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「17年間で一番幸せ」アンジュルム田村芽実、笑顔弾けた卒業公演

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「アンジュルム コンサートツアー 2016春『九位一体』~田村芽実卒業スペシャル~」の様子。

「アンジュルム コンサートツアー 2016春『九位一体』~田村芽実卒業スペシャル~」の様子。

アンジュルムが昨日5月30日に東京・日本武道館にて「アンジュルム コンサートツアー 2016春『九位一体』~田村芽実卒業スペシャル~」と銘打ったコンサートを開催した。

この日のコンサートはアンジュルムが5月5日より行ってきた春ツアーの千秋楽であると共に、およそ4年9カ月メンバーとして活動してきた田村芽実の卒業公演。会場の日本武道館には彼女との別れを惜しむおよそ1万人のファンが集結し、コンサート中には田村の担当カラーである紫色のペンライトを灯して卒業を祝福した。

記念すべきツアーファイナルの1曲目は新曲「次々続々」。メンバーはせり上がるサブステージの上から会場全体を見渡すように同曲を熱唱し、続けざまにアッパーなナンバー「ドンデンガエシ」で武道館の熱気を押し上げる。最初のMCで和田彩花は「ここまで作り上げてきたアンジュルムに自信しかありません。皆さん、観ていてください」とコメント。そして田村は「世界中のどこよりも幸せな空間をお届けします」と意気込みを語った。またハロー!プロジェクトと℃-uteのリーダー・矢島舞美が登場し田村へメッセージを送る。手紙の中で矢島は「スマイレージとして加入していい時期も悪い時期も経験してきためいめい(田村)だけど、決して折れることなくいつもやる気に満ちあふれてました。めいめいは太陽のような存在だったと思います。これからは大好きなミュージカルで皆さんに感動を届けてください」と述べ、喜ぶ田村と抱き合った。

中盤のユニットコーナーでは田村と室田瑞希、相川茉穂、佐々木莉佳子、上國料萌衣の後輩メンバー4人で「シューティングスター」「天真爛漫」を歌唱。その後、後輩メンバーと入れ替わる形で先輩の和田彩花、同期の中西香菜、勝田里奈、竹内朱莉が登場し、田村と共に「スマイルファンタジー」を歌い上げ、感極まった竹内は歌唱中に瞳を潤ませた。

終盤のラストスパートでは「私、ちょいとカワイイ裏番長」から会場全体で恒例の“ちょいカワ!コール”を行いテンションを上げ、「臥薪嘗胆」「出すぎた杭は打たれない」「大器晩成」とアンジュルム改名後のヒットナンバーを畳みかけた。本編ラストはスマイレージ時代から歌い続けている人気ナンバー「スキちゃん」で締めくくられ、9人は感謝の言葉を述べながらステージをあとにした。

ファンからの盛大な“めいめいコール”を受けて田村は再びステージに姿を現す。オレンジ色の衣装に身を包んだ田村はソロで「自転車チリリン」をサブステージで披露し、メインステージで待っていたメンバーと合流してベンチに腰掛けて満面の笑顔を見せた。そのまま田村はメンバーとファンに向けた手紙を朗読。その中で田村は「メンバーのみんなは個性がバラバラでキャラクターも違うけど、私が思うこのメンバーの共通するところは根っこの部分がとても温かいところだと思います。これからどんなことがあっても温かく優しい根っこの部分を張り巡らして強く大きな幹となって、ユニークで色とりどりな大輪の花を咲かせ続けてください。私も明日から小さな芽を大切に育てて、いつの日か大きな木となり、実りを遂げたいです。ファンの皆さんは、どんなときでも私の味方でいてくれて、やりきれない気持ちになったときも、いつも元気をもらっていました。皆さんとの素晴らしい毎日は私の宝物です」とコメントした。

続けて田村は「私は表現することが大好きです。これからは歌やダンスの勉強をするのはもちろん、毎日全力で生きて一人前の表現者になって帰ってきます。険しくつらい道のりだとは思いますが、私にはこんなにも待っていてくれるファンの皆さんがいます。それだけでどんなことでも乗り越えられる自信があります。必ず大きく深みのある人間になってステージに戻ってくると、皆さんと約束させてください。どんなことが待っていようと覚悟はできてます。きっと待っててください」とファンと約束を交わし、最後に「スマイレージ、そしてアンジュルムとして皆さんと一緒に歩んできた一生色あせることのない1752日を胸に抱き、明日から小さいけれど大きな一歩を歩んでいきます。これまで私と出会ってくれたすべての皆さんに感謝します。ありがとうございました。平成28年5月30日 スマイレージ / アンジュルム 田村芽実」と締めくくり、メンバーと共に「旅立ちの春が来た」を高らかに歌い上げた。

最後の挨拶ではメンバーそれぞれが田村に対して思いを述べる。その中で室田は「田村さんのストイックな部分とかパフォーマンスとかスタイルとか、全部私が受け継ぎたい! 温かく見守っててください。今までありがとうございました」とあふれる気持ちを打ち明けた。また竹内は田村に向けて「勝手にライバル視してた」と告白し田村やメンバーを驚かせ「私をここまで成長させてくれたのはめいのおかげです」と感謝の言葉を述べた。そして田村も「群馬で生まれたただの女の子をこんなに応援してくれて、皆さんには感謝しかありません。私はメンバーのことを心から愛しているので、皆さんこれからもアンジュルムの応援をよろしくお願いします。夢のような毎日を見せてくれてありがとうございました!」と改めて挨拶。最後に和田は「この素敵な空間をこれからも作っていきたい。私たちはどんなときも最高の仲間。今までも、そしてこれからも」と語り、ラストナンバー「友よ」を9人で熱唱。ファンからの大歓声に包まれながら田村は「17年間生きてきて今日が一番幸せ。皆さんに伝えたいことはただ1つです。本当に感謝してます! ありがとうございました! もう1つありました! 皆さん、大好きです! ありがとうございました! 田村芽実でした!」と発言し、この日のコンサートを締めくくると共に、ハロプロおよびアンジュルムとしての活動を終えた。

アンジュルム コンサートツアー 2016春「九位一体」~田村芽実卒業スペシャル~ 2016年5月30日 日本武道館 セットリスト

01. 次々続々
02. ドンデンガエシ
03. 糸島Distance
04. カクゴして!
05. 汗かいてカルナバル
06. マリオネット37℃
07. 新・日本のすすめ!
08. 夢見る15歳
09. ミステリーナイト!
10. プリーズ ミニスカ ポストウーマン!
11. 有頂天LOVE
12. シューティングスター ~ 天真爛漫(田村芽実・室田瑞希・相川茉穂・佐々木莉佳子、上國料萌衣)
13. スマイルファンタジー(田村芽実・和田彩花・中西香菜・勝田里奈・竹内朱莉)
14. 交差点
15. 恋ならとっくに始まってる
16. 私、ちょいとカワイイ裏番長
17. 乙女の逆襲
18. 七転び八起き
19. 臥薪嘗胆
20. 出すぎた杭は打たれない
21. 大器晩成
22. スキちゃん
<アンコール>
23. 自転車チリリン(田村芽実)
24. 旅立ちの春が来た
25. 友よ

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