1月30日に東京・浅草公会堂にて岩佐美咲(
AKB48の一員としての活動だけでなく、演歌歌手としてソロ活動を行っている岩佐。彼女がソロコンサートを開催するのはこの日が初めてのことで、会場には多数のファンが集まった。
幕が上がり場内が盛大な拍手と歓声に包まれる中、着物姿の岩佐が登場。彼女は自身のシングル曲である「初酒」と「鞆の浦慕情」を情感たっぷりに歌い、オーディエンスを魅了した。2曲歌い終えたところで最初のMCに入ると、客席から初のソロコンサート開催を祝福する「おめでとう!」の声が上がる。岩佐は「みんなの顔を見ると泣きそうになっちゃうから」と目に涙を浮かべながら話し、スタッフやオーディエンスに感謝の言葉を伝えた。さらに彼女は「ハロウィン・ナイト」「ヘビーローテーション」といったAKB48の楽曲や、「レット・イット・ゴー~ありのままで~」などを演歌調にアレンジした曲をメドレーで披露。観客は楽曲に合わせてゆっくりとサイリウムを振り、彼女の歌声に聴き入っていた。
ライブ中盤、白いドレスに着替えた岩佐は客席に登場し、ファンの目の前で「東京ブギウギ」「ブルー・ライト・ヨコハマ」といった往年の名曲を熱唱する。ステージに戻り「いろいろと初めての私をお見せしたい」と話した彼女は、アコースティックギターを手に「涙そうそう」「なごり雪」の2曲を弾き語りで披露した。さらにゲストとして、AKB48の卒業生であり岩佐と同じグループ7期生のメンバーの松井咲子が登場。松井はバースデーケーキをステージ上に運ぶと、この日に誕生日を迎えた岩佐に向けてオーディエンスとともに「Happy Birthday to You」を合唱し、場内を祝福ムードに変えた。現役の音大生でもある松井はコンサートにピアノの演奏で参加し、彼女の伴奏のもと岩佐は「履物と傘の物語」「翼をください」の2曲を笑顔で歌唱した。
またアンコールで、岩佐はAKB48を卒業することを発表した。彼女は「演歌の道1本でやっていきたいという思いが強くなってきて、この決断をさせていただきました。AKB48を辞めてからこそがスタートラインだと思っています。これからも応援してくださったらうれしいです」と話し、今後も歌手活動を続けていく旨をファンに説明。オーディエンスは突然の発表に驚きながらもステージ上に拍手や声援を送り、彼女の新たな一歩を祝福した。岩佐は最後にソロデビュー曲「無人駅」をこぶしを効かせてしっかりと歌い上げ、初ソロコンサートの幕を閉じた。
岩佐美咲「岩佐美咲ファーストコンサート~無人駅から 新たなる出発の刻(とき)~」
2016年1月30日 浅草公会堂 セットリスト
01. 初酒
02. 鞆の浦慕情
03. メドレー(フライングゲット~ハロウィン・ナイト~レット・イット・ゴー~ありのままで~~ヘビーローテーション~恋するフォーチュンクッキー)
04. 津軽海峡・冬景色
05. アンコ椿は恋の花
06. 天城越え
07. 女のブルース
08. 東京ブギウギ
09. 恋する夏の日
10. 東京のバスガール
11. ブルー・ライト・ヨコハマ
12. 瀬戸の花嫁
13. 赤いスイートピー
14. 涙そうそう
15. なごり雪
16. 履物と傘の物語
17. 翼をください
18. もしも私が空に住んでいたら
<アンコール>
19. 川の流れのように
20. ごめんね東京
21. 無人駅
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