舞鶴の“よりそう力”を描く、ニットキャップシアター「よりそう人」演出は西村貴治

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ニットキャップシアター 第44回公演「よりそう人」が12月22日から25日まで京都・THEATRE E9 KYOTOにて上演される。

ニットキャップシアター 第44回公演「よりそう人」チラシ表

ニットキャップシアター 第44回公演「よりそう人」チラシ表

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舞鶴の様子。(撮影:高田晴菜)

舞鶴の様子。(撮影:高田晴菜)[拡大]

本作は、ごまのはえが脚本、西村貴治が演出を手がける舞台作品。2018年から2020年にかけて京都府舞鶴市で実施された「まいづる物語プロジェクト」から生まれたもので、2020年に執筆されたがコロナ禍により上演できずにいた。舞鶴に生まれ育った姉妹、みちよとすみ、そして2人の姉妹のいとこであるあきえを巡る物語だ。

ごまのはえ

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上演に向けてごまは「2018年から2019年まで、私たちは舞鶴市内の様々な場所に出かけ、沢山の人に出会い、色んな話を聞きました。そこで感じた舞鶴の人たちの『よりそう力』。明治以降、この町は中央の求めに応じて姿を大きく変えてきました。戦後は引き揚げの港として、日本中の家族の胸に『まいづる』の名が刻まれました。数えきれない喜びと悲しみによりそい見守り続けたのがこの町の人たちです。本作はそんな舞鶴を舞台にした静かで激しいお話です。今となっては懐かしい昭和のよくある話です」とコメント。

西村貴治

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演出の西村は「稽古に備えて台本を読んでいると、自分の記憶の思い出せない部分を辿ろうとしていることがよくあります。嫌な事には目を背けてきたのか、なかなか思い出せません。歳を重ねて、寄り添うことも寄り添ってもらうことも下手になったなと思います。この芝居では、分かったような顔をせず次は無い気持ちで走り抜けようと思っています。観ていただいた方も、ふっと自分の生きてきた道を振り返って良き年末年始を迎えられる、そんな公演ができますように」と語った。

なお公演期間中、劇場ロビーにて本作の元になったエピソードや物語と関わりの深い写真を中心に紹介する「まいづる物語写真展」を開催する。

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ニットキャップシアター 第44回公演「よりそう人」

2023年12月22日(金)~25日(月)
京都府 THEATRE E9 KYOTO

脚本:ごまのはえ
演出:西村貴治
出演:門脇俊輔、高原綾子、澤村喜一郎、仲谷萌、山谷一也、高田晴菜、阪本麻紀、上条拳斗

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読者の反応

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澤村喜一郎 @kiiiiiiichiro

昼の回が残り少なくなってきてます。
お急ぎくださいませ。 https://t.co/OuFQ0J6xIv

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