小松未可子×上坂すみれ、スタチャライブで「ニンニクと水素水」な共演

29

573

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 399 639
  • 18 シェア

スターチャイルドレーベルによる初のライブ企画「STARCHILD presents LIVE NEXUS 2015」が、9月26日に東京・恵比寿ザ・ガーデンホールにて開催された。

「STARCHILD presents LIVE NEXUS 2015」の様子。(撮影:岡本麻衣[ODD JOB])

「STARCHILD presents LIVE NEXUS 2015」の様子。(撮影:岡本麻衣[ODD JOB])

大きなサイズで見る(全15件)

「LIVE NEXUS」は、つながりや連鎖を意味する“NEXUS”をテーマに、レーベル所属アーティストがコラボレーションを繰り広げるライブ企画。記念すべき第1回のステージでは、ともに声優で親交の深い小松未可子上坂すみれが登場した。小松は2012年4月、上坂は1年後の2013年4月にスターチャイルドからデビューを果たし、以降コンスタントにCDリリースとライブを重ねてそれぞれ独自のスタイルを築き上げている。

上坂すみれ(撮影:岡本麻衣[ODD JOB])

上坂すみれ(撮影:岡本麻衣[ODD JOB])[拡大]

Inner Urge(初回限定盤)

上坂すみれ「Inner Urge(初回限定盤)」
Amazon.co.jp

Inner Urge(アニメ盤)

上坂すみれ「Inner Urge(アニメ盤)」
Amazon.co.jp

開演時刻になると場内にスターチャイルドのサウンドロゴが大音量で鳴り響き、双方のファンでひしめくフロアに大きな歓声が上がった。続いて先攻・上坂の登場を知らせるインストナンバー「予感II」が流れると場内は一斉に上坂のイメージカラーである赤のサイリウムで染め上げられる。リズムに合わせて「オイ! オイ!」と威勢のよいコールが上がる中、上坂は巫女をモチーフにした紅白のハイソックス衣装で、紅白のお祓い棒を手にステージへ。上坂は「スターチャイルドにはびこる悪霊の皆さん、こんにちは! 同志(上坂ファンの総称)の皆さん、こんにちは! みかこ市民(小松ファンの総称)の皆さん、こんにち……パッタイ!」と元気に挨拶すると「LIVE NEXUS、開催ー!」とライブの幕開けを宣言し、最新シングル「Inner Urge」からパフォーマンスをスタートさせた。

ディスコサウンドの「Inner Urge」、メタルテイストの「閻魔大王に訊いてごらん」、80'sムードあふれる「キャラメル桃ジャム120%」とバリエーション豊かな楽曲を畳みかけた上坂は、3曲を終えたところで改めて観客に挨拶した。「スターチャイルドの業績アップのため、豊穣を祈願して巫女さんになりましたよ!」と衣装の説明をしたあとは、古今のスターチャイルド楽曲からのカバー楽曲を歌うレーベルイベントならではの企画へ。上坂は2011年放送のテレビアニメ「電波女と青春男」のオープニングテーマだった大亀あすかと神聖かまってちゃんによるコラボレーション「エリオをかまってちゃん」の楽曲「Os-宇宙人」をチョイス。彼女はさらにバンドメンバーを呼び込み、「バンドでやったこと全然ない曲を」と「げんし、女子は、たいようだった。」「七つの海よりキミの海」の2曲を生演奏をバックに披露した。

小松未可子(撮影:岡本麻衣[ODD JOB])

小松未可子(撮影:岡本麻衣[ODD JOB])[拡大]

群青サバイバル(青春盤)

小松未可子「群青サバイバル(青春盤)」
Amazon.co.jp

群青サバイバル(機関銃盤)

小松未可子「群青サバイバル(機関銃盤)」
Amazon.co.jp

後攻・小松のステージは、2013年7月発売の3rdシングル「終わらないメロディーを歌いだしました。」からスタート。観客はサイリウムを持ち替え、場内をブルーに染め上げる。小松は1曲目からバンドを従えたパフォーマンスを展開し、「ここからは後半戦、小松未可子の時間だー!」と観客を煽ると、続いてタンバリンを叩きながら「LISTEN!!」を熱唱。間髪入れずに「トウキョウ・ミッドスカイ」「群青サバイバル」と4曲を一気に歌い上げた。

カバーコーナーの楽曲セレクトについては、レーベルメイトである喜多村英梨に相談した結果「『Birth』歌ってよ!」と喜多村の楽曲をリクエストされたことを明かしつつも、「それはキタエリさんとやるときに残しておきたいので……みんなでハッピーな兄さん姉さんになりましょうか」と喜多村の別のナンバー「Happy Girl」をセレクト。ステージを所狭しと駆け回りながら歌った小松は「鼻の下に汗かいてつゆだくお姉さんですよ」と充実した笑顔を見せた。今回のライブではカバー曲のみならず、オリジナル楽曲の選曲にも相当悩んだという彼女。ラストナンバーには悩み抜いた中からデビュー曲「Black Holy」が選ばれた。

「STARCHILD presents LIVE NEXUS 2015」の様子。(撮影:岡本麻衣[ODD JOB])

「STARCHILD presents LIVE NEXUS 2015」の様子。(撮影:岡本麻衣[ODD JOB])[拡大]

小松とバンドメンバーがステージを去ると、満員のフロアからは「か・わ・い・い! か・わ・い・い!」の声が上がる。これは小松がMC中に放った「ところでアンコールではなんて呼ぶんだろう? 私のライブではみんな『み・か・こ・しー!』って呼んでくれるけど、すみぺはなんて呼ぶの? 『か・わ・い・い! か・わ・い・い!』?」という発言を受けてのもの。本来上坂のライブでは普通に「アンコール!」の声が上がるが、小松の提案通りのコールが鳴り響いた。照れながら登場した上坂と、「かっ、かわいいー! かわいいー!」とさらにはやしたてる小松。仲良しながらライブのスタイルも服装の傾向も違う2人はお互いを「水と油」「ニンニクと水素水」と表現しつつも、ここから息の合ったコラボステージを展開する。まずはテレビアニメ「ネギま!?」のオープニングテーマ「1000%SPARKING!」、続いてそれぞれの持ち曲である「パララックス・ビュー」「夏至の果実」をデュエット。最後は「初めての『LIVE NEXUS』をお後よろしく締めくくっちゃう?」と、テレビアニメ「じょしらく」のエンディングテーマ「お後がよろしくって…よ!」でにぎやかに締めくくった。

「STARCHILD presents LIVE NEXUS 2015」の様子。(撮影:岡本麻衣[ODD JOB])

「STARCHILD presents LIVE NEXUS 2015」の様子。(撮影:岡本麻衣[ODD JOB])[拡大]

大盛り上がりでライブを終えた2人は「LIVE NEXUS」第1回の成功を祝して、観客と一緒に記念撮影。「ライブ、ネクサース!」という大きなかけ声で場内が1つになった。しかし上坂は「これで本当にハケちゃうんですよね? なんか、締まらないー」と退場を踏みとどまり、「私1回やったことあるんですけど、同じ曲をもう1回歌うっていう……。意外とできるらしくて」と自らダブルアンコールを提案する。観客にリクエストを募った結果、小松がソロで歌った「Happy Girl」に決まったが、バンド機材は撤収してしまったため生演奏曲の再演はできないとスタッフからの指示を受け、1番のサビのみをアカペラで歌うことに。2人の「せーの」の合図で大合唱が巻き起こり、「LIVE NEXUS」第1回はハッピーなムードで幕を下ろした。次回はどのアーティストがスペシャルなステージを繰り広げるのか、今後の展開も楽しみにしておこう。

この記事の画像(全15件)

STARCHILD presents LIVE NEXUS 2015
2015年9月26日 恵比寿ザ・ガーデンホール セットリスト

上坂すみれ

01. Inner Urge
02. 閻魔大王に訊いてごらん
03. キャラメル桃ジャム120%
04. Os-宇宙人
05. げんし、女子は、たいようだった。
06. 七つの海よりキミの海

小松未可子

01. 終わらないメロディーを歌いだしました。
02. LISTEN!!
03. トウキョウ・ミッドスカイ
04. 群青サバイバル
05. Happy Girl
06. Black Holy

アンコール:小松未可子×上坂すみれ

01. 1000%SPARKING!
02. パララックス・ビュー
03. 夏至の果実
04. お後がよろしくって…よ!
05. Happy Girl(アカペラ)

全文を表示

※記事初出時、本文およびセットリストの楽曲表記に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

読者の反応

渡辺文重 @sammy_sammy

小松未可子×上坂すみれ、スタチャライブで「ニンニクと水素水」な共演 - 音楽ナタリー http://t.co/hKdcQynrHe

コメントを読む(29件)

関連商品

リンク

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャの音楽ナタリー編集部が作成・配信しています。 小松未可子 / 上坂すみれ の最新情報はリンク先をご覧ください。

音楽ナタリーでは国内アーティストを中心とした最新音楽ニュースを毎日配信!メジャーからインディーズまでリリース情報、ライブレポート、番組情報、コラムなど幅広い情報をお届けします。