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羊毛とおはな、はな逝去を受け市川和則がコメント「歌を聴くことが一番の弔い」

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羊毛とおはなの千葉はな(Vo)が4月8日に逝去したことを受けて、メンバーの市川和則(G)と所属事務所がコメントを発表した。

2012年夏に乳がんと診断され闘病生活を送っていたが、4月8日に帰らぬ人となった千葉はな。市川和則は、「羊毛とおはなの音楽は前向きで明るい音楽なので、ファンの方に病気のイメージを持って聴いてもらいたくない」という千葉本人の思いからこれまでがんを公表していなかったことを明かした。そして「闘病の際も、ずっとどうすれば羊毛とおはなの音楽が広がるのかを考えていたような人なので、はなさんの歌を聴くことが一番の弔いになると思います」とコメント。また所属事務所ルーシーケイの小山奈々子氏は、「『私の身体はなくなってももっとみんなの近くにいけるから悲しまないで』と話していた彼女の強さをこれからも受け継いでいきたいと思います」とつづっている。

千葉は、2004年に市川とともに羊毛とおはなを結成。透明感のある柔らかな歌声でお茶の間にも親しまれ、2010年にNHK「みんなのうた」に楽曲を、2014年にNHK-BSドラマ「喰う寝るふたり、住むふたり」に主題歌を提供したり、台湾でライブを行ったりするなど幅広く活躍していた。プライベートでは2011年に一般男性と結婚。最期は実家のある富山にて夫とともに過ごしていた。

市川和則コメント

何度も告知については話し合いましたが、羊毛とおはなの音楽は前向きで明るい音楽なので、ファンの方に病気のイメージを持って聴いてもらいたくないというのが二人の中にありました。そのため、親しいミュージシャンやスタッフ、友達、ほとんどの方々に病名、病状を明かしていなかったのでたくさんの方々をびっくりさせてしまった事を謝らなければなりません。闘病の際も、ずっとどうすれば羊毛とおはなの音楽が広がるのかを考えていたような人なので、はなさんの歌を聴くことが一番の弔いになると思います。

小山奈々子(株式会社ルーシーケイ代表)コメント

はなを応援するために作った羊毛とおはなの日、そのみんなの想いを見届けるようにして羊毛とおなはの音楽を聴きながら千葉はなが旅立ちました。闘病生活は続いてはいたのですが、まさかこんなにも突然の出来事に言葉もありません。誰よりもファンを思う彼女ならではの最後の感謝の表現だったのだと思います。「私の身体はなくなってももっとみんなの近くにいけるから悲しまないで」と話していた彼女の強さをこれからも受け継いでいきたいと思います。

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