これは茨城、福島、宮城、岩手の4会場を回る、銀杏BOYZにとって約3年5カ月ぶりのライブツアー。この日の会場は激しいチケット争奪戦を勝ち抜いたファンで超満員となった。
ライブは大音量のフィードバックノイズからスタートした。チン中村(G)の足元には30台近いエフェクターが並び、4台のギターアンプから放たれる音の洪水がフロアを満たす。バンドは、多くの観客がこれまでに体験したことのないほどの刺激的な爆音を容赦なく浴びせ続けていった。
序盤から激しいナンバーを連続で叩きつけた後、中盤では一転してスローなナンバーも演奏。楽曲によってはアレンジを大幅に変え、打ち込みのトラックを使ったり、メンバー全員がサンプラーを使用したりと、新たな試みで観客を驚かせた。さらにこの日は「惡魔ちゃん」「ぽあだむ」という新曲2曲も披露。峯田和伸(Vo, G)はMCで「今日は特別な日でもなんでもない。でも今日水戸に来てあなたたちの前で歌えたことを本当にうれしく思います」と、感謝の言葉を伝えていた。
彼らがライブを行ったのは2010年9月の野外フェス「長田大行進曲」出演以来約9カ月ぶり、イベント以外のワンマンライブは2008年9月の渋谷La.mama公演以来約2年9カ月ぶり。ツアーは今後、6月30日の福島・いわきSONIC、7月4日の宮城・仙台CLUB JUNK BOX、7月7日の岩手・盛岡CLUB CHANGE WAVEの3公演が予定されている。
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銀杏BOYZ、新曲披露轟音ライブで東日本ツアー幕開け http://natalie.mu/music/news/51993