現在、ニューアルバム「スゴい！君！」の発売を記念した全国ツアーを敢行中のバックドロップシンデレラ。ツアー中唯一の単独公演となる今回の公演のオープニングでは、豊島“ペリー来航”渉（G）がレコ発ワンマンにちなんだ「およげ！たいやきくん」の替え歌を歌ってライブの開会を宣言した。そして彼らは「ペットショップボーイ」から演奏をスタートさせ、「ツェッペリンを聴きながら」では「ターザン」のような雄叫びを上げるでんでけあゆみ（Vo）のハイテンションなパフォーマンスにあわせて、観客は大きなヘッドバンギングを繰り返した。
その後でんでけが「最高の現実を！ 一緒に観ませんか！」と絶叫し、メンバーは「歌わなきゃジャクソン」「マサチューセッツ娘と高校球児」などプログレッシブロックやスカパンクなどの要素を含んだ攻撃的なナンバーを畳み掛ける。さらにメランコリックなサウンドが印象的な「アメフラシとロンドンパーティー」やダンサブルなナンバー「6人のおっさん」といった多彩な楽曲で観客を踊らせた。そして「CD屋からサイコビリーが無くなる日」ででんでけが「回ろうぜ！」と観客に呼びかけると、フロアではサークルモッシュが発生。でんでけはその中にダイブし、渦巻くモッシュに加わりつつ大合唱に興じた。
ライブ後半には
ニューアルバムのリード曲「市長復活～さいたま市ヨリ与野市ヲ解放セヨ～」では同曲のビデオクリップに出演するゆるキャラ“よのっしー”が登場。メンバーがお経のようなトーンの高速コーラスを畳み掛ける中、よのっしーはコミカルなダンスでにぎやかなステージを演出した。ライブの終盤には「池袋のマニア化を防がNIGHT」と「池袋でウンザウンザを踊る」が立て続けに披露され、本編が締めくくられた。
アンコールで4人は「アイツがやってくる」「ピッチョン」を披露してステージをあとにしたが、会場の熱気は収まらずダブルアンコールへ。「俺がやってくる」で鬼ヶ島一徳（Dr）の横に立ったでんでけはクラッシュシンバルをスタンドごと持ち上げ、シンバルを叩きながらフロアに向かう。そのまま観客に囲まれる中で熱唱を続け、さらなる興奮を生み出した。そして鳴り止まない歓声に応えて三度ステージに登場したメンバーは、観客の多くをステージに招き入れ、一緒に「犬のおまわりさん」を大合唱。壮観なラストで全28曲にわたるボリュームたっぷりのライブは大団円を迎えた。
また今回のライブ中にはツアーファイナルにあたる2014年2月2日の東京・WWW公演の対バン相手が、
バックドロップシンデレラ ワンマンライブ「ワンマンでウンザウンザを踊る」
2013年10月25日（金）東京都 Shibuya O-WEST セットリスト
01. ペットショップボーイ
02. カンフーライフ
03. ツェッペリンを聴きながら
04. 歌わなきゃジャクソン
05. マサチューセッツ娘と高校球児
06. 脳みそクルクルナイト
07. アメフラシとロンドンパーティー
08. 踊るアングラ計画
09. うちのギターは天然パーマ
10. 我 beautiful life
11. 6人のおっさん
12. CD屋からサイコビリーが無くなる日
13. うるわしのお嬢さん
14. 魔界にはがっかりだ
15. 少年はウンザウンザを踊る
16. ダメ男とジュリエット
17. 夕暮れにウンザウンザを踊る
18. BABY 魔物と砂漠の奥へ
19. 将軍はウンザウンザを踊る
20. 市長復活～さいたま市ヨリ与野市ヲ解放セヨ～
21. 死霊復活
22. 1週間
23. 池袋のマニア化を防がNIGHT
24. 池袋でウンザウンザを踊る
＜アンコール＞
25. アイツがやってくる
26. ピッチョン
＜ダブルアンコール＞
27. 俺がやってくる
＜トリプルアンコール＞
28. 犬のおまわりさん
この記事の画像（全20件）
リンク
- バックドロップシンデレラ.com
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
ダイタ・ジ・エンド @daita
ナタリー - バックドロップシンデレラ、ワンマンで“よのっしー”も熱狂 http://t.co/IW830deslW
28曲って、あのテンションで演ったら死人が出るレベル(；´∀｀)