ミスター小西ついに復活！フラカン4人揃ってツアー後半戦へ

2010年12月6日 23:13 58 1 音楽ナタリー編集部

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骨折治療で休養していたフラワーカンパニーズのドラマー・ミスター小西が、12月4日のSHIBUYA-AX公演より復帰。全26曲、2時間半を超えるライブを完走し、完全復活した元気な姿を見せた。

フラワーカンパニーズとは？

1989年4月に鈴木圭介（Vo）、グレートマエカワ（B）、竹安堅一（G）、ミスター小西（Dr）の4人により名古屋で結成されたロックバンド。地元・名古屋を拠点とした精力的なライブ活動を経て、1994年に上京。1995年にアルバム「フラカンのフェイクでいこう」でメジャーデビューを果たす。2004年に発表された楽曲「深夜高速」は、ファンのみならず多くのロックファンから愛され続け、バンド結成20周年を迎えた2009年には「深夜高速」をさまざまなアーティストがカバーしたコンピレーションアルバム「深夜高速 -生きててよかったの集い-」がリリースされた。2015年12月には、結成26年目にして自身初となる日本武道館公演「フラカンの日本武道館～生きててよかった、そんな夜はココだ！～」を開催。2017年6月には自主レーベル「チキン・スキン・レコード」を立ち上げた。2025年1月に通算20枚目のオリジナルアルバム「正しい哺乳類」を発表。同月から全21公演のツアー「正しい哺乳類ツアー2025」を行い、9月には2度目となる日本武道館公演「フラカンの日本武道館 Part2 ～超・今が旬～」を開催する。

ドラム3台の共演で異常な盛り上がりを見せたアンコールの様子。

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フラワーカンパニーズ（ミスター小西骨折時）

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ミスター小西は9月初旬、夏フェスの打ち上げ会場で右足の指を3本骨折。ニューアルバム「チェスト！チェスト！チェスト！」の発売と、それにともなう全国ツアーを目前に控えた時期に、ライブ活動を続けられなくなるかもしれないという緊急事態に陥った。

結果、ツアーは急遽サポートドラマーとしてクハラカズユキ（The Birthday）、サンコンJr.（ウルフルズ）を迎えて10月11日に幕を開けた。メンバーが欠けた状態でツアーを行ったのは、フラカン史上今回が初めて。安否が気遣われていた小西だったが、およそ2カ月遅れでツアー合流を果たした。小西復帰1発目のライブでは、最新アルバムの中から「ミスター小西が復活したらやる」とあたためておいた新曲を多数披露。ひさびさに顔をそろえた4人の熱演に、会場はいつもに増して大きな盛り上がりを見せた。

また、アンコールでは小西の不在を救ったクハラ＆サンコンJr.が加わり、トリプルドラムで5曲を演奏。ライブ定番曲「真冬の盆踊り」ではさらにThe ピーズのメンバーがフラカンに内緒で乱入し、今年一番のうれしい夜に花を添えた。

ツアーは2011年2月11日・12日の心斎橋CLUB QUATTRO 2DAYSまで、残すところ計9公演。そして4月16日には、日比谷野外大音楽堂にて結成22周年記念ワンマン「フラカン22周年祭～ゾロ目だョ全員集合！～」が開催される。また、来春には結成20周年ライブの模様も収めたドキュメンタリー映画がDVDで発売される予定となっているので、ファンはこちらも楽しみにしておこう。