岡村靖幸、森山未來が「モテキナイト」サプライズ出演
2012年3月12日 22:18
1 音楽ナタリー編集部
ライブイベント「モテキナイトFINAL!!」が昨日3月11日、東京・LIQUIDROOM ebisuにて開催された。当日は事前に出演告知のなかった岡村靖幸、森山未來、長澤まさみもサプライズで登場。超満員の観客が5時間強におよぶステージを楽しんだ。
イベントは、DJやついいちろうの飛び道具的DJで華々しくスタート。あらかじめ決められた恋人たちへが混沌としたパフォーマンスを披露したかと思えば、マキタスポーツが音楽ファンのツボを突く絶妙なネタを繰り出しフロアを沸かせていく。
続いて登場した女王蜂は、映画「モテキ」のテーマソングに起用された「デスコ」などアッパーな楽曲を連発し、アヴちゃん(Vo)は「生で観たほうがアガるやろ。アゲポヨにしてあげる」とファンを煽る。そして最後は「この映画を通してたくさんの人たちがこうして集まっていることが素晴らしいと思います。でもいろんな理由でここに来られなかった人たちもいる。その人たちのためにも私たちは思い切り楽しまなきゃ。最後の曲です。祈りをこめて」と語って「棘の海」を歌いあげた。
前回の「モテキナイト」に続いての出演となるフジファブリックは、コンピレーションアルバム「モテキ的音楽のススメ COVERS FOR MTK LOVERS盤」に収録された小沢健二のカバー「ぼくらが旅に出る理由」でフロアを盛り上げ、終盤では「モテキ」を象徴する楽曲「夜明けのBEAT」を演奏。山内総一郎(Vo, G)は「今夜は『モテキナイトFINAL!!』なので、この曲を志村くんの歌を使ってやりたいと思います」と告げ、2009年末に急逝した志村正彦(Vo, G)のボーカルトラックを使用した一夜限りの特別バージョンで「夜明けのBEAT」を演奏し始めた。そして会場が興奮に包まれる中、曲の途中でシークレットゲストの森山未來が突然ステージに登場。この曲のビデオクリップを思わせる激しいダンスで暴れまくり、会場を興奮のるつぼに叩き込んだ。
さらにサブステージには豪華なDJ陣とゲストも登場した。大根仁監督のDJタイムには観客として会場に来ていたジョニー大蔵大臣(水中、それは苦しい)と長澤まさみが飛び入り参加。長澤は大根監督からの「ではせっかくなので映画のセリフをいくつかここで」の無茶振りに「ドロンしまーす! シュシュシュシュー!」の名セリフを生披露し、会場の一体感はピークに。その後、やけのはらによるDJタイムでは七尾旅人とDorianも登場し、名曲「Rollin’ Rollin’」が歌われた。
この日のトリを務めたのは、当日までシークレット扱いとなっていた岡村靖幸。岡村は「カルアミルク」「あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう」「だいすき」など、人気のナンバーを次々と繰り出し、「モテキ! ベイベッ!」のコール&レスポンスを連発。そのファンキーなサウンドとキレのあるダンスで、フロアを大いに盛り上げた。
なお、3月23日には映画「モテキ」のBlu-rayとDVDが発売される。ディスク2枚組の「豪華盤」には大根仁監督監修のメイキング映像や特典映像が多数収録されるほか、予約購入者のみの特典として未公開シーン収録のDVDが用意されている。
音楽ナタリー @natalie_mu
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