2c

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