タワレコ×ナイキコラボライブで「PLAY HARD.」な競演

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本日5月27日、代々木公園野外ステージにてフリーライブ「NIKE TERMINATOR presents "PLAY HARD." FREE LIVE supported by TOWER RECORDS」が開催された。

会場には延べ8000人を超えるオーディエンスが集結。「PLAY HARD.」な夕方のひとときを堪能した。

会場には延べ8000人を超えるオーディエンスが集結。「PLAY HARD.」な夕方のひとときを堪能した。

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阿部真央は最年少ながら豪快なパフォーマンスで観客を惹きつける。力強い歌声が代々木の空に響いた。

阿部真央は最年少ながら豪快なパフォーマンスで観客を惹きつける。力強い歌声が代々木の空に響いた。

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NICO Touches the Wallsの光村龍哉(Vo,G)はタワレコに掲示された巨大ポスターの近くを通りかかった際、女子高生に見比べられ気まずい思いをしたエピソードを語り観客を爆笑させた。

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安藤裕子も他の出演者同様「TERMINATOR」を履いて登場。ガーリッシュな洋服にカラフルなバスケットシューズというファッションが一際目を引いた。

安藤裕子も他の出演者同様「TERMINATOR」を履いて登場。ガーリッシュな洋服にカラフルなバスケットシューズというファッションが一際目を引いた。

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GRAPEVINEの田中和将(Vo,G)はTシャツもナイキ製。ナイキへの「お世話になりたい」姿勢をアピールした。

GRAPEVINEの田中和将(Vo,G)はTシャツもナイキ製。ナイキへの「お世話になりたい」姿勢をアピールした。

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このライブはタワーレコードとナイキのコラボレーション企画「タワレコラボ」の一環として開催されたもの。タワレコとナイキのスニーカー「TERMINATOR」のコラボレーションポスターに登場した阿部真央NICO Touches the Walls安藤裕子GRAPEVINEの4組が「PLAY HARD.」のキャッチコピーのもと代々木に集結し、豪華な対バンを繰り広げた。

トップバッターとして出演した阿部真央は、この5月27日に初のシングル「伝えたいこと/I wanna see you」をリリースしたばかり。白とパープルの「TERMINATOR」を履いて颯爽とステージに登場し、デビューアルバム収録曲「ふりぃ」でライブの幕開けを飾った。まだ日の高い野外ステージで元気よくアコースティックギターをかき鳴らし、可愛らしいファッションとは対照的にアグレッシヴなボーカルを聴かせる。曲の間には微妙に緊張気味の声で「今日は初めての方がたくさんいらっしゃると思いますが、ぜひ最後まで楽しんで帰ってください」と挨拶するものの、曲に入るとパワフルな歌声でオーディエンスを魅了する。シングル収録の「I wanna see you」「伝えたいこと」も披露し、一番手の役割を堂々と務め上げた。

フレッシュな空気を吹き込んだ阿部真央に続き、NICO Touches the Wallsの4人は「TERMINATOR」を履き、いつになく軽やかな足取りでステージに足を踏み入れる。フロントマンの光村龍哉(Vo,G)は開口一番「代々木OK?楽しんでいこうぜ!」と叫ぶと「THE BUNGY」からライブをスタート。一気にテンションを上げたところで光村は「どうも。千葉県の“PLAY HARD.”、NICO Touches the Wallsです」とユーモアたっぷりに挨拶した。さらにステージ脇に置かれた巨大な「TERMINATOR」のオブジェを指して「今日のためにあるような曲だと思います」と語るとリリースされたばかりの新曲「ビッグフット」を歌い上げ、その勢いを保ったまま「Broken Youth」で屈強なバンドサウンドを響かせた。

3曲目を終えたところで光村が「短い時間でしたが、次で最後です」と宣言すると「えー!」という残念そうな声があがる。光村はニヤリと笑うと「ま、こういうもんです」と切り返し、観客を笑わせた。最後に披露されたのは夕暮れどきに似合うバラード「トマト」。4人は赤いライトが照らす中、堂々としたパフォーマンスでオーディエンスをしっとりと酔わせた。

3番手の安藤裕子が登場する頃はすっかり陽も落ち、いい雰囲気に。そして、安藤がステージに姿を現すと「ねぇやん」コールがあちこちから沸いた。ユニークな発声で少し喉を慣らすと「蒔かれた種について」をソウルフルな声で熱唱し、続いての「summer」ではキーボードとアコースティックギターをバックに少女のような甘い歌声を響かせた。1回目のMCでは「涼しくなってきましたが、大丈夫ですか?でも、皆はおしくらまんじゅう状態であったかいかな……。でも、端のほうは寒そうですね」とそのパフォーマンスからは想像できないか細い声で観客を気遣う。その涼しい空気をあたためるように、自身の楽曲の中でも特にBPMの速い「パラレル」をステージを左右に歩きながら歌い上げた。

「あまり時間がなくて、皆さんと仲良くなる前にお別れしなくちゃいけないんですけど」と前置きすると、山本隆二(Key)と山本タカシ(G)の2人のサポートメンバーをはにかみながら紹介した。20分間のステージの最後を飾ったのは、タイトル未定のアップテンポナンバー。体全体を使い曲の持つ力強いメッセージを伝えようとする姿に、誰もがあたたかな拍手を贈った。

トリを飾ったのは、阿部真央と同じく本日5月27日にシングル「疾走」をリリースしたGRAPEVINE。ステージに登場した田中和将(Vo,G)は観客に向かって「みんなナイキ履いとるかー!」と叫んで笑いを取る。その後、トリプルギターのハーモニーが印象的なライブの代表曲「FLY」がスタート。続く「フラニーと同意」ではベースラインを中心とした複雑なグルーヴが代々木を揺らし、「超える」では涼しさを増した外気とあいまって優しい風を客席に届ける。

田中は「TERMINATOR」をオーディエンスに見せようとして脚を上げるが、「あんまり上がらへん!」と苦笑。「今日ニューシングルが発売されました。それもこれもみんなタワレコとナイキのおかげです。これからもナイキにはべったりお世話になっていこうと思います!」と、わざとらしいほど媚びたMCでファンを爆笑させる。「あいつ日和ったなって言うなよ、こういうのもそこそこ大事やで(笑)」と軽妙に語りつつ、新曲「疾走」では独特のメロディアスなサウンドで場内の空気を一変させる。続く「CORE」ではどっしりとしたリズムラインと田中の伸びやかな声が代々木に響き渡り、夜の闇を切り裂いていく。ラストに披露されたのは「エレウテリア」。幻想的なムードを漂わせるサウンドで、集まったオーディエンスを虜にした。

全出演者が「TERMINATOR」を履いて登場し、普段とはちょっと違ったファッションも楽しめた今回のライブ。それぞれの魅力が存分に発揮され、フリーライブとは思えない豪華なひとときとなった。

NIKE TERMINATOR presents "PLAY HARD."
FREE LIVE supported by TOWER RECORDS
2009年5月27日 代々木公園野外ステージ セットリスト

阿部真央

01. ふりぃ
02. 人見知りの唄
03. I wanna see you
04. 伝えたいこと

NICO Touches the Walls

01. THE BUNGY
02. ビッグフット
03. Broken Youth
04. トマト

安藤裕子

01. 蒔かれた種について
02. summer
03. パラレル
04. 新曲

GRAPEVINE

01. FLY
02. フラニーと同意
03. 超える
04. 疾走
05. CORE
06. エレウテリア

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読者の反応

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midori @midorigreen_wat

阿部真央ちゃんとNICOといえば、ナイキコラボの代々木フリーライブ。
2009年5月、ビッグフットをリリースした頃ですね。

https://t.co/59Fo7EPjzc

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