これは
上演に向けて作・演出を手がける嘉数道彦は「沖縄芝居は、沖縄独自の風習文化を基盤としながら、庶民の娯楽、大衆芸能として育まれた演劇です」「原作をもとにしながらも、私なりに感じた視点をベースに、沖縄芝居として描くよう心掛けた本作品。原作から少し離れいく展開の先にも、ドイツの劇作家ブレヒトと我がウチナーンチュの心の接点を何かしら見出せるのではないかと、都合よく期待し筆を進めておりますが、どうなることやら……。また今回の取り組みが、現代の観客層(うちなーぐちを知らない世代、沖縄芝居を観たことのない客層)にも、沖縄芝居ならではの魅力を少しでも感じて頂けるきっかけとなれば幸いです。そのための工夫も凝らしながら、情熱あふれる心強い出演者の皆さんと共に挑めることに感謝しつつ、心を込めて務めたいと思います」とコメントした。
嘉数道彦コメント
沖縄芝居は、沖縄独自の風習文化を基盤としながら、庶民の娯楽、大衆芸能として育まれた演劇です。そのなかには、歌舞伎や新派、シェークスピアなどをはじめ他ジャンルの戯曲や表現方法からも刺激を受け誕生した作品も数多くあります。先人たちに倣い今回私も、「ゼチュアンの善人」をもとに、新しい作品創りに挑戦する機会を頂きましたが、あらためて自らの力の無さを感じるばかりです。
原作をもとにしながらも、私なりに感じた視点をベースに、沖縄芝居として描くよう心掛けた本作品。原作から少し離れいく展開の先にも、ドイツの劇作家ブレヒトと我がウチナーンチュの心の接点を何かしら見出せるのではないかと、都合よく期待し筆を進めておりますが、どうなることやら……。
また今回の取り組みが、現代の観客層(うちなーぐちを知らない世代、沖縄芝居を観たことのない客層)にも、沖縄芝居ならではの魅力を少しでも感じて頂けるきっかけとなれば幸いです。そのための工夫も凝らしながら、情熱あふれる心強い出演者の皆さんと共に挑めることに感謝しつつ、心を込めて務めたいと思います。
ブレヒト×沖縄芝居新作プロジェクト2023-2025 朗読劇「花染小の美ら姉(はなずみぐゎーぬちゅらんみー)」
2025年3月9日(日)
沖縄県 那覇文化芸術劇場なはーと 小劇場
スタッフ
原作:
作・演出:嘉数道彦
振付:阿嘉修
出演
カミー小 / カナムイ:知念亜希
ユタアンマー:玉城匠
神一・波の上の坊主:東江裕吉
神二・唐人:金城真次
神三・主ぬ前:宇座仁一
松金:宮城茂雄
松金の母:花岡尚子
マカテー:伊良波さゆき
ウトゥー:伊禮門綾
糸満の青年:髙宮城実人
※U-24チケット、18歳以下、障がい者・介助者割引あり。
ステージナタリー @stage_natalie
ブレヒト「ゼチュアンの善人」を沖縄芝居の朗読劇に、「花染小の美ら姉」(コメントあり)
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