キュイの短編集開幕に綾門優季「青年団リンク団体の最終公演を飾るのに相応しい内容に」

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青年団リンク キュイの短編集「非常に様々な健康の事情」が、昨日11月1日に神奈川・神奈川県立青少年センター スタジオHIKARIで開幕した。

「永久に記憶する煙」より。(撮影:佐々木啓太)

「永久に記憶する煙」より。(撮影:佐々木啓太)

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「非常に様々な健康の事情」より。(撮影:佐々木啓太)

「非常に様々な健康の事情」より。(撮影:佐々木啓太)[拡大]

「不眠普及」より。(撮影:佐々木啓太)

「不眠普及」より。(撮影:佐々木啓太)[拡大]

本公演は、キュイの綾門優季が作劇を手がける短編戯曲3作を同時上演するもの。新作「非常に様々な健康の事情」では綾門が演出を手がけ、過去作「永久に記憶する煙」「不眠普及」は、それぞれ児玉健吾、三浦雨林が演出する。なお、青年団が支援する劇団内ユニットである青年団リンクは、今年青年団演出部が解散したことにより、そのシステムが終了に。キュイが青年団リンク名義で行う本公演は、今回が最後となる。

綾門は開幕に際し、「無事に初日の幕があがりました。青年団リンク団体の最終公演を飾るのに相応しい内容になりました。新作『非常に様々な健康の事情』(演出 綾門優季)は、せっかくなので、さらっと青年団演出部の話をどこかに忍ばせております。観劇された方は、どの場面なのか、帰り道に考えてみるのも一興かと。『不眠普及』(演出 三浦雨林)は、初演が2014年なのですが、これまで上演された中で最もダイナミックな演出で、はじめてみたときに戯曲を書いた私が愕然としました。特にラストシーンは圧巻です。『永久に記憶する煙』(演出 児玉健吾)は、初演が2020年でコロナ禍真っ最中で距離を取りたく、コロナ禍ではない別のパンデミックで終わる世界を描いた近未来SFです。児玉さんの演出の数々のアイデアが光り、遥か遠いところまで導いてくれます。スタジオHIKARIへのご来場、心より、お待ちしております」とコメントした。

上演時間は1時間50分で、公演は明日11月3日まで。なお千秋楽公演となる3日の終演後は、シンポジウム「なにひとつうまくいかないコロナ禍のメンタルヘルスケア」が行われる。シンポジウムには、綾門、児玉、三浦、そして本公演のドラマトゥルクを担う小野晃太朗に加え、ゲストとして松村翔子中島梓織が登場する。

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青年団リンク キュイ 短編集「非常に様々な健康の事情」

2023年11月1日(水)~3日(金・祝)
神奈川県 神奈川県立青少年センター スタジオHIKARI

「非常に様々な健康の事情」

作・演出:綾門優季
出演:岩井由紀子西村由花、堀紗織

「永久に記憶する煙」

作:綾門優季
演出:児玉健吾
出演:小見朋生、山田遥野

「不眠普及」

作:綾門優季
演出:三浦雨林
出演:杉山賢、西風生子

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けーた @if_sih

撮影させていただきました📸 https://t.co/EGM0q9ZPxk

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