5月11日に東京・スパイラルホールにて、
イベントの前半にはベーシストを対象にしたコンテストが行われ、約300通の応募の中から一次審査を勝ち抜いた12歳から40歳までのベーシスト計8名がライブ審査に挑戦。コンテスト当日が「母の日」であることにちなんで、自由曲のテーマとして「母」が設定された。2時間以上におよぶライブ審査の末、グランプリには12歳の若手ベーシスト山本修也が選ばれ、亀田がプロデュースを手がけるDo As Infinityの新曲レコーディングに参加する権利が与えられた。なお「ベースマガジン賞」は22歳の清見くにひさ、「ふれあい賞」は40歳の榎本亮二が受賞した。
コンテスト終了後に行われた「亀子の部屋」では亀田とハマが、雑誌「ベースマガジン」の近藤隆久編集長の司会のもと、WEBやイベント参加者から募った質問や悩みに次々答えていく。「手が小さくて弦楽器が弾けない」という悩みにハマは「僕も手が小さいんですけど、スケールが短くて、ネックが細いものもある。あと、持論だけど右手は小さいほうが弾くときにリーチ的な問題で弾きやすいと思う」と自身の体験を引き合いに出しながら答え、亀田も「手が小さいほうがシンプルなプレイになっていいかもよ」とアドバイス。「楽器店で『こいつ、できるな』と思わせられるツヤツヤのフレーズを教えてください」という相談には、ハマが「アンプを持ち込んだり、バンドメンバーと一緒に行くと楽器屋の店員をビビらせられるかもよ。あとはアンプを通してではなくて、生音でどう響くかが大事だから」と回答した。また「3日坊主で楽器をやめないコツは?」という相談に亀田が「好きな曲をやればいいんじゃない? 曲嫌いだと苦痛だから」と述べると、ハマは「好きなのに弾けないときもあるんですよ……」と返す一幕もあった。
そのほかにも「ドラムと息が合わない」「後乗り、前乗りの出し方は?」「手汗対策を教えてください」といったテクニカルな質問から、「大学生になったのですがどのサークルに入るか迷ってます。お2人なら軽音、バスケ、ダンス、野球部のマネージャーどれにしますか?」「母にありがとうを伝えたいのですが、ベースでどう伝えたらいいですか?」といったユニークな質問が飛び出し、2人は時折ベースを手にしながら真摯に答えていった。「ベースのモテ技教えてください」という質問には、2人はそろって「ベースを弾いててモテた実績はないよ」と一蹴。それでもベースを愛してやまない気持ちを熱く語っていた。
1時間ほどトークが行われたあとは、ドラムに河村智康を迎え、亀田とハマがセッションを披露。亀田の「いきますか」という掛け声からThe Beatles「Come Together」、The Meters「Cissy Strut」、Cream「Crossroads」の3曲がカバーされた。亀田とハマはそれぞれの愛機を手に、メロディを交互に奏でたり、スラップ奏法でテクニックを披露したり、ツインベースでしか鳴らせないアンサンブルを披露。総立ちになった観客を個性的なプレイで惹き付けた。
セッション終了後は、コンテストのファイナリストも再登場しイベントはフィナーレへ。「第二回亀田杯 ベース選手権大会」のグランプリに選ばれた山本修也にはトロフィーが授与され、亀田やハマが彼に先輩ベーシストとしてエールを送る。そして亀田は「第3回を近々やりたい。できれば1年に1回やりたいな」と次回の「亀田杯」開催への意欲を明かしてイベントを締めくくった。
リンク
- 第二回亀田杯 ベース選手権大会
- 亀の恩返し
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亀田誠治 Seiji Kameda @seiji_kameda
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