普通を求める有名な彼、特別が欲しかった普通な彼…劇団二進数「死して尚、生きてナオ」

劇団二進数「死して尚、生きてナオ」が、3月1日から3日まで東京・王子小劇場で上演される。

劇団二進数は、2018年に慶應義塾大学の演劇サークル・創像工房 in front of.に所属した同期男子により結成された劇団。2022年の東京学生演劇祭で大賞、昨年の全国学生演劇祭で観客賞を受賞した。学生劇団を卒業して1つの劇団として自立する時期を迎えた今回は、第7回公演として「佐藤佐吉演劇祭2024」参加作品を立ち上げる。

本作では、“有名な彼”の求める普通な生活と、“普通な彼”が得られなかった特別な日常が描かれる。25歳の杉田なおが「別に嫌なことも無いんだけど。良いこともないなあ」と居酒屋で飲んでいると、目の前に、私生活でのプロ意識の低さをうわさされるテレビ俳優・杉田ナオがいて……。脚本・演出を樋口龍成が担当。出演者には、せこはやと、永井大創、早川留加、樋口、松尾樹が名を連ねた。上演時間は約1時間40分。