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病み上がりの上坂すみれが渋谷の密室で哲学組手、次作は「筋肉の山」

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上坂すみれ

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上坂すみれのニューシングル「踊れ!きゅーきょく哲学」の発売を記念したトーク&ミニライブイベント「密室!哲学300人組手」が、7月16日に東京・タワーレコード渋谷店B1F CUTUP STUDIOで開催された。

4月から6月にかけてTOKYO MXで放送された冠番組「上坂すみれのヤバい○○」を彷彿とさせる予告ナレーションに続いて登場した上坂は、ステージに上がるなりキングレコードのプロデューサー・須藤孝太郎氏を相手に不平不満を連発。先日まで1週間ほど体調不良で入院していたという彼女は「(入院は)絶対『ヤバい○○』のせいですからね!」とハードだった冠番組の撮影を振り返り、須藤プロデューサーも「あれは僕もつらかった。誰のためにやってるのかわからなくなってきた」と苦い顔で語ったが、番組は放送のたびにTwitterでトレンド入りするなど大きな反響が集まっていた。毎回半日におよんだロケ収録を30分にまとめていたため、やむなくカットされた場面は各話大量にあるとのことで、須藤プロデューサーは現在「ヤバい〇〇」のソフト化に向けて未公開シーンの編集をしていることを報告。上坂はさまざまな場面を思い出しながら「あの場面をカットしやがって……私のがんばりを。本当に許さないですよ!」と愚痴をこぼした。

「本当はクルーザーで番組打ち上げをやる予定だったのに頓挫したんですよ」「『ヤバい〇〇』の収録がいかに長かったか、この間『タモリ倶楽部』に出てよくわかりました。台本もきちんと製本されていて『あれ、私が知ってるテレビ番組の収録と全然違う。コピー用紙3枚じゃない』って衝撃を受けましたよ」と「ヤバい〇〇」への不平不満が止まらない様子の上坂だったが、須藤プロデューサーは「次は『上坂すみれのヤバい○○ハードコア』。第3期は『上坂すみれのヤバい○○ナイトメア』」と続編への意欲を示した。上坂と須藤プロデューサーはその後もレポートに掲載しかねるトークを繰り広げ、「リリースイベントなんだから曲の話もしないと」と気付いた頃にはイベント開始からおよそ30分が経過していた。上坂は7月12日に発売されたばかりのシングル「踊れ!きゅーきょく哲学」の表題曲について話を始めようとしたところで、客席にシングル衣装のコスプレをした女性を発見し、女性にステージへと上がってくるよう促すと、ニーハイの網タイツを見て「うわ、ニーハイ、エッロ!」と大興奮。結局表題曲の話はほとんどしないままミニライブコーナーへと突入した。

今回のイベントは「密室!哲学300人組手」と銘打たれていたものの、会場には300人を超える同志諸君(上坂ファンの総称)が集まっており、満員のフロアは上坂のイメージカラーである赤のペンライトで埋め尽くされた。オープニングSE「予感02」に乗せて再登場した上坂は「せっかくだから見ていってください。血管のない腕です!」と、点滴針を通しにくそうな白い左腕をまっすぐ伸ばし「みんな血管ある? 血管ある? わ、めっちゃありますね。いいなあ」とおよそライブのオープニングらしからぬ発言で観客を煽る。そして「とにかく無事に元気になったので、今日は何とぞよろしくお願いします!」と、まずはシングル表題曲「踊れ!きゅーきょく哲学」を初披露。場内が真っ赤に染まる中、同曲がエンディングテーマに採用されたテレビアニメ「アホガール」の象徴的アイテム・バナナの形をしたペンライトの黄色い明かりもちらほら見られた。2曲目に歌われたのは、内田真礼とのコラボレーション楽曲「最先端△ガール(featuring 内田真礼)」。この日は内田のパートを上坂と同志諸君が補う“without 内田真礼”バージョンとして披露することに。曲中のセリフパートでは「真礼さんはアフレコの前にまるごとバナナを食べて胃もたれしたそうです」と“最近の真礼さん情報”がインサートされた。

内田とのアフレコエピソードでひとしきり盛り上がったあと、「上坂すみれのヤバい○○」のテーマソング「ヤバい〇〇」でミニライブは終了となったが、歌い終えた上坂は「新しいお知らせがあるみたいですよ」と、10月18日に“1st EP”の発売が決定したことを報告した。しかし“EP”が何を指すものなのかわからない上坂は「EP? それシングルじゃないのかな……せつめーい! せつめーい!」と須藤プロデューサーを呼び出して説明を促す。須藤プロデューサー曰く、次作は10月放送開始のテレビアニメ「鬼灯の冷徹」のエンディングテーマや、ほかのテレビアニメのタイアップソングなどバラエティに富んだ楽曲を収めたシングルになる予定で、通常のシングルのように表題曲とその他のカップリング曲という区分けをしない作品になるとのこと。よってタイトルはシングル収録曲とは別の名義になるため、須藤プロデューサーは「上坂さんが好きなのを付けていいですよ」とその場で提案。上坂は「『マッチョ・マウンテン』とか。『筋肉の山(マッチョ・マウンテン)』で」と即答したが、最終的にどのようなタイトルとなるのか気になるところだ。今作からわずか3カ月というリリースペースに上坂は「シングルは1年に1枚出せればと思っていたので、こんなに早く前に立たせてもらえることがあるなんて」と驚きつつも「精一杯がんばろうと思っているので、なにとぞよろしくお願いします」と意気込んだ。

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