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これは、昨年映画化された「
アメリカ西部アイダホ州。ウィルは故郷を離れ、州都の街ボイシーにやって来た。大手スーパーマーケットチェーン店ホビー・ロビーに就職したウィルだが、そこにはさまざまな従業員たちがいた。ある日、ウィルが抱えていた過去の出来事が明るみになり、従業員たちの歯車が徐々にずれ始めていき……。
主人公のウィル役に
下平は「サミュエル・D・ハンターの戯曲の魅力は『小さな町の大きな渦』だと思っています」「何気ない平易な会話から生み出される大きな渦を、 劇場で体感していただければと思います」と呼びかけた。チケットの一般販売は4月10日10:00にスタート。
下平慶祐コメント
サミュエル・D・ハンターの戯曲の魅力は「小さな町の大きな渦」だと思っています。 本作ではアイダホ州のスーパーマーケットを舞台に、新たに雇用された主人公のウィルが抱えている、 ある過去の出来事が発端となり、従業員たちの間で巻き起こるドラマを描いています。
私は昨年NYでのリバイバル上演を実際に現地で観劇したのですが、日本から遠く離れたアイダホ州を舞台にしたこの物語に、とても親近感を覚えました。 国は違えど、どんな場所でもそこには誰かの生活があり、作中で描かれている普遍的な人間ドラマは、 私たちにとっても身近な物語だと感じました。
それが日本で上演したいと強く思った理由です。
今回のプロジェクトでは20人の俳優に集まっていただき、戯曲の力、そして俳優の力を最大限に活かすことを大切にしています。 演劇という渦を生み出すためには、俳優に全幅の信頼をおき、また、翻訳台本も俳優が信頼できるものを用意しなければなりません。
本作の見どころはまさにそこにあり、何気ない平易な会話から生み出される大きな渦を、 劇場で体感していただければと思います。
Stage Reading「A Bright New Boise」
2024年5月10日(金)~2024年5月19日(日) ※公演終了
神奈川県 KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオ
スタッフ
作:サミュエル・D・ハンター
翻訳・演出:下平慶祐
出演
ウィル:
ポーリーン:
アンナ:
リロイ:
アレックス:
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こうのななこ @739nanak
5/10〜19、KAATで上演する「A Bright New Boise」の宣伝美術を担当しています🌛
大好きな劇場KAATの作品に携われること、先日衝撃を受けた映画「ザ・ホエール」の脚本家の作品ということで、思い入れのある仕事です。
豪華キャストのみなさんが裸で脚本にぶつかる「朗読劇」の形がとても楽しみ! https://t.co/dQyjCEeDLF https://t.co/Tbw6tSq2dd