「Change the World」は、「HERO」「アンフェア」などで知られる
主人公のベテラン刑事・世田志乃夫を演じる松岡は、(松岡がボーカルを務める)SOPHIAが結成30周年を迎える2024年は音楽活動に専念する、と昨年宣言していたことを記者から指摘され、「すべて秦先生の作品が悪いです(笑)。この作品に出会い、『やってみたい!』と俳優魂がうずいた」「僕の20年の俳優人生の中で、これほど一瞬一瞬燃え尽きる作品はなかった」と本作にかける思いを語る。また松岡は、本作に込められた秦のメッセージを汲み、冒頭シーンの演出を提案したことを明かし、「お客様が心のどこかで、自分たちが生きていることの喜びをリスペクトできるような作品になっていたらうれしい」と言葉に力を込めた。
松岡の言葉に、「原作者冥利に尽きる」と感謝を述べた秦は「(松岡に)オファーした時期はちょうど『Change the World』の続編を書いていたので、頭の中で松岡さんの世田が駆け巡っていました」としつつ、「(本日ゲネプロを観て)『こういう作品になるんだ』と新鮮な気持ちで楽しめた」と感想を口にした。
世田とコンビを組む“奇抜過ぎる”女性刑事・天羽史を演じる剛力は、「史ちゃんはキャラクターをつかむのが難しい役どころで、最後の最後まで悩みました」と語り、鮮やかなピンクに染めた自身の髪について「最初はウィッグを被る予定でしたが、史という女の子を生きていく中で、やっぱり染めたいなと。本物の史に近付いた気がして、(染めたことは)やっぱり正解」と笑顔を見せた。
辰巳は、世田のかつての相棒で、テロ事件の被害者の1人である泉大輝巡査を演じる。辰巳は役作りについて「泉が抱える問題をリアルに感じるために、テロに関する資料や被害者の体験談などで勉強させていただき、今は怖さが心に染み込んでいる」と表現。また辰巳は、今作が初共演となる松岡とのエピソードを問われ「充アニキの(愛車)コルベットの助手席にも乗せてもらい、レインボーブリッジを2人で眺めました」と得意げに話すも、松岡と剛力を見て「この2人の相棒感がどんどん強まっていくので、元相棒(役の自分)としてはものすごく嫉妬心が芽生えている」と対抗心を燃やした。
大林は「私は1人だけ大きくて目立つので、みんなと同じ行動を取る役は任せてもらえないことが多かった。今回は初めてほかの人と同じように行動する役なので、私もいろいろなことができるんだぞとアピールできたら」と意気込み、金子は「27名のキャストで200役以上やっているので、裏では衣裳や出はけでパニックになっている」と本作の見どころを交えて裏事情を語った。
本舞台のテーマソングはSOPHIAの「あなたが毎日直面している 世界の憂鬱」。松岡は「ストーリーを読んでから曲を書いたのではないかと自分でも錯覚するほど、本作にピッタリ」「(
上演時間は途中休憩を含む約2時間30分。公演は6月16日まで行われる。
Change the World
2024年6月8日(土)~2024年6月16日(日) ※公演終了
東京都 サンシャイン劇場
スタッフ
原作・脚本:
演出:
出演
関連記事
松岡充のほかの記事
リンク
大林素子 @motoko_pink
初日です!!
#舞台CTW https://t.co/UdjwS0smuI