VAMPS、Nothing More、アレキ、ジェラルド・ウェイが白熱ライブバトル

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VAMPSが企画するライブイベント「VAMPARK FEST」が2月18日と19日の2日間にわたって東京・日本武道館にて開催され、国内外のアーティストによる熱いライブバトルが繰り広げられた。

「SEX BLOOD ROCK N’ ROLL」で実現したVAMPSとNothing Moreのコラボセッションの様子。(撮影:今元秀明、岡田貴之)

「SEX BLOOD ROCK N’ ROLL」で実現したVAMPSとNothing Moreのコラボセッションの様子。(撮影:今元秀明、岡田貴之)

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VAMPSがリスペクトするバンドや、競演してみたいアーティストたちが参加した「VAMPARK FEST」。初日には[Alexandros]、ジェラルド・ウェイ、Nothing Moreが、2日目にはBuckcherry、sads、Sixx:A.M.が参加し、各日ともに3時間半以上にわたって熱演を披露した。この記事では初日公演の模様をレポートする。

Nothing More(撮影:今元秀明、岡田貴之)

Nothing More(撮影:今元秀明、岡田貴之)[拡大]

■Nothing More

定刻通りに場内が暗転し、トップバッターとして登場したのはアメリカ・テキサス州出身のNothing More。ジョニー・ホーキンス(Vo)はステージの中央でスネアとフロアタムを乱れ打つオープニングで観客の視線を釘付けにし、さらに伸びやかなハイトーンボイスを武道館中に響かせる。ヘビーかつ王道のメタルチューンで会場を揺らす一方で、中盤のベースソロのコーナーでは1台のベースを含むフロントの3人が同時にプレイしたり、「Salem」ではメンバー全員がドラムを叩き“クアトロドラム”セッションを展開するなどアクロバティックなパフォーマンスでオーディエンスに強烈なインパクトを残した。なおジョニーは「We're so happy to be here. Thanks VAMPS! This is so amazing!」と目の前の光景に簡単した様子で、VAMPSへの感謝の思いを丁寧に述べ拍手を浴びていた。

[Alexandros](撮影:今元秀明、岡田貴之)

[Alexandros](撮影:今元秀明、岡田貴之)[拡大]

■[Alexandros]

2番手はVAMPSのHYDE(Vo, G)に「放っておくとやばいから、今のうちに出る杭は打たねばなるまい」と言わしめた[Alexandros]。川上洋平(Vo, G)は「最高の夜にしようぜ!」と叫ぶと1曲目の「Stimulator」から気迫のこもったプレイで観客の体を揺らしていく。庄村聡泰(Dr)の刻む太いリズムと、白井眞輝(G)の鋭いカッティングが炸裂した「Waitress, Waitress!」、メタリックなフレーズを弾き倒す間奏が激しさを煽った「Kick&Spin」と続き会場の熱気は高まっていく。川上は「素敵なイベントにお呼びいただいてVAMPSの皆さんに感謝してます」と述べると、昨年競演した際にHYDEがステージ袖で[Alexandros]のライブを観ていたことや、楽屋に挨拶しに行ったもののライブについてノーコメントだったことを明かす。「でも呼んでもらったということはちょっとは気に入っていただいていると勘違いしてます!」と笑みを浮かべると、VAMPSに捧げる1曲として新曲「Dracula La」をプレイ。さらに「ワタリドリ」を畳み掛け、さわやかな余韻を残して去っていった。

ジェラルド・ウェイ(撮影:今元秀明、岡田貴之)

ジェラルド・ウェイ(撮影:今元秀明、岡田貴之)[拡大]

■ジェラルド・ウェイ

3番手のジェラルド・ウェイは来日公演にあわせて「VAMPARK FEST」に登場。「THE BUREAU」からソリッドなバンドサウンドに乗せて鋭利なボーカル響かせ、オーディエンスの興奮を煽っていく。その後も壮大なイメージを描き出す「ACTION CAT」、グルーヴィなサウンドで観客を踊らせた「ZERO ZERO」などを披露した。かつてMy Chemical Romanceの来日公演で武道館に立ったことがある彼は「It's so nice to be here!」と懐かしそうに語り、ホストであるVAMPSへの感謝の思いを口にした。ラストナンバーの「SHAKED RIVER」では観客にシンガロングを求め、トリのVAMPSに向けて一体感を作り出した。

HYDE(撮影:今元秀明、岡田貴之)

HYDE(撮影:今元秀明、岡田貴之)[拡大]

K.A.Z(撮影:今元秀明、岡田貴之)

K.A.Z(撮影:今元秀明、岡田貴之)[拡大]

■VAMPS

主役のVAMPSはVAMPSコールが沸く中で堂々とステージへ。HYDEは旗を付けたマイクスタンドを高く掲げ、吠えるような声で「REVOLUTION II」を絶唱。一瞬で武道館内の熱気を上昇させ、「Scream!」とオーディエンスのシャウトを煽る。

この日は緩急を付けたセットリストで、幅広い音楽性をアピールしたVAMPS。「楽しもうか、武道館?」というHYDEのひと言から始まった「TROUBLE」で観客を踊らせたかと思えば、赤く明滅するライトの下で披露された「EVIL」は重厚なアンサンブルを披露する。また「VAMPIRE'S LOVE」では切なく抒情的な世界を描き出し、オーディエンスを酔わせた。さらに新たなライブアンセムと化している「BLOODSUCKERS」では激しいコール&レスポンスを繰り広げ、会場に一体感を作り出した。

「DEVIL SIDE」が終わったあと一旦ステージを捌けた5人だったが、VAMPSコールに誘われ再び登場。HYDEは「ありがとうホントにやってよかった。何がよかったってドタキャンされなくてよかった」と笑いを誘い、「最初のフェスに来てくれたみんなに感謝します。またこういうイベントができるといいなと思います」と優しく微笑む。そしてトップバッターとして会場を盛り上げたNothing Moreのメンバーを呼び込み、「Are you fuckin' ready?」とシャウト。ライブには欠かせない「SEX BLOOD ROCK N’ ROLL」でコラボセッションを展開し、武道館内のボルテージを最高潮まで引き上げて「VAMPARK FEST」初日に幕を下ろした。

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