昨日11月20日、HMVが企画する対バンイベントの第3弾「HMV THE 2MAN ~金爆に貪欲編~ 『しょこたんと
毎回異色の組み合わせで話題をさらう「HMV THE 2MAN」。第1弾のももいろクローバー×神聖かまってちゃん、第2弾の宇宙人×透明雑誌に続き、この日も思いもよらない対バンで注目を集めた。
オープニングアクトを務めた3人組ギター&ボーカルユニットのUNISTのパフォーマンスを経て、先攻のゴールデンボンバーの出番に。オープニングSEとして「カントリーロード」日本語版が聞こえたかと思えば、ママチャリに乗って鬼龍院翔(Vo)と喜矢武豊(G)が登場し、映画「耳をすませば」のハイライトシーンを演じてみせる。最後に2人がぎゅっと抱き合うと、満員のフロアからは早くも嬌声が巻き起こった。
そして1曲目として鳴らされたのは「僕クエスト」。観客からも壮絶なoiコールが沸き、テンションの上がったメンバー4人がハイジャンプを決めようとするがステージ中央で全員がぶつかり合いもんどりうつというお約束の展開になり、キリショーが「ちゃんと舞台の大きさを考えて動けっつってんだろ!」と叱咤する場面も。さらに「元カレ殺ス」では喜矢武がお立ち台でエアギターソロを繰り広げていると、樽美酒研二(Dr)がその横でかいがいしく汗を拭いたりステージドリンクを飲ませたりする。
のっけからのハイテンションに歓声で応えるフロアを見てキリショーは、「すげえ! いつものライブにはないエネルギー!」と驚きつつも、金爆を初めて観るしょこたんファンに向かって「できるだけわかりやすいボケを挟んでいくんでよろしくお願いしまーす」と挨拶。続くメンバー紹介では、喜矢武が「しょこたんは猫が大好きなんですよね! マミタス含めて8匹も飼ってて!」、歌広場淳(B)が「僕、しょこたんのお母さんの桂子さんが大好きで!」、樽美酒が「しょこたんに負けじとブログを鬼更新します! ライブ中にも更新します!」とそれぞれ対バン相手のしょこたんへ猛アピールを行った。
「じゃあPAさん、次の曲再生してくださーい」というキリショーの合図から「抱きしめてシュヴァルツ」へ。この曲の間奏では、喜矢武がいったん袖に下がったかと思うと、黒猫のフルフェイスマスクに上半身は裸、下半身は黒いタオル、そして首に長い鎖をつけた“マミタス”姿で再登場。歌広場が振り回す巨大猫じゃらしにじゃれつこうとするも、鎖の長さが足りず何度もステージ上に叩き付けられる、という“ギターソロ”が展開された。
さらに次のMCでは、喜矢武が「今日は何の日か知ってます? バカだなお前達、X JAPANのYOSHIKIさんの誕生日です!」「YOSHIKIさんにちょっとでも近づくためにこれからもがんばります!」と大先輩への尊敬をあらわに。これはもちろん続くステージングへの前振りで、「また君に番号を聞けなかった」でそのYOSHIKIのコスプレをし、ドラムセットから段ボールでできたフロアタムをフロアに放り投げるなど、やりたい放題。もちろんアウトロでは、樽美酒の代わりに喜矢武が華麗なエアドラムソロを見せつけた。
ゴールデンボンバーの勢いはライブ後半も止まることなく、「もうバンドマンに恋なんてしない」でしっとりとファンを魅了したあとは、ニューシングル「酔わせてモヒート」で喜矢武が空のCDを貼り付けたジャケットからCDをはがしては投げるソロを披露し、「いいひと」ではキリショーがタオルを回すようオーディエンスを煽る。そして「毒グモ女(萌え燃え編)」では、振り付けを指南するためスケッチブックでフリップまで用意する準備周到さで、会場中を笑いの渦に巻き込んでいく。
「次はラストの曲ー!」というキリショーのシャウトを合図に鳴らされたのは、ヒット曲「女々しくて」だ。この曲では金爆ファンのみならずしょこたんファンも一緒になって同じ振り付けで踊る。さらに楽曲後半では、メンバー4人が黄色いポンポンを手に持ち、足を振り上げてチアのようなダンスを披露。大盛り上がりの中、ゴールデンボンバーのステージは幕を下ろした。
転換を挟み
最初のMCでは、「すべてにおいてひとりぼっちだったしょこたんでございますが、あんなに素晴らしいゴールデンボンバーさんと対バンできるなんて、ありがとうございマミタス!」とこの日を迎えた喜びを吐露。また、金爆のMCについても触れ、「マミタスから桂子まで、わたくしの人生という人生をいじっていただいてありがとうございます!』と語ると、会場からはあたたかい笑いが起こった。
「初めましての方ー! うわー、いっぱいいるしゃすー!」と独特の表現で、さまざまな層の観客が集まったことにうれしさを表したあとは、自身のカバーアルバムシリーズ「しょこたん☆かばー」に収められた楽曲をメドレーでパフォーマンス。相川七瀬「恋心」、高橋洋子「魂のルフラン」、PSY・S「Angel Night ~天使のいる場所~」、桜高軽音部「Don't say "lazy"」をパワフルな歌声で歌い上げ、ロックな一面をのぞかせた。
さらに「この皆さんから出ている“貪欲汁”を拭かないまま、皆さん一緒に歌ってください!」「9kgあります1歳児と同じ重さのマミタス様になりきって!」とオーディエンスに要求し、「CAT Life」を一緒に合唱。そして「pretty please chocolate on top」では、サビで観客と一緒にかわいらしい振り付けで踊り、「rainbow forecast」では、軽やかな歌声で会場を幸福な空気で満たす。
続くMCでは、観客との一体感を「みんなで一緒に巨大変形ロボになった気分です!」と表現したしょこたん。そのうれしさを写真で切り取るべく、ここでブログに載せる写真を観客と一緒に撮影することになった。会場全体が指の形をハートにした様子を確認したい人は、しょこたんのオフィシャルブログをチェックしてみよう。
そしてしょこたんは、「ここからは怒濤のロックの時間でございます! みなさんHP&MP余ってますかー!」とオーディエンスを煽ると、ラストスパートへ。「続く世界」「TYRANT too young」といったアッパーな楽曲ではフロアを踊らせ、「涙の種、笑顔の花」ではやわらかな歌声で熱狂する観客をクールダウンさせる。そして本編最後の曲として「フライングヒューマノイド」をプレゼントすると、満面の笑顔をたたえて舞台を降りていった。
怒号のようなアンコールの声に応え、まずはしょこたんがスライディングタックルでステージ上に再登場。「こんなもんじゃ、終わらねえだろー!?」と叫ぶと、ゴールデンボンバーを呼び込んだ。そして姿を見せたのは、キリショー、歌広場、樽美酒の3人。少し遅れて駆け込んできた喜矢武は再度“マミタス”姿に変身している。それを見てしょこたんは「うわー! マミタス! キモス!」と大喜び。喜矢武もきりっとした声色で「どうも、マミタスです」と返すなど、ノリノリな様子。
しょこたんが「せっかくなので一緒に1曲! 歌わせてもらっていいでしょうか!」と口にし、続けて「あったまってるかー! 貪欲かー! 発情してんのかー!!」と会場を煽ってスタートしたのはLINDBERG「今すぐKISS ME」のカバーだ。しょこたんが1番を、キリショーが2番を歌う後ろで、なぜか樽美酒が喜矢武をステージ上に押し倒しマウントポジションでボコボコにする。黒猫マスクをはがすと、そのままジャイアントスイングで喜矢武をぐるぐる振り回し始めたので、歌うしょこたん&キリショーがぶつからないように逃げ惑う展開に。さらに歌広場が間奏で見事なバク宙を決めたかと思えば、喜矢武をお姫様だっこで抱えぐるぐる回る。その上喜矢武の頬にチュッとキスをするというヴィジュアル系らしいパフォーマンスに、ファンから絶叫が沸くというカオスな様相で、この日の対バンは大成功に終わった。
HMV THE 2MAN ~金爆に貪欲編~「しょこたんとゴールデンボンバー」
UNIST(オープニングアクト)
01. U・N・I・S・T
02. SHAKE ~ RADIO ~ めっちゃホリデー
03. ONE DAY
ゴールデンボンバー
01. 僕クエスト
02. 元カレ殺ス
03. 抱きしめてシュヴァルツ
04. トラウマキャバ嬢
05. また君に番号を聞けなかった
06. もうバンドマンに恋なんてしない
07. 酔わせてモヒート
08. いいひと
09. 毒グモ女(萌え燃え編)
10. イヤホン
11. 女々しくて
中川翔子
01. 空色デイズ
02. つよがり
03. 恋心
04. 魂のルフラン
05. Angel Night ~天使のいる場所~
06. Don't say "lazy"
07. CAT Life
08. pretty please chocolate on top
09. rainbow forecast
10. 続く世界
11. TYRANT too young
12. 涙の種、笑顔の花
13. フライングヒューマノイド
アンコール(中川翔子×ゴールデンボンバー)
01. 今すぐKISS ME
リンク
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- 中川 翔子 ~しょこ☆たいむ~
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