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新ユニットも誕生!EBiDAN 39 & KiDS大騒ぎの「星男祭2015」

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「星男祭2015」の様子。(写真提供:SDR)

「星男祭2015」の様子。(写真提供:SDR)

9月27日に東京・かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホールにてEBiDAN 39 & KiDSの単独公演「星男祭2015」が開催された。

全国各地からEBiDANメンバーが集結する「星男祭」。出演者の人数が100人を超えたこのお祭りは、選抜メンバーによるダンスパフォーマンスで幕を開けた。彼らが華やかにオープニングを彩ると、舞台上のスクリーンにBS日テレ「EBiDAN アミーゴ!」で展開されていたEBiDAN TOKYOとEBiDAN OSAKAによる「けん玉パフォーマンスバトル」のVTRが映し出される。このバトルを制し、この日のステージに立つ権利を勝ち取ったのはEBiDAN OSAKA。OSAKAのメンバーはバトルの課題曲「けん玉LOVE」に乗せて堂々としたパフォーマンスを披露し、曲中のけん玉の技を披露するパートでは「大回転」「つばめ返し」「リフティング」と、難易度の高い技を次々と決めていった。

続いて舞台上には、MAGiC BOYZの5人が姿を見せる。「illson」でライブをスタートさせた彼らは激しく頭を振るダンスで一気にオーディエンスをヒートアップさせ、フウトは「マジボ1周年だよー!」と叫んで客席へ飛び出した。MCでは5人が客席に降り、ターゲットにしたファンをフリースタイルラップで口説くシーンも。DJのマヒロは「“しめじ”はいいけど“M!LK”はないでしょ 僕としようよモーニングショット」とM!LKへの“Disラップ”を披露して、グループの個性を見せつけた。続く「調子のってる↑」でタオル回しの波を発生させた彼らは最新曲「ありのままでマジボ」を途中まで披露してステージを終える。フウトは「マジボチェックしとけば間違いないんで!」と言い残し、颯爽と舞台をあとにした。

KiDSの選抜メンバーが初々しく歌い踊った「ベジベジポリス大作戦」を経て、ステージは「EBiDAN アミーゴ!」の「トム先生プロジェクト」のコーナーへ。これはブラザートムの指導のもと、中学生以上のメンバーが小学生メンバーのステージをプロデュースするもので、舞台に立ったメンバーは「夢の中で世界旅行をする夢を叶える」というコンセプトを表現した壮大なナンバー「百年後の空と意地」を披露した。プロデューサーメンバー考案の世界の国々をイメージしたダンスをメドレー形式で踊りつないでいく小学生メンバー。志村玲於が振りを考えた「インド」のパートでは全員が息ぴったりのダンスを踊る壮観が広がった。

続くさくらしめじは「まよなかぴくにっく」を1曲目にプレイ。2人はアイコンタクトを取りながら声を合わせ、息ぴったりのハーモニーを響かせる。高田彪我はこの日が中秋の名月だったことから「まったりゆったり、お月見に来た気分で楽しんでください!」と呼びかけてオーディエンスを和ませた。続く「いくじなし」では高田の叩くタンバリンに合わせてファンも体を揺らし、大きなコールが飛ぶ。この会場の一体感に、高田は「さくらしめじとして活動してきたこれまでの1年間、少しは成長できたのかな?」とほほ笑み、これに田中雅功は「2mmくらいの成長かな(笑)? 未熟な2人ですが、これからも僕たちの歌を精いっぱい届けられるようにがんばっていきます!」と続いた。彼らは最後にバックダンサーの「えのきっず」とともに新曲「みちくさこうしんきょく」を披露してステージを終えた。

EBiDAN OSAKAメンバーがホイッスルを威勢よく吹き鳴らした「エビビ-THE エール-」、EBiDAN SENDAI、さらにはEBiDAN NAGOYAとOKINAWAのメンバーが次々に登場しキレのある殺陣を披露した「ちゃんばらやばらば」、選抜39 & KiDSによる元気いっぱいの「宝物」と、公演中盤には多彩なプログラムが観客を楽しませる。続いてスタメンKiDSが登場すると、彼らはゲームサウンドを取り入れたオリジナル曲「てらこや」を披露。スタメンKiDSのメンバーにはそれぞれにモンスターのキャラクターが割り当てられており、Tシャツにプリントされた自身のモンスターを指差した長崎大晟は「このモンスター、かわいいでしょ?」と満面の笑みで客席に語りかけた。

和の心を学びメンバーのパフォーマンス力を磨くことがコンセプトの「和とRockプロジェクト」のステージでは、歌舞伎俳優の市川右近が振り付けに携わったパフォーマンスがお披露目された。光る長刀を持った古川毅とジャン海渡が大きな立ち回りを披露すると、メンバーがステージ上に勢ぞろい。彼らは市川右近の声をサンプリングしたナンバー「Big Dipper」に乗せ、見得や六方など歌舞伎の所作を取り入れたダンスを力強く歌い踊った。この曲が終わると、古川毅が1人でステージに立つ。彼は4月から3カ月間をかけて行った「ヴォーカル武者修行」について「いろいろと大切なものを得られたような気がしています」と語り「その3カ月の修行の中で歌った1曲を」と、「砂時計」を情感豊かに歌い上げた。

「砂時計」を歌い終えると、彼は武者修行の中で行ってきたソロライブについて言及。DISH//のMASAKIが彼のライブにゲストとして参加した際の出来事を振り返り「MASAKIくんに『グループのメンバーでよかったと思う瞬間は?』と聞いたら『ライブが終わったあとに、喜びを共有できること』と言っていたんです。それがずっと心に残っていて……」と言葉を紡いでいく。彼の一言一言に注目する観客へ向け、古川は「その言葉を聞いて、どんどん『チームっていいな』と思うようになっていきました。……何が言いたいか、わかりますよね?」と問いかける。ここで、新たなユニット「SUPER★DRAGON」のプロジェクトが始動することが明らかに。メンバーは古川、ジャン、志村、飯島颯、田中洸希、松村和哉、柴崎楽、伊藤壮吾、池田彪馬の9人で、そろいの衣装をまとった彼らはパワフルなダンスナンバー「Hack My Choice」のパフォーマンスを披露。息の合ったダンスと力強い歌声で、オーディエンスを圧倒した。

サプライズ発表の興奮が冷めやらぬ中、公演も佳境へ。この公演のトリを務めたM!LKはデビューシングルの表題曲「コーヒーが飲めません」で舞台上を躍動する。メンバーはステージの前方ギリギリまで飛び出して観客を煽り、会場にはファンの大きなかけ声が響いた。熱い盛り上がりに、佐野勇斗は「この調子で次の曲行こう!」と呼びかける。次のナンバーは「星空スコープ」。この曲はメンバーが「EBiDAN アミーゴ!」の中で歌唱力を磨くための課題曲として半年以上ボーカルレッスンを続けてきたナンバーで、5人は初めて観客の前でこの曲を歌った。ダンスを封印し、気持ちを込めてマイクに歌声を乗せるメンバーの姿に、オーディエンスは熱い視線を送る。曲を歌い終えると山崎悠稀が「これからいろいろなM!LKを見せていけたら」と客席に伝え、佐野は「5人の思いは皆さんに届いたでしょうか?」と問いかけた。彼らのラストナンバー「反抗期アバンチュール」では、メンバーが客席に駆け下りて観客を巻きこむエネルギッシュなステージングで、初めて5人でステージに立った昨年の「星男祭」からの大きな成長を見せつけた。

出演者全員による本編のラストナンバー「TRY」を経て、ステージは全員によるアンコールへ。1曲目の「恋心」では山崎と田中、トーマと古川などユニットの枠を超えたコンビによるユニゾンやラップが届けられていく。そして公演は「けもパン世界タイトルマッチ」で大団円。メンバーを代表してマイクを握った板垣瑞生は「各チーム、全力を尽くしてくれたと思います!」と客席に思いを伝え、山崎は「楽しかったです!」と笑顔でステージを締めくくった。

EBiDAN 39 & KiDS「星男祭2015」
2015年9月27日 かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール セットリスト

01. DANCEナンバー / 選抜
02. けん玉LOVE / EBiDAN OSAKA
03. illson / MAGiC BOYZ
04. MAGiC SPELL~かけちゃうぞ!ぴっぴっぴっ~ / MAGiC BOYZ
05. 調子のってる↑ / MAGiC BOYZ
06. ありのままでマジボ / MAGiC BOYZ
07. ベジベジポリス大作戦 / KiDS選抜
08. 百年後の空と意地 / 選抜
09. まよなかぴくにっく / さくらしめじ
10. いくじなし / さくらしめじ
11. みちくさこうしんきょく / さくらしめじ
12. スペシャルダンスメドレー / 選抜
13. エビビ-THE エール- / EBiDAN OSAKA
14. ちゃんばらやばらば / EBiDAN SENDAI & NAGOYA OKINAWA
15. 宝物 / 選抜39 & KiDS
16. てらこや / スタメンKiDS
17. Big Dipper / 和とRockプロジェクト
18. 砂時計 / 古川毅
19. DANCEナンバー / SUPER★DRAGON
20. Hack My Choice / SUPER★DRAGON
21. コーヒーが飲めません / M!LK
22. 星空スコープ / M!LK
23. 反抗期アバンチュール / M!LK
24. TRY / 全員
<アンコール>
25. 恋心 / 全員
26. けもパン世界タイトルマッチ / 全員

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