「VOICARION 10周年記念公演」製作発表会見が本日1月21日に東京都内で行われ、原作・脚本・演出の
「VOICARION」は2016年に初演された、藤沢文翁が原作・脚本・演出を手がける音楽朗読劇シリーズ。10周年記念公演には過去上演作から7演目が並び、2月に東京で「信長の犬」「孔明最後の一夜」、3月に福岡で「スプーンの盾」、4月に東京で「女王がいた客室」「龍馬のくつ」「GHOST CLUB」、5月に愛知で「拾弐人目の服部半蔵」、大阪で「スプーンの盾」が上演される。製作発表会見の冒頭では、新情報として「女王がいた客室」「龍馬のくつ」のキャストが発表された。「女王がいた客室」には竹下がマダム役で全公演に出演し、「龍馬のくつ」には
本シリーズ初となる製作発表会見が始まると、藤沢は「こうして大勢の方に集まっていただき本当に光栄です。1人ではここまで来られなかった」と10年間の歩みに深く感謝。シリーズの一番の魅力を問われると「僕の朗読劇ではキャストは動かずしゃべるだけ。ゆえに通常の舞台では配置できない場所に照明や特殊効果を配置できる。役者の話術と、それらの視覚効果が合わさったとき、目の前にある舞台だけでなく、頭の中に“もう1つの舞台”が誕生する。これが一番の魅力です」と語った。
竹下は「『VOICARION』の作品には夢があり、いろいろな世界に飛んでいける。上等な衣裳を身にまとい、テクニカルを含め一流の演出。目で見て楽しめるだけでなく、生の音楽が奏でられる贅沢なステージです。お客様の熱量も非常に高く、お客様と一緒に作るという点でも“最上級”だと感じています」と微笑む。
続いてマイクを握った井上は「あっという間の10年。最近は『VOICARION』に出ていないと一流の声優と言えないという風潮もある(笑)。この10年で朗読劇は増えましたが、トップを走り続けていると思うので、汚すことのないよう自分の技術も磨いていきたい」と背筋を伸ばした。
初演から参加している山寺は、「最初に声をかけられたときは、正直『声優が朗読劇をやるなんて当たり前だし、お客さんも眠くなるんじゃないか』と思いました。でも台本を読んで素晴らしさに驚いて、そこからこの10年が始まった」と回想。「必ず心に残るセリフがあり、テーマは普遍的。藤沢文翁は現代のシェイクスピアだと思う。飲み仲間でもあるので、なぜこんな男がこんな本を書けるのかと不思議にも思いますが(笑)、誰よりも先に出会えたことを自慢して生きていこうと思います」と賛辞を送った。
日髙は「参加したのは2023年からなので、この中では新参者です。それまでは、いつ声がかかるんだろうとずっと待っていました」と笑顔を見せる。また「スプーンの盾」のカレーヌ役を例に挙げ、「同じ役でも、勝平くんや沢城さん、牧島くんなど演じる人によって全く違う。牧島くんのカレーヌは緊張が伝わってくるけれど(笑)、一度幕が上がると真っすぐで力強く、『このカレーヌについていかなきゃ』という気持ちになる。その場で命が吹き込まれる瞬間を味わっていただける場だと思います」とシリーズの醍醐味を語った。
「どうも、梶裕貴です」と、登壇するなり冗談で会場を和ませた平田は、「キャストが変わるたびに役の印象も変わるシリーズ。昨年、参加から9年目にして初めての解釈を発見することもあり、個人としてはまだまだ道なかばだなと感じています。また新たな発見ができれば」と、長く関わってきたからこその思いを明かした。
続く高木も「本日は僕のために集まってくださりありがとうございます」と笑いを取りつつ、「とにかくホンが良いので演じていて自然と乗ってくる。1人ひとりに焦点を当てるバランスや構成が本当に素敵で、同じキャラクターでも衣裳が違うのも贅沢だと思います」と楽しさを語った。
「自分ではつい最近参加した気分だったが、文翁さんに『あなた最初から出てるよ』と言われた」と笑うのは山口。「文翁さんは自分で書いているので、頭の中にはベストキャスティングがあるはずなのに、どんなキャスティングでも作品世界をしっかり作り上げていく演出力がすごい。10周年で、さらにパワーアップしたものを届けたい」と意気込んだ。
普段、少年の声を担当することが多い緒方は、「最初は“ひな祭り回”と呼ばれる、女性だけで男性役を演じる回に参加していましたが、そのうち男性キャストの中に男性役で入るようになって、今に至ります(笑)」と振り返る。「個人的に朗読劇はピンキリの差が激しいと思っているのですが、素敵な朗読劇は、お客様が頭の中で物語を完成させることに参加できる。『VOICARION』は、その想像力を最大限に羽ばたかせてくれる、唯一無二のステージだと思います」と分析した。
置鮎は「初参加はコロナ禍真っ只中の帝劇公演で、とても印象深い。そのあとはしばらく音沙汰がなかったので、何かやらかしたかなと思っていましたが(笑)、昨年、また声をかけていただけて本当にうれしかった」と率直な心境を明かし、「共演者の方々の、通常のお仕事の場とは違う表情を見ることができるのが新鮮です」と特別感を語った。
本シリーズを「一歩も動かずに世界観を作り上げるストロングスタイル」と表現したのは浪川。「信長が死ぬシーンで高価な素材を燃やしたり、楽器としてストラディヴァリウスを使ったり、とにかく“大盛り”なのが魅力」と、シリーズの贅沢さを率直な言葉で説明し共演者たちの笑いを生んだ。
沢城は「大学でシェイクスピアを専攻していましたが、一度もシェイクスピアを演じずに死んでいいのか、ずっと葛藤していました。でも気づけば10年間、“現代のシェイクスピア”と一緒にやっていた。これで悔いなく墓に入れます(笑)」と笑いを誘った。
島﨑は「最近、同じ業界の後輩が『VOICARION』を観て『声って、こんな表現ができるんだ』と言ってくれたことがあり、老若男女問わず人の心を動かす公演なんだと実感しました。後輩が観たのが大塚明夫さんの出演回だったので、さすがだなと思う反面、少し悔しくて(笑)。明夫さんに負けないようにがんばりたい」と、大先輩への敬意と意欲をにじませた。
最後にマイクを託された牧島は、「錚々たるメンバーに囲まれ、先ほどから緊張で指の感覚がない。ここから帰りたいけど、帰りたくない(笑)」と率直な胸の内を明かしつつ、「『VOICARION』に関わるすべての人が、ここまで作品を信じ、深く愛しながら同じ方向を向いていることが本当にすごいと思う。だからこそ、その思いがお客さんにも伝わり、このシリーズが愛され続けているのだと感じます」と実感をにじませながら語った。
チケットの一般販売は、「信長の犬」「孔明最後の一夜」東京公演が1月24日、「スプーンの盾」福岡公演が2月21日にスタート。
VOICARION 10周年記念公演「信長の犬」「孔明最後の一夜」
開催日程・会場
2026年2月14日(土)〜20日(金)
東京都 東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)
スタッフ
原作・脚本・演出:
出演
「信長の犬」
「孔明最後の一夜」
VOICARION 10周年記念公演「スプーンの盾」
開催日程・会場
2026年3月28日(土)・29日(日)
福岡県 博多座
スタッフ
原作・脚本・演出:藤沢文翁
出演
井上喜久子 / 大塚明夫 / 緒方惠美 / 小野大輔 /
VOICARION 10周年記念公演「女王がいた客室」「龍馬のくつ」「GHOST CLUB」
開催日程・会場
2026年4月
東京都 シアタークリエ
スタッフ
原作・脚本・演出:藤沢文翁
出演
「女王がいた客室」
「龍馬のくつ」
VOICARION 10周年記念公演「拾弐人目の服部半蔵」
開催日程・会場
2026年5月
愛知県 COMTEC PORTBASE
スタッフ
原作・脚本・演出:藤沢文翁
VOICARION 10周年記念公演「スプーンの盾」
開催日程・会場
2026年5月
大阪府 サンケイホールブリーゼ
スタッフ
原作・脚本・演出:藤沢文翁
藤沢文翁のほかの記事
関連する人物・グループ・作品
みゅらりんご @ironwall_muller
ムスカおるやん https://t.co/CcMwIXLSvS