スカパラオーチャードホールライブで新曲続々披露

1

1

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 0 0
  • 0 シェア

昨日12月26日、東京スカパラダイスオーケストラが渋谷・Bunkamuraオーチャードホールでワンマンライブを開催した。

先日EXILEの「Ti Amo」ビデオクリップで濃厚なシーンを演じた谷中。母親から「知り合いに『お宅の息子さん見たわよ、ピッタリの役ね!』って言われちゃったのよ」と聞かされたとのこと(photo by 仁礼博)。

先日EXILEの「Ti Amo」ビデオクリップで濃厚なシーンを演じた谷中。母親から「知り合いに『お宅の息子さん見たわよ、ピッタリの役ね!』って言われちゃったのよ」と聞かされたとのこと(photo by 仁礼博)。

大きなサイズで見る

今年でデビュー19年、2009年には記念すべき20周年を迎えるスカパラ。“20周年イブ”的な位置づけとなったこの日のライブには、定員2100人に対し約40000枚分の先行予約申し込みが殺到した。

チケットを手に入れた幸運なファンが、19年目に引っかけた開演時刻19時19分を待っていると、19時18分40秒よりステージ前のスクリーンでカウントダウンがスタート。いよいよ19時19分を迎え、客席から大歓声が沸く中、彼らの19年にわたる歴史を振り返るライブ映像が上映される。アリーナやホール、ライブハウス、海外のフェスなど、さまざまな会場で繰り広げられたライブの模様、現在の装いからは想像もつかないメンバーたちの初期の風貌などに、全員が大きく反応していた。

ステージの幕が開き、ついにライブが始まる。床もモニターも真っ白なステージの上には、鮮やかなブルーのスーツに身を包んだ9人の姿。この日の1曲目は2月4日リリースのニューアルバムのタイトル曲「Paradise Blue」。アダルトな雰囲気を漂わせるミドルテンポの楽曲に、初めて聴く曲ながらも客席は気持ち良さそうに踊り出す。続いては加藤隆志(G)がステージ上段から勢いよく飛び降りて始まった「火の玉ジャイヴ」。さらに沖祐市(Key)がオルガンをステージ前方に持ち出して奏でた「Punch'n' Sway」、谷中敦(B.Sax)の低音が炸裂する「Latin Scorcher」と、ライブでもおなじみのナンバーが続々と繰り出される。

年末の忙しいさなかのライブとあって、客席には普段どおりのTシャツ&タオル姿のファン以外にも、フォーマルな服装の女性ファンやスーツ姿のサラリーマンも多数。仕事で遅れたのか、開演後に駆け込んでくるファンも見受けられる。そんなシーズンを意識したサービスも忘れず、ところどころの曲の途中でNARGO(Tr)や北原雅彦(Tb)が「お正月」や「歓喜の歌」のフレーズをはさみこみ、客席を沸かせていた。

中盤では茂木欣一(Dr)が、新作「PARADISE BLUE」について語る。「タイトルは『PARADISE BLUE』です。とてもすがすがしいよね!(笑)今年は秋のツアーをやらずに、9人体制でとにかくいい演奏、いい楽曲を詰め込んでいました。自信作です。カッコつけて言わせてもらうと……お前ら、このアルバム絶対やみつきになるぜ!」と、最高傑作が完成した喜びを彼らしい言葉で表現し、ファンを喜ばせた。

この日のライブでは、アルバムに収録される新曲も次々と演奏。さわやかなアレンジが心地よい「Heaven's Door ヘヴンズ・ドア」、優しいメロディラインと歌詞が印象に残る「そばにいて黙るとき -Silent By Your Side-」といった楽曲で、ひと足早く新作の世界をファンに披露した。

ライブ終盤は「A Song For Athletes」「White Light」「Pride Of Lions」と、アッパーチューンの連続で華やかに飾る。「Pride Of Lions」では加藤と谷中がツインボーカルで盛り上げ、最後はメンバーが1人ずつ演奏を終えてステージを去っていき、沖の華麗なピアノソロで曲を締めくくった。

アンコールではメンバー全員が客席に挨拶。川上つよし(B)は「半年振りなので緊張しました。やっぱりライブは僕らが帰ってくるところだな、と思います」、NARGOは「今日のために昨日の夜、気合入れて髪を切ってきました(笑)」と話し、それぞれがこのライブに賭けた意気込みと、来年以降に向けた思いを披露した。

19年目最後のワンマンライブ、ラストナンバーは「DOWN BEAT STOMP」。激動の2008年を乗り越え、記念すべき20周年をメンバーもファンも楽しみにしている、そんな思いが伝わってくる一夜となった。

関連記事 - スカパラ20周年を飾る新作「PARADISE BLUE」発表

東京スカパラダイスオーケストラ bunkamuraオーチャードホール
2008年12月26日 セットリスト

01.Paradise Blue パラダイス・ブルー
02.火の玉ジャイヴ
03.Punch'n Sway
04.Latin Scorcher
05.Perfect Future
06.One Eyed Cobra
07.SKA ME CRAZY
08.ストレンジバード
09.Warrior Chant
10.Natty Parade
11.女神の願い
12.Heaven's Door ヘヴンズ・ドア
13.964スピードスター
14.太陽にお願い
15.君と僕
16.そばにいて黙るとき -Silent By Your Side-
17.A Song For Athletes
18.White Light
19.Pride Of Lions
EN-01.ルパン三世'78
EN-02.DOWN BEAT STOMP

この記事の画像(全1件)

読者の反応

  • 1

音楽ナタリー @natalie_mu

スカパラオーチャードホールライブで新曲続々披露 http://natalie.mu/news/show/id/12139

コメントを読む(1件)

東京スカパラダイスオーケストラの画像

関連商品

リンク

このページは株式会社ナターシャの音楽ナタリー編集部が作成・配信しています。 東京スカパラダイスオーケストラ の最新情報はリンク先をご覧ください。

音楽ナタリーでは国内アーティストを中心とした最新音楽ニュースを毎日配信!メジャーからインディーズまでリリース情報、ライブレポート、番組情報、コラムなど幅広い情報をお届けします。