X JAPAN、新宿騒然の新曲PV撮影ライブ決行

2014年8月17日 20:11 2128 90 音楽ナタリー編集部

2128

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

554 249
1098 シェア

X JAPANが本日8月17日に東京・新宿ステーションスクエアに登場し、新曲「HERO by yoshiki classical」のPV撮影を実施した。

X JAPANとは？

1982年にYOSHIKI（Dr, Piano）とToshl（Vo）を中心に結成される。インディーズで絶大な人気を誇り、1989年にアルバム「BLUE BLOOD」でメジャーシーンに進出する。派手なメイクと衣装に代表される独特のスタイルが大きく注目される一方で、ハイクオリティなヘヴィメタルサウンドと確かな演奏力が高評価を獲得。攻撃的なメタルナンバーとドラマチックなバラードの双方に定評があり、ヴィジュアル系バンドの先駆者的存在としても認知されている。人気絶頂の1997年、ToshIの脱退宣言を機に解散。再結成が熱望されるも翌1998年にHIDEが急逝し復活は絶望視される。しかし2007年10月に突然活動再開を宣言し、復活第1弾となった新曲「I.V.」はハリウッド映画「SAW4」のメインテーマソングに採用された。2008年3月には復活の東京ドームライブを3日間にわたり開催。2009年5月にはSUGIZO（G）が新メンバーとして正式加入した。2010年8月には米の大型ロックフェス「ロラパルーザ」に出演し初の全米ツアーを行ったほか、日産スタジアムでの2DAYSライブも開催。2011年にはヨーロッパ、日本、南米、アジアを回るワールドツアーを、2014年10月にはアメリカ・ニューヨークのMadison Square Gardenでのワンマンライブを成功に収めた。2015年には宮城・石巻 BLUE RESISTANCEで東日本大震災の復興支援チャリティライブを行い、2800万円を超える寄付金を集めた。2017年3月にイギリス・The SSE Arena, Wembley公演を開催し、それと同時にドキュメンタリー映画「We Are X」を公開。5月にYOSHIKIが人工椎間板置換手術を受けたため、7月の日本国内ツアーを急遽アコースティック編成で行った。2018年9月に千葉・幕張メッセ国際展示場1～3ホールでワンマンライブ「X JAPAN Live 日本公演 2018～紅に染まった夜～ Makuhari Messe 3Days」を開催。3日目公演では台風の影響により“無観客ライブ”を敢行し、世界に向けてその模様を生中継した。

東京・新宿ステーションスクエアで行われたX JAPANのPV撮影の様子。

大きなサイズで見る（全7件）

X JAPANが日本国内でPV撮影を行うのは、2007年に東京・アクアシティお台場の屋上で撮影された「I.V」のPV以来初のこと。撮影開始直前、ステージ後方にX JAPANの幕が上がり、広場の向かいにあるスタジオアルタの街頭ビジョンにもバンドロゴが掲示されると、会場一帯には噂を聞きつけたファンや、大勢の見物人からの歓声が沸き起こった。

メンバーは会場一帯からの悲鳴のような歓声を受けてステージに登場。上空に空撮用のヘリコプターが飛ぶ中、早速新曲を演奏した。この曲はもともとYOSHIKI（Dr, Piano）が映画「聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY」の主題歌として書き下ろしたものだが、今回はX JAPANバージョンとして初披露された。

YOSHIKIは曲中のブレイクでドラム椅子の上に立ち、Xポーズを決めるなどライブさながらのアグレッシブなパフォーマンスを見せた。新曲は数回演奏され、途中YOSHIKIは「皆さん、X JAPANです。今、公開ビデオ撮影をしています」と挨拶。ラストの撮影前にはToshl（Vo）が気合い入れとばかりに「そろそろお前らの出番だぜ！」とファンに向かって叫ぶ。さらにYOSHIKIはファンたちとともに「We are X!」のコール＆レスポンスに興じ、会場一帯のさらなる興奮を誘った。

PV撮影の合間、メンバーは自身のスマートフォンで記念撮影を行うなどして、リラックスした表情を浮かべていた。YOSHIKIは最後に「みんな、ありがとね」と話し、Toshlが「また会おうぜ！お前ら、ニューヨークで待ってるぜ！」と10月11日にアメリカのMadison Square Gardenで行われる単独ライブへの期待を煽ってステージを去った。

なおX JAPANはニューヨークでのライブの前哨戦として、9月30日と10月1日に神奈川・横浜アリーナでファン待望の日本公演を実施する。