afoc×バクホン、先輩後輩対バンで貴重セッションも

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7月12日に赤坂BLITZにて、a flood of circle主催の対バンツアー「AFOC presents VS tour "(LOVE IS LIKE A) SUMMERTIME BLUES The Circuit"」の東京公演が行われた。

アンコールで披露されたa flood of circleと菅波栄純(THE BACK HORN)のセッションの様子。

アンコールで披露されたa flood of circleと菅波栄純(THE BACK HORN)のセッションの様子。

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「AFOC presents VS tour "(LOVE IS LIKE A) SUMMERTIME BLUES The Circuit"」東京公演のa flood of circleのステージの様子。

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「AFOC presents VS tour "(LOVE IS LIKE A) SUMMERTIME BLUES The Circuit"」東京公演のTHE BACK HORNのステージの様子。

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flood of circleと菅波栄純によるセッションのヒトコマ。

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ツアーファイナルとなったこの日、a flood of circleは同じレーベルに所属するTHE BACK HORNをゲストに招きライブバトルを展開。充実したツアーの締めくくりにふさわしいステージをオーディエンスに届けた。

先攻を務めたのは先輩THE BACK HORN。山田将司(Vo)の牙を剥くようなボーカルが響く「世界を撃て」を皮切りに、リズミカルなアンサンブルとねっとりとしたボーカルのコントラストが印象的な「ブラックホールバースデイ」など、激しいナンバーの連投で場内のボルテージを上昇させていく。

松田晋二(Dr)が「BLITZをこの2バンドで燃え上がらせて帰りたいと思います」と意気込みを伺わせたあとのブロックでは、この時期に似合う「雨」、そして岡峰光舟(B)の柔らかなベースがイントロを飾る「美しい名前」が演奏される。「美しい名前」では山田はマイクを手で包む込むように歌い、菅波栄純(G)も丁寧にギターを爪弾き優しい空気が漂った。

後半ではあとに続くa flood of circleを挑発するように、「ラピスラズリ」「コバルトブルー」など攻撃的で激しいナンバーを投下し、先輩の貫禄を見せつける圧巻のプレイを披露したTHE BACK HORN。「このあともa flood of circleが最高のブルースを届けてくれると思うんで」という山田の言葉から「世界中に花束を」につなげあたたかな空気でフロアを満たした。

後攻のa flood of circleは、「おはようございます、a flood of circleです」と佐々木亮介(Vo, G)が宣言したことを口火にライブをスタート。1曲目の「Blood Red Shoes」からフロアの熱気は沸点に達し、クラウドサーファーが続出するほどの盛り上がりに。佐々木のしゃがれた声に呼応するようにフロアが揺れ、渡邊一丘(Dr)とHISAYO(B)も骨太なプレイでオーディエンスを圧倒する。また「ロックンロールの時間だぜ!」と叫びカバーしたLED ZEPPELINの「Whole Lotta Love」のラストで佐々木は、ギターを持ったままフロアに飛び込み、観客とのコミュニケーションを楽しんでいた。

渡邊の周りをサポートの曽根巧(G)を含むフロントの3人が囲み演奏を開始した「プシケ」では、ソリッドなバンドセッションの合間に佐々木による小気味の良いメンバー紹介が行われる。個々のプレイを存分にアピールしたところで、チャーミングな「YU-REI Song」を経て最後のブロックに。「THE BACK HORNのあとのライブは、日本一大変だと思うんだけど、志願してみました」と佐々木は笑い、新曲「SUMMERTIME BLUES II」と「Human License」を熱唱。本編ラストはテンポを速めた「シーガル」でオーディエンスの熱狂を最高潮まで引き上げ、ステージの4人は颯爽と去っていった。

アンコールを求めるoiコールが巻き起こる中で、再びステージに戻ってきたa flood of circleの面々の手にはアルコールが。HISAYOが観客に持っていたビールを渡すファンサービスを挟みつつ、佐々木はTHE BACK HORNへの思いを吐露。2009年にリリースしたアルバム「PARADOX PARADE」で菅波と共演したことを振り返り、「今日はその曲をやります。美しいギターの獣の先輩!」と叫んだ。後輩の呼びかけに応えギターを抱えたまま登場した菅波は、a flood of circleの面々とともに「噂の火」をセッション。貴重な先輩後輩共演に会場はおおいに沸き立ち、その熱狂が冷めぬまま1回目のアンコールは終了した。

鳴り止まない拍手に応えて行われたダブルアンコールは、佐々木がたった1人でステージへ。彼は「毎日歌詞を書いてて、歌いたいことがあって。でもまだバンドでできてないから、最後に弾き語りを……」とアコースティックギターを抱え、ビリー・ジョエル「PIANO MAN」の旋律に、自身の言葉に乗せた「Blues man」を歌い上げる。終盤はマイクスタンドを離れアカペラで絶唱し、観客に自らの思いを伝えてツアーのラストを飾った。

AFOC presents VS tour "(LOVE IS LIKE A) SUMMERTIME BLUES The Circuit"
2012年7月12日@東京都 赤坂BLITZセットリスト

THE BACK HORN

01. 世界を撃て
02. ブラックホールバースデイ
03. シリウス
04. 雨
05. 美しい名前
06. ラピスラズリ
07. 刃
08. コバルトブルー
09. 世界中に花束を

a flood of circle

01. Blood Red Shoes
02. The Beautiful Monkeys
03. 泥水のメロディー
04. 見るまえに跳べ
05. 賭け(Bet! Bet! Bet!)
06. Sweet Home Battle Field
07. Whole Lotta Love
08. Boy
09. プシケ
10. YU-REI Song
11. SUMMERTIME BLUES II
12. Human License
13. シーガル
<アンコール>
14. 噂の火
15. I LOVE YOU
16. King Cobra Twist ~-session #6-
<ダブルアンコール>
17. Blues man

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