濱瀬元彦 E.L.F Ensemble &
「ブルー・ノートと調性」「東京大学のアルバート・アイラー」「M/D マイルス・デューイ・デイヴィスIII世研究」といった書籍で圧倒的な理論構築力を示した濱瀬元彦。70年代から80年代にかけてはベーシストとして第一線で活躍していたが、90年代以降は音楽学者として研究と理論展開に専念し、「消えたベーシスト」とも呼ばれていた。
そんな彼の20年ぶりの新作は、盟友・菊地成孔との共同プロデュースにより制作。4月13日に東京・渋谷JZ Bratで行われたライブでの、強烈な熱量を持ったアンサンブルをそのまま無修正でパッケージしている。
この作品では濱瀬元彦と清水玲が、6弦ベースとギターシンセサイザー、そしてマルチエフェクターなどを使用。この2人のベース演奏を軸に成澤功章(Pf)、岡部洋一(Perc)、菊地成孔(Sax)といったメンバーを迎え、ジャコ・パストリアスやSQUAREPUSHERを経た人力テクノジャズを作り出してる。なお、ライナーノーツには斎藤環(精神科医、評論家)、濱瀬元彦、菊地成孔の鼎談「音楽家と学者は、対話すべきなのか?」が掲載される。
12月6日には東京・青山EATS and MEETS Cayにてこのアルバムのリリースパーティを開催。ゲストプレイヤーに菊地成孔を迎えてライブが行われ、さらに菊地成孔はDJとしてもイベントに出演する。
収録曲
01. Technodrome
02. Imagery
03. Burning Angels
04. End of Legal Fiction
05. Opaque
06. Notes of Forestry
07. Anecdote
■濱瀬元彦 E.L.F Ensemble & 菊地成孔 『The End of Legal Fiction Live at JZ Brat』予告編
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- Motohiko Hamase The ELF Ensemble on Myspace Music
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音楽ナタリー @natalie_mu
菊地成孔迎え「消えたベーシスト」が20年ぶりの新作発表 http://natalie.mu/music/news/40161