「素敵な10年間をありがとう」Buono!、超満員の横浜アリーナで飾った有終の美

39

2820

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 915 1846
  • 59 シェア

本日5月22日に神奈川・横浜アリーナにてBuono!のワンマンライブ「Buono!ライブ2017 ~Pienezza」が開催された。

Buono!「Buono!ライブ2017 ~Pienezza」神奈川・横浜アリーナ公演の様子。(写真提供:アップフロント)

Buono!「Buono!ライブ2017 ~Pienezza」神奈川・横浜アリーナ公演の様子。(写真提供:アップフロント)

大きなサイズで見る(全10件)

6月30日をもって嗣永桃子がハロー!プロジェクトを卒業することにより、今年で結成10周年を迎えるBuono!にとってのラストコンサートとなった本公演。メンバーの3人はそれぞれが所属する℃-uteカントリー・ガールズ、PINK CRES.としてもライブに出演し、横浜アリーナに集った約15000人のファンを約3時間にわたって楽しませた。

Buono!「Buono!ライブ2017 ~Pienezza」神奈川・横浜アリーナ公演の様子。(写真提供:アップフロント)

Buono!「Buono!ライブ2017 ~Pienezza」神奈川・横浜アリーナ公演の様子。(写真提供:アップフロント)[拡大]

会場の中央に設置された円形ステージに現れたBuono!の3人は、「横浜アリーナ、最高のライブにしようぜ!」という叫びから「恋愛▼ライダー」を最初に披露。銀テープが舞う中、バックバンドのDolceと共に会場を盛り上げていく。2曲目の「Bravo☆Bravo」ではセンターステージから延びた花道を通ってサブステージに移動し、「P・A・T・I」のフレーズのかけ合いを観客と繰り広げた。

「Buono!全曲 早唄い対決」と題した、お題の曲を最初に歌えたメンバーが料理を食べられる企画のVTRが上映されたのち、ステージには夏焼雅ら3人からなるPINK CRES.が登場。ピンクのペンライトで染まった会場で「fun fun fun」「キレイ・カワイ・ミライ」を歌唱した。続く嗣永桃子率いるカントリー・ガールズはカラフルな衣装で「ピーナッツバタージェリーラブ」「リズムが呼んでいるぞ!」をパフォーマンス。鈴木愛理が所属する℃-uteは「The Cartain Rises」「Kiss me 愛してる」をクールに歌い、MCでは鈴木がメンバーから「Buono!で歌ってると遠く感じる。今日の愛理まぶしいわあ」と言われ誇らしげな表情を見せた。

「泣き虫少年」を演奏するBuono!。(写真提供:アップフロント)

「泣き虫少年」を演奏するBuono!。(写真提供:アップフロント)[拡大]

各グループによるパフォーマンスが終わり、モニタにはBuono!が出演した懐かしのCMやライブの映像が映し出される。3人が「泣き虫少年」を演奏する昔のライブの模様が流れると、彼女たちはその映像を再現するかのように嗣永がドラム、鈴木がギター、夏焼がベースを演奏しながらセンターステージに登場。客席からは大きな歓声が上がった。MCでは嗣永が「ついに横浜アリーナのステージに立っちゃってますよ!」と感慨深げに話し、「『泣き虫少年』あのときより上手だったよね!?」とテンション高く語った。

Buono!「Buono!ライブ2017 ~Pienezza」神奈川・横浜アリーナ公演の様子。(写真提供:アップフロント)

Buono!「Buono!ライブ2017 ~Pienezza」神奈川・横浜アリーナ公演の様子。(写真提供:アップフロント)[拡大]

軽快なトークで観客を和ませた3人は、夏焼の「次は懐かしい曲も歌っていきたいと思います」という言葉から「Cafe Buono!」や「こころのたまご」などを含む初期の楽曲のメドレーを披露。さらに彼女たちはDolceのメンバー紹介を経て「夏ダカラ!」を届け、鈴木による「あなたがいないと息ができない」というセリフでファンを歓喜させた。再びモニタにVTRが上映され、DolceのバンドマスターであるejiがBuono!への手紙を読み上げる映像が流れたあと、ライブはアコースティックセットへ突入。彼女たちはejiによるピアノから始まる「消失点-Vanishing Point-」や「I NEED YOU」などのバラードソングを、白いドレス姿でしっとりと歌い上げた。

Buono!「Buono!ライブ2017 ~Pienezza」神奈川・横浜アリーナ公演の様子。(写真提供:アップフロント)

Buono!「Buono!ライブ2017 ~Pienezza」神奈川・横浜アリーナ公演の様子。(写真提供:アップフロント)[拡大]

その後3人はイントロの鈴木の独唱が印象的な「初恋サイダー」などで場内の熱気を一気に上昇させていく。メンバーがタオルを振り回す「ワープ!」ではコール&レスポンスを展開し、「Independent girl~独立女子であるために」やハイテンポな「MY BOY」の曲中にはセンターステージに炎が上がる演出でオーディエンスを圧倒。本編ラストをエモーショナルなナンバー「ゴール」で締めくくった。

Buono!「Buono!ライブ2017 ~Pienezza」神奈川・横浜アリーナ公演の様子。(写真提供:アップフロント)

Buono!「Buono!ライブ2017 ~Pienezza」神奈川・横浜アリーナ公演の様子。(写真提供:アップフロント)[拡大]

アンコールで再びステージに現れたBuono!は「Last Forever」を披露。鈴木は「思ったように歌えなくて悩んだBuono!だったけど、それを乗り越えて今があると思ってます。今日で終わっちゃうっていうのがまだ理解できてないです」と声を震わせながら語り、夏焼は「アイドルとは違ったライブができるのがBuono!ならではで、毎回毎回楽しいライブができたなって思います」としみじみと話した。最後に嗣永が「派生ユニットのBuono!が10年も続くとは思いませんでした。ファンの皆さんが応援してくれたお陰です。素敵な10年間をありがとうございました」とファンに感謝の気持ちを述べると、3人は「Kiss!Kiss!Kiss!」を投下。曲中のステージ上で3人が昼寝をする演出では、それぞれのBuono!への思いがモノローグとして場内に流れ、会場を感動的な空気で包み込んだ。そして彼女たちはデビュー曲「ホントのじぶん」を涙ながらに歌唱。客席に赤、ピンク、黄緑のバルーンが降り注ぐ中、「10年間本当にありがとうございました! Buono!でした!」とファンに向かって叫び、横浜アリーナ公演を終えた。

この記事の画像(全10件)

Buono!「Buono!ライブ2017 ~Pienezza」
2017年5月22日 横浜アリーナ セットリスト

01. 恋愛▼ライダー
02. Bravo☆Bravo
03. じゃなきゃもったいないっ!
04. fun fun fun / PINK CRES.
05. キレイ・カワイ・ミライ / PINK CRES.
06. ピーナッツバタージェリーラブ / カントリー・ガールズ
07. リズムが呼んでいるぞ! / カントリー・ガールズ
08. The Cartain Rises / ℃-ute
09. Kiss me 愛してる / ℃-ute
10. 泣き虫少年
11. JUICY HE@RT
12. ロッタラ ロッタラ
13. 初期曲メドレー(Cafe Buono! / Early Bird / こころのたまご / みんなだいすき / We are Buono!~Buono!のテーマ)
14. ロックの神様
15. 夏ダカラ!
16. うらはら
17. Blue-Sky-Blue
18. 消失点-Vanishing Point-
19. OVER THE RAINBOW
20. I NEED YOU
21. Ice Mermaid
22. 初恋サイダー(Album version)
23. ワープ!
24. Independent girl~独立女子であるために
25. カタオモイ。
26. DEEP MIND
27. MY BOY
28. ゴール
<アンコール>
29. Last Forever
30. Kiss!Kiss!Kiss!
31. ホントのじぶん

※▼は黒塗りハートマークが正式表記。

全文を表示

※記事初出時、曲名およびグループ名に一部誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

読者の反応

eji @ejipiano

「素敵な10年間をありがとう」Buono!、超満員の横浜アリーナで飾った有終の美 - 音楽ナタリー https://t.co/0hLWcelC0X

コメントを読む(39件)

リンク

このページは株式会社ナターシャの音楽ナタリー編集部が作成・配信しています。 Buono! / ℃-ute / カントリー・ガールズ の最新情報はリンク先をご覧ください。

音楽ナタリーでは国内アーティストを中心とした最新音楽ニュースを毎日配信!メジャーからインディーズまでリリース情報、ライブレポート、番組情報、コラムなど幅広い情報をお届けします。