元ちとせ、3年ぶりのCDは浅田次郎原作映画イメージソング

元ちとせが前作「蛍星」から3年ぶりのCDシングルとなる「永遠の調べ（とわのしらべ）」を8月31日にリリースすることが決定した。

表題曲は8月27日より全国公開される角川映画「日輪の遺産」のイメージソング。この映画は人気作家の浅田次郎が「初めて自由に書いていいと言われ、書き上げて世に出したとき、ようやく小説家になれた気がした」と語っている、彼の原点ともいえる1993年刊行の長編小説が原作となっている。

映画の舞台は終戦間際の日本で、マッカーサーから略奪した900億円の財宝を戦後日本の復興のために隠匿する任務を背負った、3人の軍人と20人の少女たちの姿が描かれる。堺雅人、中村獅童、福士誠治、ユースケ・サンタマリア、八千草薫らが出演し、監督は「半落ち」「出口のない海」などで知られる佐々部清が務めている。

イメージソング「永遠の調べ」はスコットランド民謡「アニー・ローリー」が原曲。オリジナルのメロディをもとに、映画からインスパイアされた歌詞が新たに書き下ろされた。

この曲について元は「誰もが永遠の眠りにつくとき、贈られたい歌がきっとあるはずです。その歌があれば、残された人たちの中に誰もが生き続けることができると思います。この映画の少女たちにもそんな歌があってほしい。そんな思いを込めて歌っています」とコメント。映画のサイトでは「永遠の調べ」が使用された予告編映像も公開されている。

なおシングルにはカップリングとして、元ちとせが出演したTBS系特別番組「ウミガメが教えてくれること」のテーマソング「遠い海へ旅に出た私の友達」や、1月に配信されたさだまさよし（岡本定義［COIL］＋山崎まさよし）プロデュース曲「やわらかなサイクル」、そして表題曲のインストバージョンが収められる。