どうぞ肩の力を抜いてごゆるりと…ぺぺぺの会の“新NISA批評演劇”「悲円 -pi-yen-」開幕

ぺぺぺの会「新NISA批評演劇『悲円 -pi-yen-』」が、昨日3月26日に東京・ギャラリー南製作所で開幕した。

本作は、宮澤大和が自身の投資体験をもとに作・演出を手がける新作長編。作中では新NISAと、アントン・チェーホフの戯曲「ワーニャ伯父さん」を題材に、“労働の報われない努力と人生の無意味感”が描かれる。

父親から継いだ畑でブドウを栽培している主人公。「一発逆転してェ……」と願う主人公の前に、FIREを達成したと自称するインフルエンサーの2人組が現れ……。

開幕に際し、宮澤は「前提知識は不要ですから、どうぞ肩の力を抜いてごゆるりとご観劇ください。なんにせよこの劇には『ぴえん』なんていうふざけたタイトルが付いているのですから」と呼びかけた。

出演者には石塚晴日、熊野乃妃、佐藤鈴奈、宮崎明音、侑沙、村田活彦、岸本昌也が名を連ねた。公演は3月31日まで行われ、来年1・2月には京都でも上演される。なおチケット価格は、日経平均株価に準じた価格変動制。詳細は公式サイトで確認しよう。

宮澤大和コメント

この作品では「新NISA」と「チェーホフの名作『ワーニャ伯父さん』」を主に扱いますが、どちらについても前提知識は不要ですから、どうぞ肩の力を抜いてごゆるりとご観劇ください。なんにせよこの劇には「ぴえん」なんていうふざけたタイトルが付いているのですから。

良きメンバーとの創作期間を経て、今日という日をむかえ、皆さまの前でこの劇を上演できますことを至福に感じております。創作プロセスのなかでの浮き沈みを繰り返しながら、楽観的すぎる私をただしてくれたり、悲観的になるときにも傍らに居てくださったすべての方に感謝を。

ぺぺぺの会「新NISA批評演劇『悲円 -pi-yen-』」

2025年3月26日（水）〜31日（月）
東京都 ギャラリー南製作所

スタッフ

作・演出：宮澤大和

出演

石塚晴日 / 熊野乃妃 / 佐藤鈴奈 / 宮崎明音 / 侑沙 / 村田活彦 / 岸本昌也