きゃりー、ナイトクラブ風の新鮮ホールツアー完遂「来年5周年はド派手に」

きゃりーぱみゅぱみゅが昨日12月6日、全国ホールツアー「Crazy Party Night 2015」の最終公演を東京・東京国際フォーラム ホールAにて開催した。

今回のライブは、“きゃりー主催のナイトクラブで開催される奇妙なパーティ”というテーマで進行。DJを従えた形態に初挑戦し、ナイトクラブ特有の妖艶な照明やセットを取り入れるなど、これまできゃりーのライブで表現されてきたメルヘンでファンタジックな世界観とはひと味違う、大人っぽい雰囲気を押し出したツアーとなった。また、公演別に赤、青、緑、黄色、紫の5色のいずれかをパーティカラーとして設定し、来場者もそのテーマカラーを身に着けると特別な演出を楽しめるというトピックもあった。

冒頭は、ツアータイトルに掲げる「Crazy Party Night ～ぱんぷきんの逆襲～」のイントロが流れ、ドラァグクイーン風のダンサーたちに導かれてきゃりーが登場。クレオパトラ風のヘアメイクにノースリーブのワンピースという少し露出度の高い衣装に、オーディエンスが歓声を上げる。序盤のMCでは「今回はこれまでのライブと違って怪しげなナイトクラブがモチーフになってます！ 中田（ヤスタカ）さんが作ってくれたミックスがすっごいチャラかったので、チャラいブチ上げ系のライブをしてみたいなと思って挑戦しました」と説明。続いて「CANDY CANDY」「チェリーボンボン」「インベーダーインベーダー」などが中田ヤスタカ（CAPSULE）によるリミックスバージョンで投下され、宣言通りクラブ仕様のサウンドが展開されていった。

中盤で着用した2つ目の衣装は、ショッキングピンクのフェザードレス。こちらはきゃりーがスタイリストと相談し「鳥かご」というコンセプトで、パーティのオーガナイザーをイメージしてできあがったという。このパートでは「ファミリーパーティー」「きらきらキラー」などのアッパーチューンのみならず、「こいこいこい」「きまま」といったスローテンポの曲もかわいらしくパフォーマンスした。

その後「にんじゃりばんばん -extended mix-」から終盤に差しかかると、きゃりーはパーティカラーの5色でデザインされたファードレスにチェンジ。「つけまつける」「もったいないとらんど」「ファッションモンスター」などのシングルヒット曲を連発し、会場の老若男女を楽しませる。そして怪しげなSEが流れ、きゃりーは「さて、楽しい時間もあっという間でこれが最後の曲になります。ツアータイトルの『Crazy Party Night～ぱんぷきんの逆襲～』を歌います。ハロウィンソングなんですけど、日本を1年中ハロウィンに染めてやろうと思いまして、年中歌い続けます！」と楽曲に込めた思いを語る。観客全員で名物の“ゾンビダンス”を踊り、大盛り上がりの中、本編は幕を閉じた。

アンコールは、おなじみのピンクのうさ耳にツアーTシャツというスタイルで再登場。9月から開催してきたツアーが終わることについて、きゃりーは「初めてのことをやるのって勇気がいるんですね。今回は大人っぽい雰囲気だったりいろいろ心配もあったんですけど、私はやっててすごく楽しかったです！」と充実した表情を浮かべる。さらに「今回のツアーはファンの方と一緒にライブを作ってる感じがして、すっごくうれしかったです。 本当にみんなありがとう！」とファンへ感謝の気持ちを伝え、デビュー5周年を迎える2016年に向けて「来年はド派手にドーンといきたいと思います！」と意気込んで歓声を浴びた。

なお、この日の模様は1月30日（土）20:00よりWOWOWプライムにて放送される予定なので、ファンはチェックをお忘れなく。